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2005年02月01日
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テーマ:ニュース(99449)
カテゴリ:カテゴリ未分類


本日は 昨日の日記の続きになります。どちらから読もうが、どちらかしか読まなかろうが、別の内容なので問題なく意味は通じます。興味のある人は昨日の日記からどうぞ。

以下、『実話時代』3月号からの転載です。



【8年間空席の司令塔】どうなる五代目山口組若頭
3人の若頭補佐が服役と裁判係争中という異常事態が続く中、慎重論と早期待望論が渦巻く


空白状態が続いている山口組若頭人事で、今年こそ動きがあるのではないかと注目が集まっている。周知の通り、平成9年8月の宅見勝若頭射殺事件以来、8年近くにわたって組織のナンバー2である若頭の不在が続いているが、昨年11月28日の緊急直系組長会で突然発表された渡辺芳則五代目の「長期休養」、そして執行部による集団指導体制という、いわば「異常事態」に移行したことに伴い、新若頭を中心とした新執行部体制づくりへの期待にも似た要望が高まっているのだ。

これまでの山口組の歴史を見ると、組長と若頭がともに不在となった時期が2回あった。1度目は田岡一雄三代目の後を追うように山本健一若頭がこの世を去った昭和57年2月、そして2回目は竹中正久4代目と中山勝正若頭が同時に一和会ヒットマンの凶弾に倒れた昭和60年1月。最初のケースでは4ヵ月後には山本広若頭補佐が組長代行に就任し、さらに2週間後には竹中正久若頭補佐が若頭に就任した。2度目のケースではわずか10日後に中西一男組長代行、渡辺芳則若頭の暫定体制が確立した。

いずれのケースでも当代は不在のまま「組長代行」としているが、若頭については「代行」ではなく正式な就任であった。組長は親であり、トップとして最終的な決断を下す立場にある。これに対し長男である若頭は実務の切り盛りを一手に引き受ける組織運営の要役だ。山口組の混迷期にこうした体制がとられたのも、「絶対的権力者」としての組長を立てる前に、若頭を決めて体制を立て直そうという意図が見える。そして2度のケースとも若頭に就任した者が正式な次期組長に就任した。

むろん、これらと今回のケースとは大きく状況が変わっている。渡辺五代目は「長期休養」となっていても、当代であることに変わりはなく、当代不在という事態ではない。だが、組の決め事に一切口を挟まないとなれば、一時的であれ、組織のトップとしての機能が停止してしまうのだ。そして何より、これまでは当代が不在だった事態の中で若頭が決定しているが、今回は若頭が長期にわたって不在という、山口組の歴史始まって以来の異常事態の中で、当代が「長期休養」となったのである。

しかも、この「長期休養」という意味合いが今ひとつはっきりしてこない。期限が切られたものでなく、いつまで「集団指導体制」が続くのか不明だ。警察サイドでは「使用者責任逃れ」との見方をしているが、渡辺五代目が「総裁」などの地位に就き、新たに「六代目」を立てるならいざ知らず、当代はそのままであり、執行部による集団指導体制ですべてを決めるといっても、これまでの当局のやり方からして使用者責任を逃れられるとは思えないというのが大方の見方である。一部で「事実上の引退」と見る向きもあるが、それならなおさら、「六代目」を決める、あるいは「代行」を置いて若頭を決めなければ、3万8千人の大所帯をまとめていくのは困難なことが素人でも分かる話だ。

当面、岸本才三総本部長、石田章六舎弟頭補佐、大石誉夫舎弟頭補佐、西脇和美舎弟頭補佐、野上哲男副本部長、英五郎若頭補佐、司忍若頭補佐、滝澤孝若頭補佐、桑田兼吉若頭補佐、古川雅章若頭補佐、後藤忠政若頭補佐の11人のメンバーで集団指導体制をとることとなるが、「集団指導体制」だからといって全員横並びで使用者責任を問うことは、いくら当局が法を捻じ曲げようとも無理なことであろう。立場上、舎弟頭と若頭を兼務する形となっている岸本総本部長が執行部のまとめ役となるとみられるが、ヤクザ組織においては一般企業に比べて強力なリーダーシップが求められるのが常識であり、いつまでも「集団指導体制」を続けることは、組織の弱体化につながりかねない。当代が健在でありながら組織運営にノータッチとなる状況にあるからこそ、今まで以上に若頭という存在が必要となってくるのだ。

若頭待望論は山口組内部に限ったことではない。他団体、とりわけ山口組の進出が目立っている関東のヤクザ組織において、山口組若頭の有無、そして誰が就任するかという問題は、重大な関心事である。山口組では抗争に際し、ブロック単位での解決が図られる。この間の東京をはじめ関東で起こった事件、抗争でも、当事者ばかりでなく、関東のブロック長を務める滝澤若頭補佐、そして後藤若頭補佐がその解決に奔走した。近年、暴対法や使用者責任など当局の取締りが厳しくなったこともあって、組織を挙げての本抗争は発生しにくくなった。とはいえ、その可能性がゼロになったかと言えば、ヤクザ組織である以上そうは言い切れない。万が一、問題がこじれてこうした状況になった場合、最終的に話をまとめるのは若頭ということになろう。他団体にとって、山口組若頭とのパイプは強力な「安全保障」にもなるのである。

