いぬわし組　背番号10

非常に寒い中、Kスタで観戦された皆さん、お疲れさまでした～。気温が2度で、途中雪も舞っていましたよね。今朝は体調を崩されませんでしたでしょうか。でも、心だけは今季初勝利がサヨナラとなりホッカホカの事と思います。

先発の田中投手は立ち上がりから良いピッチングを見せていましたね。前回の登板ではストレートのキレが今イチで本人も納得出来ない感じでしたが、昨日は徐々に良い時のストレートに戻っていたと思います。なによりも力んでなかったですよね。普通なら「チームが連敗中、俺が踏ん張らなきゃ！」と三振を奪いに力でねじ伏せにいくところでしたが、勝たなければならない試合で、勝つためにどうすればいいのかをしっかり考えてのクレバーな投球だったと思います。

それが球数を抑えて長いイニング投げられるようにする事でしたね、その考えが大成功でした。3回に失点しますが、佐藤選手の好きなコースに行っちゃいましたね。タイムリー3ベースになるんですが、中継で解説の杉山前ピッチングコーチが「今季のイーグルス外野陣は若干前で守っている。本西コーチの指示だ」とおっしゃっていました。内野と外野の間にポトリと落ちるヒットを減らすためだそうで、確かに今季はそういう打球も無難に処理していますよね。ただ、やはり長打を打たれるリスクは高まる訳で、紅白戦辺りから3塁打を打たれるケースが多いのが気になっていたのですが、守備位置の変更の影響だったんですね。どちらが良いかは一概には言えませんが、レベルの高い守備を本西コーチは求めているので、それに外野の皆さんは応えないといけませんね。

打線は苦手の帆足投手に手こずり、序盤はパーフェクトに抑えられます。4回に珍しく(^_^、3番4番の連打が出ますが、得点には結びつきませんでした。

投手戦が続き3回の失点が重くなってきた8回、中谷選手に替えてなんと嶋選手が代打で登場します。えぇぇ？！と思いましたが、これが的中しヒット！高須選手の2ベースも飛び出してチャンスが広がり、相手投手がスイッチされたところで押し出しを選んで追いつきます。

結局延長戦に入りますが、田中投手は続投。10回完投勝利はプロ入り初だそうですね。球数を抑えた事がチームを救いました。

そして延長10回、嶋選手、そして代打の憲史選手のヒットで一死一三塁のチャンス！憲史選手に代走を送れなかったのでゲッツーを心配しましたが、渡辺選手が渋い内野安打でサヨナラ勝ちとなりました～！

この10回は今季初めて、一点を取りにいって取れた得点ではないでしょうか。嶋選手がヒットで出て代走を出し、憲史選手の代打も成功。渡辺選手の右打ちも功を奏しましたよね。

正直、勝てたのは田中投手のおかげで、田中投手が大人のピッチングをしたから中継ぎ以降の投手を使わなくても済みましたし、ライオンズ打線が寒さの中まだ本調子ではなかった事にも助けられました。不安要素は一つも解決されていませんが、それでも勝つのはうれしいですね。これで仕事でイヤな事があっても乗り切れそうです(^_^。それでは行ってきます～１