月水金

監督：ジョエル・シューマーカー（「セント・エルモス・ファイアー」「８ｍｍ」）

出演：
マイケル・ダグラス
（「ウォール街」「ローズ家の戦争」「危険な情事」「ブラック・レイン」「ダイヤルＭ」）
ロバート・デュバル
（「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーPARTII」「テンダーマーシー」「地獄の黙示録」「スリング・ブレイド」）


几帳面で真面目なビジネスマンがある日突然切れてしまい、それを退職間際の刑事が追うというドラマ。

見方によって、「異常者」の主役が、武器を手に入れながら世相を風刺していくというふうにも見えます。悪役なのに正論を振りかざすのが面白い。

主役の「意見」のいくつかに思わず共感してしまいました(笑)

予算消化の道路工事とかがアメリカにもあるのは知らなかった。
しかも日本と全く同じ仕組みで次年度の予算を獲得するためとは。
映画っていろんなこと勉強できるな。

ゴルフ場での意見にも共感。。
「ここはピクニックする場所や、動物園にするべきだ」と…。

異常者なのに正論を繰り広げる微妙なキャラの主役を、マイケル・ダグラスがよく演じている。

また退職間際の刑事の役も、ロバート・デュバルが絶妙に、しかも難なく演じているように見える。

完璧な演技のできるベテラン二人を起用したのは良かった。

この映画が一つもアカデミー賞にノミネートされなかったのはなぜだろう。ジョエル・シューマーカーも今まで一つもノミネートされていないようです。

まあでも。。

私のお気に入り度は、

☆☆☆☆☆

です。



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主役の男は、自分では誰よりも正義感があると思っているのに、社会からみれば「異常者」だし、それを追う刑事も、奥さんを大切にする良い人なのに、職場ではなぜかつまはじき者。そんなところが、少し哀しくて、共感してしまうところなのかもしれない。。。