さて、若頭決定に至るプロセスはどのようなものであろうか。宅見事件以来、何度も若頭人事がマスコミをにぎわしてきた。例えば、事件直後には、白羽の矢が立った桑田若頭がこれを固辞したといった情報が流れ、さらに司若頭補佐が若頭に昇格するといった情報が流れた時期もあった。さらに「桑田若頭が決定」という怪文書が流れたこともあった。山口組関係者によると、最高幹部会や定例会の席で、具体的に名前を出して若頭人事が話し合われたことは一度もなく、いずれもタメにする話だと一笑に付すが、現場の組員サイドからの若頭待望論が強かったのは紛れもない事実である。だからこそ、事件翌年の平成10年10月には岸本総本部長が舎弟頭と若頭を兼務することが決定され、さらに平成12年11月の定例会では、「今後、(執行部人事を)決める方向で動く」と通達されたのだ。

平成14年7月には後藤組長が若頭補佐に昇格し、いよいよ若頭人事に着手かとみられたが、それ以上の動きはなかった。15年の新年会には久々にコンパニオンが登場し明るい兆しが見え始め、6月には宅見若頭の7回忌法要が総本部で執り行われ、さらに年末には事件以来初めて事始めが行われたことから、16年中には若頭が決定するものとみられていたのだが、結果は渡辺五代目の「長期休養」と執行部による集団指導体制という、逆のベクトルともいえる方向に進んだのである。

決めなければならないはずの若頭人事が決まらなかったのは、やはり司、滝澤、桑田の三若頭補佐が宅見事件後の新頂上作戦で組員の拳銃所持事件で「共謀共同正犯」に問われ逮捕、起訴されたことが大きい。若頭の人選を進める立場にあり、自らがその候補となる人物が3人も事件直後の重要な時期に社会不在となったことは、大きな痛手であった。桑田若頭補佐は最高裁で有罪が確定し服役中で、司若頭補佐は一審で無罪となりながら二審で逆転有罪を言い渡され、現在最高裁で争っている。また滝澤若頭補佐も一審で無罪判決が出たが、検察側が控訴し現在、大阪高裁に闘いの場を移している。係争中の2人の若頭補佐の裁判は、現在の「ヤクザなら何でもあり」という法を逸脱した司法のお寒い状況からすると、桑田裁判の結果同様、予断を許さない。

滝澤若頭補佐の無罪判決が出た昨年3月、桑田若頭を除く執行部メンバーが揃ったこの時期に若頭を決定するのではないかとの見方が強まった。もし、裁判を抱えている司若頭補佐、あるいは滝澤若頭補佐が若頭となれば裁判に不利に働くのは必至だが、そうした犠牲を払ってでも若頭を決定すべきだとの声も少なからずあった。にもかかわらず、現在の状況に至ったことを考えると、若頭補佐の補充人事を行い、その後に若頭を決定するというプロセスが現実味を帯びてくる。これは以前から情報として流れていたもので、だからこそ先に記したように後藤若頭補佐昇格人事が若頭決定への大きな一歩とみられていたのだ。

では、誰が若頭補佐に昇格するのか。後藤若頭補佐昇格人事の際、昇格候補としてさらに複数の組長秘書経験者の直参の名前が挙がっていた。この直参が今も候補であることは間違いないだろう。さらに最近では、渡辺五代目の「長期休養」を受けて、「山健組から数人が執行部入りするのではないか」という情報がまことしやかに流れている。三代目山健組は組員7千人を超える山口組最大勢力である。また渡辺五代目の出身母体であり、五代目体制となってから数多くの直参を輩出している最大派閥でもある。ところが、山健組組長である桑田若頭補佐が社会不在となったために、最高幹部会に出席できない状況が続いている。さらに渡辺五代目が決め事に口を挟まないとなれば、「集団指導体制」の中で山健組の意見が反映されない可能性が出てくる。こうした事情がこの情報の背景にある。

実際、山健組から新たに直参昇格者が出るのではないかという話は、以前からあった。それは山健組にそれだけの実力を持った組長がいることが大きいが、山健組を分割することで山健組による山口組の寡占化に対する歯止めにするという見方もあった。そして現在、具体的に3人の山健組幹部組長が直参に昇格すると言われている。さらにこの3人のうちの何人かが、直後に若頭補佐に昇格するのではないかとみられているのだ。

ある警察県警者は「山健組から若頭補佐が出たところで若頭の話が具体的に進展するんじゃないか。渡辺五代目を含む山健組勢力からすれば、複数の若頭補佐を送り込めば若頭を別の者がやっても発言力は維持できる。山健組以外の勢力からすれば、『山口組は山健組ばかりじゃない』という意識も強いからまとまって若頭を立てる動きになろうが、補佐に山健組を入れることによって対立には至らない。バランスが取れるというわけだ」と語る。あくまでもこの人物の見方であり、まして警察のバイアスがかかったものではあるが、組員が増えているにもかかわらず直参の数が百人を切るまでに減少し、直参間のパワーオブバランスが大きく変化しているだけに、妙に説得力があるのも事実だ。

いずれにせよ、組長が「長期休養」、そして若頭不在の執行部による集団指導体制という異常事態の中、若頭待望論は強まっており、山口組の組織防衛、維持の観点からも若頭の早期決定は避けて通れないであろうことは事実である。山口組の人事はふたを開けてみないと分からないと言われるが、若頭補佐補充人事を飛び越して、突然若頭が決定するという可能性も否定はできない。早ければ春頃には何らかの動きが出てくるとの見方もあるのだが…。



※ 山口組関係の日記は以下。


最近の山口組の動向(2004年10月14日)

【抗争】五代目山口組貴広会と住吉会中村会(2004年10月25日)








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最終更新日  2005年02月01日 00時41分31秒
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