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WTCCの第4戦は初開催のスロバキア。その名もスロバキアリンクでのレースである。コースは三角形を外周からスタートして中心部に向かっていくような独特のレイアウト。1周も6km弱とやや長め。余談だが、このぐらいの長さでもフルコース使ってレースをやるんだから、鈴鹿もフルコースでいいのではないかな。スロバキアリンクに戻ると、レイアウト図だけでは分からないが意外と起伏に富んでおり、2箇所ほど丘を越えるような感じになっている。高速でその丘に突っ込んでいくために、マシンがほとんどジャンプせんばかりの状態になる。F1の開催を目指しているらしいけど、これはどうなんだろうか。丘を下ってからのコーナーリングはかなりスリリング。前半は特に高速セクションなので非常に面白いサーキットだ。 さて、第1レースの結果はようやくと言おうか、シボレーの連勝にストップがかかった。優勝はガブリエル・タルキーニ。2位にはチームメイトのデュデュカロが入って、LUKOILチームの1-2達成。マシンもようやくセアトが勝った。一方のシボレーはメニュが3位だったものの、後は全滅と言っていい。ポイントリーダーのミュラーはミケルスへのプッシングでペナルティを食らい後方に沈んだ。しかしこのまま黙って引き下がるシボレーではなかった。続く第2レースでは速さを取り戻し、ロバート・ハフが今季初優勝。ミュラーも2位で1-2達成。第1レースの勝者であるタルキーニがまたも表彰台獲得の3位というのは興味深い。シボレーの優勝争いに割って入れるのはやはりこの男か。それにしてもこのコースはタイヤに対して非常に厳しいようで、バーストさせてしまうドライバーが何人か出てしまった。比較的高速寄りのレイアウトに高低差、下ってからのブレーキングなどタイヤをいじめる要素は多い。チャレンジングなサーキットと言っていいだろう。
GTカーの世界選手権であるFIA GT1の2012年シーズン。開幕戦がフランスのノガロで開催された。何だかひなびた田舎のレース場という雰囲気。GT1は人気が無いのか、あえてそうしているのかWTCCよりもショボいサーキットが多いような気がする。そこをGTマシンが走るというのも痛快ではあるが。今年からGT1とは名ばかりで、実際はGT3クラスのマシンで争われる。そのためか参戦マシンもガラリと変わった。アストン、フォード、ランボはお馴染みだが、それ以外にアウディR8、BMW Z4、フェラーリ、マクラーレン、メルセデスSLS、ポルシェと豪華なラインナップ。NISSAN GT-RはJRMがWECにシフトしたためか、今年は参戦してないみたい。GT3使用のGT-Rは開発しているだけにもったいないな。またドライバー陣も変わり、ドイツのDTMからもオリバー・ジャービスやダレル・オーヤンが移ってきたようだ。BMWを走らせてるのはかつての王者Vitaphoneというのも興味深い。マセラティからZ4になり、その実力は果たしていかに? レースのフォーマットは同じようで、予選、予選レース、決勝レースと続く。今回のノガロは予選がドライ、予選レースがウェット、決勝がドライというトリッキーな状況だったらしい。俺としてはGT1でもフェラーリを応援したい。予選ではポールを獲得したという話だったので予選レースも楽しみにしていたのだが、ウェットコンディションに合っていないのか失速。さらにドライだった決勝レースでも速かったのは序盤だけでやっぱり失速。タイヤの磨耗が激しいのか。予選番長っぽい感じがした。その一方で抜群の速さと安定感を魅せたのがR8だ。流石に世界のスポーツカーレース、耐久レースで鍛え上げているだけあって予選レース、決勝レース共に1-2フィニッシュの圧勝。ジャービスもDTM仕込みのドライブで善戦していた。最後には抜かれたけど。面白いのが決勝の結果で1-2がアウディ、3-4がメルセデス、5-6がフェラーリ、7-8がランボとチームで仲良くフィニッシュした事。これがつまり開幕戦時点の実力であり、また同じチーム内であればそれぞれのマシンとドライバーの実力は非常に拮抗しているという事だろう。なお、注目のVitaphoneは10-11位と振るわず、昨年のチャンピオンチームであるHEXISはマクラーレンにトラブルが出て2台ともリタイアに終わった。新しいマシンはやっぱり難しいなぁ。昨年あれだけ速かったアストンも走らせているのがロシアの新チームになったせいか全然目立たなかったし。まるで違う様相になってしまったな。 ![]()
