|
|
|
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く |
『マネーを生みだす怪物』を読み終えた。書評があるか検索してみたら、ここ「灼熱」で抜粋して紹介した「もくじ・まえがき・訳者あとがき」はコピペされていくつかのサイトや掲示板に広がっていたが、きちんと書かれた書評はまだなかった。それなら私が最初に書こうかとも思ったのだが、それは誰かに任せることにして、私は本書の最後のほうに書かれている「資料」を紹介することにした。資料はみんなが利用するべきだと思うのでね。 本書の感想を簡単に書くなら、FRBに限らず中央銀行について何度もここ「灼熱」で取り上げてきたしFRBについて書かれた“陰謀論”も“非陰謀論”も読んでいる私にとっては、面白い部分と退屈な部分にはっきり分かれたということかな。全体的には面白いんだけど、興味深いというよりあくまでも面白いということ。著者はFRBの廃止を呼びかけ、その主張の正確さを示すために本書を執筆したとのこと。そのためか、正誤はべつとしても、著者には歴史を含めた膨大な知識(研究)の裏付けがあることは窺える(気になったのは誤字が目立つことだが、これは著者のせいではないでしょう)。 本書とはべつの話だが、「NESARA法」が施行されるとFRBが解体されるようなので、もしかしたらNESARAとも関係する(していく)のかな?? 個別(各論)には賛否両論あると思うので詳しい内容は本書を読んでもらうとして、せっかくなのでひとつだけ本書から紹介する。“現代のマネーは幻想”あるいは“マネーは借金”であるという部分。つまり、全員が借金を返済したらマネーは存在しなくなる。1セントも流通しなくなる。誰の当座預金にも1ドルも残らない。すべてのマネーが消滅する。マネーとは壮大な幻想であり、実体は債務・借金である、と。不換紙幣は無から生まれる、いや借金から生み出される。つまり不換紙幣は誰かの借用証書なのである、と。 マリナー・エックルス(FRB理事)の下院銀行通貨委員会の公聴会での証言(1941年) 「……マネーのシステムで債務がゼロになれば、マネーもゼロになります」 ロバート・ヘンフィル(アトランタ連銀信用担当理事) 「銀行融資がすべて返済されたら、誰も銀行預金をもてなくなり、1ドルの貨幣も紙幣も流通しなくなるだろう。考えると仰天するが、そうなのだ。……」 フィラデルフィア連銀 (大規模な分析によると)「国家の債務はまったく減らす必要がない」 シカゴ連銀 「債務(官民を問わず)はなくならない。……」 こういった発言を取り上げ、著者は、無から創出されたマネーを銀行が融資して金利を徴収する権利があるのかと問いかけ、次のトマス・ジェファーソンの言葉を引用している。 「貸すべきマネーを所有している者以外は、何人もマネーの貸し手になることができる自然権を有していない」 働いて稼いで貯めたマネーを貸す場合ではなく、労働も貯めもせずに無から創出したマネーで金利という“暴利”を徴収していいのか、と。そして著者は、FRBが債務から不換紙幣をつくりだすメカニズムを詳述していく。 続けると長くなるので、ここまでにしときましょう。資料は利用するべきなので、最初に言ったように、本書から「資料」を1部紹介(転載)します。本書では米連邦準備制度をFRSとしているが、ここ「灼熱」ではFRBとしてきたので以下でもFRBとする。 【連邦準備制度の機構と機能】 FRBの3つの主要な機構は、全国理事会、地区連邦準備銀行、公開市場委員会である。ほかに、FRBの株式を保有する商業銀行、諮問評議会、がある。 理事会の仕事はFRBの金融政策を決定することである。理事会は上院の承認を得て大統領が任命する7人の理事によって構成される。任期は14年で、大統領の任期と重ならないようにずれている。任期をずらしているのは、どの大統領も理事全員を自分で指名して理事会を支配することができないようにするためである。理事の1人が4年の任期で議長に、もう1人が4年の任期で副議長に任命される。議長はスタッフを支配している。FRBで最も影響力の大きな権力者である。 FRBをコントロールしているのは理事会と一握りの幹部職員だ。連邦準備法では、大統領は理事を選ぶとき、「金融、農業、製造業、商業および全国の地理的な区分の公平な代表となるように、配慮すべき」であると定められている。この配慮義務は現在、完全に無視され、理事のほとんどは銀行と金融の業界から出ている。 地区連邦準備銀行の仕事は、FRBの支払準備金を保有すること、加盟銀行に通貨を供給すること、小切手の決済をすること、政府の財務機関の役目を果たすことである。12の地域準備銀行はアトランタ、ボストン、シカゴ、クリーヴランド、ダラス、カンザスシティ、ミネアポリス、ニューヨーク、フィラデルフィア、リッチモンド、サンフランシスコ、セントルイスに置かれている。これらの銀行は加盟銀行が株式を保有する株式会社である。加盟銀行は所属する地域準備銀行の理事を選出する。大きな銀行は持ち株が多いが、理事選出にあたっては1票しかない。地区準備銀行には9人の理事がいる。加盟銀行は銀行業界を代表するAクラスの理事3人と、一般市民を代表するBクラスの理事3人を選ぶ。あとの3人のCクラスの理事は全国理事会が任命する。地区連銀の議長と副議長はCクラスの理事でなければならない。頭取その他の幹部の任命について、全国理事会は拒否権をもっている。この方法で全国理事会はFRBの地区支部にも支配力を行使することができる。 連邦公開市場委員会の仕事は、理事会が決定した金融政策を実行することだが、委員会はかなりのところまで自立して政策を決定している。