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テーマ:世界を動かす国際金融(373)
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榊原英資・元財務官(慶応大学教授)が、リーマン・ブラザーズのジャパン・アドバイザリー・ボードメンバーを10日付で辞任するとのことです。榊原英資のリーマン・アドバイザリー・ボードメンバー就任は、2月3日に発表されたばかりでしたが、今回の「フジ対ライブドア」での榊原英資の立場が「リーマン寄り」にあるなどのイメージを振り払うための決断なんでしょうか(いまさら手遅れだけどね)。 榊原英資は、「わたしがリーマンの一部であるとか、すべてにおいてリーマンを支持しているかのような印象が広がりつつあるが、そういうことではない」とか、「ライブドアによるニッポン放送株取得でリーマンが演じた役割と、今回の辞任は無関係」などと述べてはいるようです。 「ミスター円」榊原英資・元日本大蔵省財務官 榊原英資は、昭和16年3月27日生まれ。東京大学経済学部を卒業し、東京大学大学院経済学研究科にて修士課程を修了。昭和40年に大蔵省に入省。ピッツバーグ大学、ミシガン大学に留学し経済学博士号取得。IMF派遣職員、ハーバード大学客員教授を経て、大蔵官房審議官、財政金融研究所長、国際金融局長などを歴任し、1997年より財務官に就任。1999年10月からは慶應義塾大学教授に就任して、「グローバルセキュリティ・リサーチセンター」を設立。で、2005年2月リーマン・ブラザーズ証券の顧問に就任したと。 約1ヶ月というわずかな期間での辞任ですから、本人にとっては辞任するに至った大きな理由があるのでしょう。このままリーマンにいたら失う物のほうが大きいという判断でしょうね。榊原英資と同じリーマンのアドバイザリー・ボードメンバーである堺屋太一・元経済企画庁長官、相原宏徳・元三菱商事副社長なんかは辞任しないわけですから、榊原英資は堺屋太一などど違って「私は中立的な立場」だと主張したいわけでしょう。間違っても「外資の味方」などと思われてはいけませんからね。いちおう「経済評論家」でもあるわけだし、財務大臣予定者でもあったし。 まさか、リーマンから辞任しろと言われたなんてことはないよな(笑) 榊原さん、あんたいくら偉くなっても自由にできませんなあ(笑) あんたになんか何も期待してないから、好きにやったらええやんか。 リーマンのアドバイザリー・ボードメンバーを10日付で辞任=榊原元財務官 2005年 03月 9日 水曜日 15:15 JST [東京 9日 ロイター] 榊原英資・元財務官(慶応大学教授)は、ロイター通信の取材に対し、リーマン・ブラザーズ証券東京支店のジャパン・アドバイザリー・ボードメンバーを10日付で辞任することを明らかにした。リーマンの重要なポジションに就いたとの世間の認識が広がったことで、中立的な立場での発言が妨げられる、と判断した。 榊原氏のジャパン・アドバイザリー・ボードメンバー就任は、2月3日に発表された。リーマン・ブラザーズは、このポジションについて、「2002年に設置され、日本における事業戦略全般について討議し、日本市場における事業基盤の強化・拡大に役立つ助言を行っている」と説明していた。同ボードは、榊原氏を含め、堺屋太一元経済企画庁長官ら4人で構成されている。 榊原氏は、アドバイザリー・ボードメンバーについて、「辞める方向だ」と述べた。その理由として、ボードは2、3カ月に1度、昼食を取りながら自由討論をするなど、「軽いポジションだと思っていたが、リーマンの重要なポジションに着いたという世間のパーセプション(認識)が広がってしまい、中立的な立場でのコメントができない」と判断した、と説明している。なお、同氏は、これまでに討論の場には出席していない、としている。 http://www.reuters.co.jp/ ------------------------------------------- 榊原英資元財務官、米リーマンのアドバイザーを辞任へ(2) 【記者:John Brinsley 、 Takahiko Hyuga】3月9日(ブルームバーグ):榊原英資元財務官(63)は9日、米投資銀行リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのアドバイザーの職を辞任する意向を明らかにした。 榊原元財務官は、教授を務める慶応大学の事務所で電話インタビューに答え、「辞任について、今朝リーマンと話を始めた」と述べた。 1997-99年にかけて日本の為替政策の中心となり、「ミスター円」と呼ばれた同氏は、投資銀行にかかわる可能性のあるさまざまな問題について「中立の立場を維持する」必要があることから、辞任を決めたと語った。 同氏は、「わたしがリーマンの一部であるとか、すべてにおいてリーマンを支持しているかのような印象が広がりつつあるが、そういうことではない」と述べた。 また、ライブドアによるニッポン放送株取得でリーマンが演じた役割と、今回の辞任は無関係だと述べた。 リーマンの広報担当者のコメントは得られていない。 更新日時 : 2005/03/09 15:33 JST http://www.bloomberg.com/apps/ ※ 18時50分、以下に記事を2件追加。 榊原氏、リーマン退任へ 米証券大手のリーマン・ブラザーズ証券は9日、大蔵省(現財務省)の財務官を務めた榊原英資・慶応大教授が10日付で、同社東京支店のジャパン・アドバイザリー・ボードのメンバーを退くことを明らかにした。 榊原氏は、退任の理由について「わたしがリーマン側の人間であるかのような誤解が、周囲に生じていたようだ。中立的な立場を維持したいので、けさ辞任を申し入れた」としている。 ライブドアによるニッポン放送株の買収に関連し、リーマン側と意見が合わなかったため退任するとの一部報道に関しては「引き金にはなっていない」と述べた。 http://www.sponichi.co.jp/society/flash/ 【株式銘柄】榊原氏、リーマンブラザーズのアドバイザーを退任へ 【テクノバーン】(3/9 17:51)元大蔵省財務官で1999年からは慶応大学教授を務める榊原英資氏がリーマン・ブラザーズ証券のアドバイザーを退任することが9日明らかとなった。 榊原氏は今年の2月3日、リーマンのジャパン・アドバイザリー・ボードメンバーに就任したが、特定の証券会社のアドバイザーを務めることは元大蔵省財務官の公平性に反すると判断した結果、退任を決意した模様だ。 ライブドア (4753) が突如、場外取引で35%の株を取得してニッポン放送 (4660) の大株主になったことに付いて触れて榊原氏は先月19日、TV番組に出演して「(この買収は)確実にライブドアの負け」などと発言。 今回のライブドアによるニッポン放送買収攻勢はリーマンが引き受けた800億円の転換社債を資金として使っていたことから、榊原氏の「ライブドア敗北宣言」は市場でも波紋を呼んでいた。 http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/ リーマン・ブラザーズ(2005年02月21日の日記) http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200502210000/ 3月9日のメモ ・榊原英資元財務官、米リーマンのアドバイザーを辞任へ ・リーマンのアドバイザリー・ボードメンバーを10日付で辞任=榊原元財務官 ・JPモルガン証:ルノーが処分した日産ディーゼル株を226億円で売却 ・フジテレビのニッポン放送買収(第2回) ・チェチェン独立派指導者マスハドフ氏、殺害される(CNN) ・グループCEOに新町氏 JAL、若返りで経営刷新(共同) ・防衛大手が資本参加へ 経営難の仏ルモンド紙(共同) ・イスラエル軍で導入進む、最新軍事技術(wired) http://blog.livedoor.jp/ayaka222a/archives/15931117.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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