今週末にはいよいよインディ500の決勝レースが行われる、インディカーシリーズ。それを前に今日はGAORAで放送された第4戦の模様をチェックした。今回はブラジルでのレース。”あの”サンパウロの市街地コースである。バリチェロやカナーンやエリオといった南米出身のドライバーは気合が入る一戦だったろう。 が、しかし優勝したのはまたもやウィル・パワー。ロード・ストリートが中心となった今年は抜群の速さと安定感で早くも独走態勢に入る。ポイントランキング2位も同じペンスキーのエリオなのでペンスキーは磐石か。一方のガナッシはいまいちパッとしない。特にダリオ。今回もフロントロウからのスタートだった割には結果がついてこない。速さは取り戻しつつあるようなんだけど、ウィルの一人勝ちではつまらないな。2位は最近”タクマキラー”が板についてきたライアン・ハンターレイ。今回もやったら日本人全員を敵に回すところだったがそれは回避された。(笑) そして何といっても佐藤琢磨。キャリアベストの3位フィニッシュで表彰台獲得。まさに「悲願の」ポディウムだ。本人も久々のシャンパンファイトで2001年のマールボロ・マスターズを思い出したとか。やっぱり欧州から北米へと活躍の場を移し、カテゴリもマシンも全く違うインディカーで表彰台に乗るというのは格別の想いがあったんじゃないかな。そういえばF1で表彰台に乗ったのもアメリカGPだったっけか。アメリカ大陸とは相性がいいのかも。昨年から本当にあと一歩に泣くレースが多かったので、今回の表彰台ゲットは本当に良かった。あとはF1では叶わなかった頂点へと行くしかない。さあ次は久しぶりのオーバル、インディ500だ。 ![]()
GAORAにて放送中のWTCC 世界ツーリングカー選手権。第3戦の舞台は北アフリカのモロッコ、マラケシュの市街地コースで開催された。WTCCのカレンダーに加わって3年かな。定着してきた感がある。ストレート、シケイン、ストレート、シケイン、ストレート、ヘアピンといった非常にストリートらしいレイアウト。しかし、このシケインがなかなかの高速シケインで、高めの縁石をドケドケと言わんばかりにすっ飛んでいく様子が名物と言えば名物。コンクリートウォールも近く、クラッシュ必至の荒っぽいバトルになる可能性大。 結果から言うと今回のレースは面白くなかった。なぜならシボレーワークスの3人がポジションを入れ替えて1-2-3を独占したからである。第1レースではメニュが、第2レースではミュラーがそれぞれ勝利。第2レースは3人とも中団からの追い上げで見ごたえのあるオーバーテイクショウではあったが、やはり結果がシボレーの完勝では面白みが無いな。強いてあげればフォードの2人が頑張っていた。もちろんトム・コロネルやペペ・オリオラやステファノ・ダステらも魅せてくれたんだけど、フォードの速さと軽やかさが光っていたと思う。ウエイトの調整も入ったようなので、今後の活躍が楽しみなコンビではある。それにしてもWRCで見慣れてた車がサーキットを走っているのも何だか妙な感じだね。もちろんWRカーとは全く違うけども。 ![]()
実に楽しいレースだった。いや、本音を言えばフェラーリファンとしてアロンソの優勝が見たかったけれども。そのアロンソを退けてのウィナーはウィリアムズのパストール・マルドナド。ベネズエラ人として初のF1ウィナーとなった。ウィリアムズとしても実に2004年のモントーヤから7年半ぶりの実力での勝利だとか。ヨーロッパラウンドの一発目で勝てたというのは幸先がいい。次のモナコやカナダは別としても、他のサーキットでは速さが持続するかもしれない。そうなると今季はウィリアムズとマルドナドが台風の目になるやも。 レースを見ていて途中、アロンソとマルドナドのギャップが広がったのでタイヤ温存に入ったなと思ったのだが、実はタイヤがきつかったのはアロンソの方だったようだ。しかし本当にウィリアムズは復活したね。特に古参のファンの人たちは嬉しいだろうよ。レッドブルだのトロロッソだのフォース・インディアだのという新興チームの後塵を拝するようなウィリアムズは見たくないからね。考えてみるとライコネンが接触していたロータスとウィリアムズは両方共に上がり調子だったわけだ。ライコネン恐るべし。ロータスはともかくウィリアムズが優勝するとはこの週末まで誰も思わなかったはずだ。フランクおじいちゃんにとっても最高の誕生日になったろう。 