公開市場委員会は主として国債の売買によってマネーサプライと金利を操作している。──ただし外国の通貨や国債の売買も手段として使われる。委員会が証券を買い入れれば、マネーが創出されて金利は低下する。売却すれば、マネーは消えて金利が上昇する。政策は毎日決定される。1日どころか分単位でモニターされ、委員会の市場介入は即座に影響を及ぼす。 公開市場委員会は全国理事会の理事と12人の地区連銀総裁のうちの5人で構成され、地区連銀総裁は輪番で委員になる。ニューヨーク連銀総裁は例外でつねに委員を務める。こうして公開市場委員会も全国理事会にしっかりと支配され、ニューヨーク連銀総裁は他の地区連銀よりも大きな力をもっている。 24人の債券ディーラーが国債の売買のすべてを扱う。政府機関はこれらのディーラーを通さずに直接に債券を売買することはできず、取引ごとにディーラーに手数料を支払う。 決定は秘密会でおこなわれる。6週間後に短いレポートが公表されるが、審議の記録は破棄される。このやり方は情報公開法が制定された1970年に始まった。CIAでもこれほどの秘密主義を認められてはいない。 加盟銀行の仕事は、国の銀行業務を実行し、個人や法人の借り手と接触する場でマネーを注入したり引き上げたりして、FRBの金融政策を実行することだ。 ここから、オーナーシップについての疑義が生じる。連邦政府はFRBの株式をまったく所有していない。その意味で、FRBは民間所有の機関だ。だからといって、株主が支配権をもつ民間の所有関係と同じだと考えるのは間違っている。これほど真実とかけ離れたことはない。この場合、株式には所有者としての利益は付随せず、売却することも抵当に入れることもできないし、通常のような投票権もない。持ち株とは関係なく各銀行には1票ずつしかない。実際、株式は「オーナーシップ」の証書ではなく、単に各銀行がどれだけの運営資本をFRBに投入しているかを示すだけなのだ。FRBは政府機関でもなければ、通常の意味での民間企業でもない。政治的にコントロールされるが、しかし政治家に対してもつ強大な権力と選出プロセスのおかげで、政治的な監視からは独立して運営される。端的に言えばカルテルであって、その独自の組織構造はカルテルの目的にぴったりなのである。 ※ 次でも本書が紹介されてました。 「マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム??」 http://asyura2.com/0510/idletalk15/msg/504.html おんきちっく-onkichick- http://blog.so-net.ne.jp/akubi_chef_gastronomie/2005-10-28-1 『世界の歴史をカネで動かす男たち』の感想と私見 http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200507280001/ イングランド銀行設立から見えてくるもの http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200507290000/ 『世界権力の構造の秘密』から・・ http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200508130000/ 『世界を変えるNESARAの謎』ついに米政府の陰謀が暴かれる 今、「NESARA」を知った人々が世直しのために立ち上がっている。アメリカにはじまったその運動は、世界へと波及し、マスコミに取り上げられ、社会現象にもなった。富める者が世界を動かす今の歪んだ社会が終焉し、戦争、テロ、貧富の格差、環境問題といった諸問題が一気に解決されていくかもしれないからだ。近くアメリカで施行が噂されるNESARA法により、過去に行われたアメリカ政府による不正行為の数々が暴かれ、軍需産業をバックとした攻撃的な外交政策も見直され、市民のための政府がやってくるという。NESARAには、FRB解体、所得税廃止、金本位制復活、ローン計算式改定、生活必需品に非課税の国家消費税の採用など、驚愕の大改革が含まれる。しかし、水面下ではNESARA推進派と阻止派で激しい攻防戦が繰り広げられているという。今後のアメリカと世界の未来は、NESARA推進派と市民の運動にかかっていると言えるかもしれない。本作品は、世界をひっくり返す可能性を秘めたNESARAの謎を日本ではじめて解き明かした待望の書である。 ![]() ※ NESARAの信憑性はどうであれ、読みたいひとは以下でどうぞ。(全内容の約50〜70%を表示しています) 『世界を変えるNESARAの謎』立ち読みOKページ http://meisou.com/books_data/00001/00001.htm この記事のトラックバックURL:
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200511040000/05721/
アンレッドさん、こんちわです。 >ただ今、マネーを生み出す怪物読書中です。 >読むの大変ですね。いい暇潰しとも言えますが(笑) ----- わたしも読了するのに1週間ほどかかりました。 “物語”としてはおもしろいんじゃないでしょうか。 気分がのったら書評か簡単な感想でもアップしてください。気分がのらなかったら結構ですから(笑) (2005年11月10日 23時21分53秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |