先日、もてぎでの最終戦が行われたSUPER GTの2011シーズン。今回はその1個前、第7戦のオートポリスでのレースを見た。なお、最終戦のJ-SPORTSでのオンボード付き放送は11月5日に予定されている。ライブで見ている人には情報が古くて申し訳ない。九州は大分県にあるオートポリスは2年ぶりの開催。昨年は経済的な事情によりSUPER GTのレースは無かったとか。九州では唯一の国際レースが開催可能なサーキットである。(他は十勝、SUGO、もてぎ、富士、鈴鹿、岡山)F1やWTCCやインディカーなどの日本ラウンドではSUGOとオートポリスは使用されない。今年から国内のカテゴリーも見始めたという俺には馴染みの薄いサーキットだ。

全長はおよそ4.7kmでアップダウンのあるテクニカルサーキット。余談だが日本には純然たる高速サーキットは存在しないと思う。俺も全てのサーキットを知っているわけではないが、少なくとも国際公認を受けている上記のサーキットの中に高速サーキットは無い。強いていえば鈴鹿なのだろう。富士はストレートがやたら長いだけでチャレンジングな高速コーナーがあるわけではない。どうしても日本のサーキットはコンパクトに造ろうとするからか、あるいは安全性が先に立つからか中低速テクニカルなレイアウトが多い。ここオートポリスもそうだと言えるだろう。抜き所は1コーナーとダブルヘアピンの2つ目。タイヤへの入力は厳しめだとか。

さて、今年のレースはとにかくNISMOに尽きる。予選12番グリッドに沈みながらも決勝レースでは何故か滅茶苦茶な速さを発揮して11台抜きの大逆転勝利。中継の映像もほとんどがNISMO(のオーバーテイクシーン)と言っていい。一体何があったんだろうか。生憎の曇天で路面温度も低く、タイヤに熱の入りやすいミシュラン勢が優勢かと思われたが、実際はブリヂストンが上位を占める結果となった。2回ストップで3位に入ったZENT CERUMO SCもグッジョブ。逆に宜しくなかったのがHSV勢とDENSO SARD SC430。特にDENSOは前回に続いてレース終盤にトラブルからリタイア。悪い流れはここでも断ち切れなかった。また、チャンピオンシップを争うS Roadとウイダーも明暗が分かれた。S Roadが安定した速さで2位を確保したのに対し、ウイダーは11位のノーポイント。代わって優勝したMOTULがランキング2位となり、ウイダーはチャンピオン候補から脱落してしまう。最終戦を待たずして勝負あったの感だ。

GT300クラスはMOTULのごぼう抜きの陰に隠れてしまった感じだが、こちらもチャンピオンシップが大きく動いた。優勝はレガシィが圧倒的な速さを見せつけて完勝。チャンピオンを争う2台はこちらも明暗が分かれた。ウエイトハンデが半減され、勢いを取り戻したJIMGAINERのフェラーリが2位を獲得。一方の初音ミクBMW Z4は9位に沈んだため再びランキングのトップが入れ替わる。GT500に比べるとかなりの僅差で最終戦に向かう事になったようだ。3位はこのところ絶好調のSG CHANGI IS350。1コーナーで紫電を押し出すグレーな追い抜きもあったが、結果は3位と上々。次のもてぎも台風の目となるだろうか。最終戦はウエイトハンデ無しのガチンコなので特にGT300クラスはチャンピオンシップのかかった白熱したレースが見られそうだ。