一方、今回の結果で株を下げたのがマルドナドの僚友であるブルーノ・セナと、アロンソの僚友であるマッサだ。特にマッサは昨年から不振続きでそろそろクビになってもおかしくない。いや、即刻クビにして勢いのある若手を乗せるべきだ。このままではコンストラクターズ・タイトルで大きく遅れをとってしまう。今のところペレス、ディ・レスタ、スーティル、ヒュルケンベルグと名前が挙がっては消えている状況。誰でもいい。今のマッサよりもマシになるならば。また、これと直接は関係ないもののレース終了後にセナの車が炎上し、多数の負傷者が出たというのも何だか不吉な感じだ。彼ら2人の行く末には間違いなく今、暗雲が垂れ込めている。さあ次はモナコGPだ。ここでは勢力図がシャッフルされる可能性が高い。尻に火の着いた2人にとって吉と出るか、凶と出るか。今年のモナコウィナーは誰なのか。注目の一戦である。 ![]()
今月はインディカーシリーズの第5戦でもある、インディ500月間なので現地では既にお祭り騒ぎとなっている事だろう。それはとりあえず置いておいて今日は第3戦のロングビーチの模様をテレビ観戦した。こちらも伝統の一戦と言っていい。昔はF1も開催されていた由緒正しきストリート・サーキットである。今年はライアン・ブリスコーがポールを獲得するも、シボレー勢は全員エンジン交換によるグリッド降格を受けたためダリオがポールスタートとなった。 今回こそはダリオ復活か?と思われたが、レーススタート直後から速さが無くズルズルと後退。結局は後方スタートとなったウィル・パワーが巻き返しての逆転勝利。やっぱりこの人は速い。それにペースが安定している。2位はルーキー(扱い)のシモン・パジェノー。他のチームとは異なる3ストップ作戦を採用し、とにかく猛烈にプッシュしまくってピットストップ1回分のタイムを稼いでしまった感じだ。3位はジェームス・ヒンチクリフ。本当はハンターレイが3位だったのだが、佐藤琢磨との接触により30秒加算のペナルティを受けたため、ヒンチクリフが繰り上がって3位となった。しかしハンターレイは2回目だよね・・・琢磨に恨みでもあるのか? バリチェロも一時は表彰台圏内を走るなど3戦目にして既に速さを発揮している。トニー・カナーンとダブル表彰台を獲得すれば2人でロン毛にするという約束だったらしいがそれは実現しなかった。解説の武藤さんも言ってたけど、そもそもバリさんはロン毛に出来るんだろうか?そのバリチェロとカナーンにとっての母国レースが次の第4戦サンパウロである。既にレースもGAORAの放送も終わっているので、インディ500までにはチェックしておきたい。そして月末にはいよいよインディ500だ。今年はジャン・アレジの参戦があるし、バリチェロのオーバルデビュー戦でもあるし、ニューマシンでの初オーバルでもある。正直、F1のモナコGPよりもインディ500の方が楽しみだったりする。 ![]()
早いものでPS3も発売から今年の11月で6年。そろそろPS4の話も出始めているようだが、もし次世代機のお目見えとなれば現行のPS3はさらに値下げの可能性もある。価格が19,800円になればかなりコストパフォーマンスは高いと思うよ。うちでも1台欲しい。最近はゲームをガッツリやる事はなくなったけれども、DVDとブルーレイが再生できてhuluがテレビで見られてオマケにゲームが出来るなら安い。同じソニーのhulu対応ブルーレイプレーヤーが実売で12,800円ぐらいなので、それに無線LANアダプタを取り付けたと思えばかなりお得。 米国では大手の量販店がPS3を199ドルにディスカウントし始めたらしいので、これは値下げの前兆かとも言われている。発売当初は廉価モデルでさえ49,980円もしたPS3であるが、今や半額ですか。個人的にはゲーム機は次が出てから買うのが吉。だからVitaが出た直後のPSPは”買い”だ。特にソニーの場合は初期の不具合が怖いので、発売から3年以上経ってこなれてから買った方がいいよ。いずれにせよ2万円を切れば下手なブルーレイプレーヤーを買うよりもPS3の方が色々と楽しめそうだ。録画機能が欲しければtorneもあるし。 余談だがPS4はPS3よりも保守的なハードになるかもしれない。とにかくPS3並の開発費はかけられないはずだ。ソニーの上層部も「ペイするのに何年もかかるようなハードは今後作らない」というような発言をしている。もちろんPS3よりもスペックは上がるだろうが、ソニーの現状を考えると大冒険も出来ないだろう。もはや据置機も携帯機もゲーム専用機のビジネスというのは、かつてほどのうま味は無いと思う。ソニーやマイクロソフトがゲーム事業から撤退しても驚かない。世の中は重厚長大なゲームではなく、軽薄短小なゲームを求めている。スマホ向けの100円ゲームが売れる時代だからゲーム専用機には厳しいご時勢だ。だから話が戻るけれども、中途半端な携帯ゲーム機のVitaよりも、ちょっと遊べるブルーレイプレーヤーとしてのPS3の方が価格さえマッチすれば売れそうな気はしている。しかしPS2最盛期の頃にはこんな時代が来ると誰が思ったろうか。ここでもやはり恐るべし、スティーブ・ジョブズである。 ![]()
