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テーマ:映画館で観た映画(8344)
カテゴリ:映画
『ホテル・ルワンダ』を観ました。
大阪では2館でしか上映されていない映画ですが、前から非常に気になっていました。 今日ようやく観れたんですが。。。 非常に恐ろしい映画でした。 一見平和そうな感じで映画が始まるんですが、町のちょっとした様子にザワザワとした不安を感じ、そしてラジオから公然と流れる 「・・元凶はツチ族にある・・・ツチ族のゴキブリども・・・」 ルワンダ内少数派のツチ族を攻撃する悪意の声。 人間の憎しみや嫌悪や悪意が集まった時の恐ろしさに、観ている最中何度も全身が粟立ってしまいました。 ルワンダは1994年、たった3ヶ月ちょっとの間に、100万もの人達が多数派のフツ族の民兵などによって大量虐殺されたそうです。 私はそのニュースが記憶にありませんでした・・・ 民族間や国同士で争っている所に、国連平和維持軍が向かった、・・・連合軍が向かった、さらに兵を追加する、いつ撤退する・・・といったニュースに、今まで 「ふぅ。。ん」 と、特にそれ以上の強い関心を抱く事もそうなく、終わってしまっていました。 国連や他の連合軍が行けばその国の事態は解決、とでも言うように軽くニュースを聞き流していました。 その国の大変そうな様子を考える事があっても、しばらく経つと別の事に意識が流れます。 今日の映画を観て、もう一つ、恐ろしさに気づきました。 私の、そしてたぶん大多数の、自分に直接関係のない事柄に対しての無関心さです。 悪意の集合は恐怖ですが、無関心の集合も恐怖だと思いました。 非常に重たい映画ですが、是非とも観て欲しい。。。というか少しでも知って欲しいと思う映画です。 当映画の関連サイト: 『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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