WRCの第4戦はヨーロッパ初のグラベルラリー。場所はポルトガル。今回はミニが新型マシンで出走。実際に走りを見てみると確かに挙動がよりシャープになったような気がする。まだまだトラブルも潰しきれていないようだが、いよいよ熟成の度合いは高まってきている。これで後は体制の問題だな。全てのラリーにフル参戦というわけではないし、セカンドドライバーも流動的となるとチャンピオンシップに絡むどころの話ではない。折角、戦闘力の上がってきたマシンも宝の持ち腐れになりはしないか。来年のVWの方が先にチャンピオン争いをするようになったりして・・・ さて、今年のポルトガルは非常に天候が悪く、特にDAY2が最悪だったようだ。初日のナイトステージでローブがペースノートの聞き取りミスによってロールオーバー。ロールケージを破損するほどの大事故となり、らしくない形で早々にラリーを終える。それを好機と見てフォードが攻めるもラトバラはまたしてもコースオフによりデイリタイア。同じくぺターもブレーキングをミスってコースオフし、デイリタイア。チャンスを活かせないまま終わった。それでもぺターが猛烈に追い上げて3位フィニッシュ出来たのが救いだろうか?ラトバラはこれがスランプの始まりにならなきゃいいけど。最終のパワーステージで2位になり、2ポイントをもぎ取ったのは彼の意地だろう。 優勝はチャンピオン候補者4人の中でただ1人生き残ったヒルボネンのはずだったのだが、表彰式後の車検で違反が見つかり失格。クラッチにホモロゲーション外のパーツが使われてたとか。これによってシトロエンは完全なノーポイントとなった。益々、ラトバラは悔やんでも悔やみきれない。従って優勝はマッズ・オストベルグの手に転がり込んだ。WRC初優勝。2位はエフゲニー・ノビコフ。こちらも初のポディウム。そして3位にペターである。今回はトップドライバー達が揃いも揃って自滅していったラリーだったので、普段とは違う面々が活躍した。表彰台もフレッシュな顔ぶれだ。オストベルグの優勝はまさに”転がり込んだ”ものであったが、それでもGBのようなマディな悪路を大きなミスもせずに走り続けた結果だ。勝利が転がり込む位置に居るというのも大切な事で、今回のオストベルグはまさにそのミッションを達成したと言っていい。2位のノビコフもそうだが、これで若手2人がまた一皮剥けて速くなる事を期待している。次戦は南米、アルゼンチンでのラリーだ。 ![]()
2年連続で開催の危機に瀕したバーレーンGPではあったが、何とか予選と決勝を無事に終えることが出来た。ただ、こんな綱渡りでは来年のカレンダーには無いかもな。サーキット内は整然として落ち着いているようには見えたけど、外ではデモ隊と治安部隊の衝突が続いていたのだろうか。前回の2010年開催時には低速のテクニカル区間が追加されていたが、不評だったそうで今年は以前のレイアウトに戻されている。俺もゲーム『F1 2010』で走った事があるけれど、確かに飛ばし所が分からないフラストレーションの溜まるコースだったかな。基本的にはストップ・アンド・ゴーで高い気温と砂埃が特徴と言えば特徴だ。 レースの結果はセバスチャン・ベッテルが久々の勝ちパターンに乗ってポール・トゥ・ウィン達成。注目は2位と3位を獲得のロータス。こちらも久々にキレた走りを見せてくれたライコネンが”惜しくも”2位。それでもこんなに早く表彰台にアイスマンが帰ってくるとは驚きだ。ロータスでのF1復帰はドンピシャな選択だったと言えそうだ。また3位のグロージャンも予選や序盤では速さを見せた。思えば2009年に一度はF1デビューをしながらもシートを失ってGP2に出戻り。その後も腐らずにGP2やGT1で勝利を重ね、再びF1に這い上がってきたわけだ。そしてレギュラードライバー復帰4戦目にしての3位表彰台。良かったねぇ。オープンホイールでもGTでも勝てるんだから、若いけどマシンの扱いがかなり上手なんだろうな。今年は大きく飛躍しそうだ。なお、前戦の勝者であるロズベルグさんは2度も露骨なブロックをした(ように見えた)にも関わらずお咎めは無しだとか。とはいえ今回は違う意味で目立ってしまったな。鳥に頭突き食らわした(食らわされた?)みたいだし。 さて、ようやくレッドブルが調子出てきたかな。ランキングでも今回の勝利によりベッテルとレッドブルが首位に躍り出た。しかし昨年とは違って開幕の4戦が終わっても誰かが独走状態に入るという感じではない。4戦全ての勝者が違うし、表彰台のメンバーも昨年までよりはバラエティに富んでいる。それだけレッドブルの優位性は無くなり、各マシンの差が縮まったという事だろう。サーキットの特性や天候によっては中団以上のチームならどこにでも優勝のチャンスがありそうだ。ただ次のスペインからはヨーロッパラウンドが始まる。マシンの開発競争も本格化するだろうし、フェラーリにとっても起死回生の大幅アップデートが待っている。ここでまた勢力図が変わり、浮上するチームと沈み込むチームが出てくるかもしれない。バルセロナは冬季テストでも頻繁に使われているサーキット。アップデートの効果を見るには最適の舞台と言えるだろう。 ![]()
いきなりだけど、メルセデスのニコ・ロズベルグが圧倒的な速さでポール・トゥ・ウィン達成!遂にメルセデスが表彰台の頂点に立った。ロス・ブラウンにとってもブラウンGP時代以来の勝ち星である。とにかく予選から圧倒的に速く、予選2番手のハミルトンにコンマ5秒の大差をつけてF1では自身初のポールを獲得。決勝でもポールから逃げに逃げ、ライバル達の失策にも助けられ、見事にF1キャリア初の勝利をものにした。一方、ハミルトンのギヤボックス交換による5グリッド降格によりフロントロウからのスタートとなったミハエル・シューマッハ。しかし最初のピットストップ後、おそらくナットがきちんと締まっていなかったのだと思うが、右フロントタイヤが緩んでしまい芝生にマシンを止めてリタイアとなってしまう。もしかするとメルセデスの1-2もありえただけに、これは非常に残念な結果となってしまった。 今回のレース、タイヤに関しては不可思議な状況が起こった。大別すると2ストップ組と3ストップ組に分かれ、その中でも浮き沈みがあった。例えばライコネン。彼は2ストップ組で最終のスティントを我慢してフィニッシュラインまで到達するはずだったのだが、先にピレリタイヤの”崖”に到達してしまい終盤にズルズルと後退。結果は最悪の14位フィニッシュ。本人も2ストップは失敗だったと嘆く。なお、異なる戦略を採ったグロージャンは6位でレースを終えている。ただし、同じ作戦のベッテルが5位を獲得しているので、本当に紙一重の差でライコネンのタイヤの方が寿命が早かったわけだ。一方の3ストップ組もバトンやアロンソらのようにトラフィックに引っかかる事が多くて思うような走りが出来なかったようだ。この上海では思ったほどDRSが有効には機能しなかったようで、オーバーテイクは難しかった模様。ロングストレートではエンジンパワーやギアレシオなど空力以外の部分がものを言ったのだろう。意外にもレッドブルの2台も速さが無かったな。フェラーリも相変わらず苦しい戦いが続く。3番手スタートの可夢偉はスタートの失敗に戦略もかみ合わず10位がやっと。前の数台がピットに入ってくれれば5位ぐらいにはなれたかもしれないが、それでもスタートで決まってしまった感は否めない。 さて、次戦はバーレーンGPなのだが、本当にレースするのかな。昨年も政情不安でキャンセルになったわけだが、今年もデモ隊と機動隊の衝突などがニュースで伝えられており、また先日もアフガニスタンでタリバンによる大規模な襲撃事件があり中東は相変わらず混迷している。フジテレビも現地へのスタッフ派遣を中止したという話だ。もちろんレースは見たいが安全第一なので、あまり無理はしてもらいたくない。ドタキャンがあるのかどうか、もう決める日数はあまり残っていない。なお、フェラーリとしては中止になった方がいいだろう。というのもその次のスペインでは大幅なアップデートが予定されているので、スペインGPの前のレースはむしろ少ない方がいい。特にバーレーンはアロンソも言うように今季のマシンには全く合っていない。苦戦が確実なレースなら無い方がいい。ただし、バーニーはやる気みたいだけどね・・・ ![]() │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |