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カテゴリ:戦況
今年に入ってからの損失が、先週金曜日で4割を超えました。
信用取引を行っていないのに、恐るべき下落率です。 わずか1ヶ月あまりで、ここまで大損害を被るとは、信じられません。 まるで核攻撃に遭い、主力部隊が壊滅したような状況です。 最大の理由は、私の中核銘柄であるアーバンコーポレイションが、半値以下になっているためです。(昨年末1495円→先週末744円) これほどの大敗を喫することは珍しいと思いますので、現在の心理状態を記録しておこうと思います。 大きな損失を出した時には、どういう感情になる可能性があるのかを列挙し、現在の心境を確認してみます。 1.ストレス 一般的によく聞く話としては、「ストレスで胃が痛くなる」とか、「夜も眠れない」「食事がのどを通らない」などがあります。 私の場合には、ストレスを感じていないわけはないと思いますが、そのような症状は全くありません。 2.無気力 それでは平常心が保たれているのかというと、そうでもありません。 一番の自覚症状は、「やる気がおこらない」というものです。 割安銘柄を発掘するために、企業分析をしようという意欲はありません。 以前から私は、一時的に大きな金額の損失を出しても、平然としていられます。 しかし不調が長期間継続すると、戦意喪失してくる傾向があります。 昨年の上期は順調でしたが、7月以降半年以上も負け続けています。 その間、ゲリラ戦(短期回転売買)では勝利していますが、長期保有を基本としている主力部隊が下落相場で敗走中ため、焼け石に水です。 そのような状態が長く続いた後での大損害のため、厭戦気分が漂っているような感じです。 集中力も減退しています。私は本をよく読みますが、最近は読み始めても、すぐに読む気が失せてしまいます。 また、投げやりになっているところも、あるように感じます。 「無気力」「集中力の減退」「投げやり」という現象は、すべて関連していると思います。これらが、適切な対応を妨げている可能性があります。 3.イライラ 物事が思うようにいかないと、「イライラして怒りっぽくなる」事があると思います。 これは若干思い当たる節があります。 子供に勉強を教えている時に、いくら説明してもなかなか理解してもらえないと、だんだんイライラしてきます。 しかし私は以前からそういうところがあり、損をしたからイライラしているわけではないと思います。(勉強を教えている時だけだし) 「ムキになって勝負を続ける」というのはどうでしょうか。 アーバンが昨年6月から3分の1以下になっても、まだ保有していますので、ムキになっていると言われても仕方ありません。 しかし元々私は、房園社長が健在な限り、アーバンを売却するつもりはありませんでした。その判断が正しいかどうかはさておき、予定の行動です。 予定を変えなかったことこそが、ムキになっている証拠だと言われるかもしれませんが、自分自身としては、ムキになっているという認識はありません。 イライラして怒りっぽくなったり、ムキになって勝負を続けるのは、どちらも(自分に対する怒りで?)心の余裕を失った結果、むやみに攻撃的になっているのだと思います。 私の場合は、余裕があるわけではありませんが、少なくとも(周りの人にあたりちらすなど)攻撃的な言動は、表れていないと思います。 4.後悔の念 失敗すると、後悔をして自己嫌悪に陥ることがあると思います。 私も当然、後悔の念はあります。 個別の売買に関しては、自分の行動基準どおりに行っていれば、もっと損失を回避できていた可能性が多々あります。反省すべき点はたくさんあります。 しかし過去の失敗にいつまでもこだわって、いじいじしているわけではありません。 落ち込んでいるのは事実です。しかし現在うまくいっていないことが理由であり、過去の行いを後悔して落ち込んでいるわけではありません。 私は元来楽天的な性格であり、都合の悪い過去はすぐに忘れてしまいます。 今回は反省点を忘れずに、今後の投資に活かさないといけませんね。 5.神頼み 私は普段、縁起とか占いなどは気にしません。 しかし最近は、占いが目にとまると、読むようになりました。 また、ゲンを担ぐようになってきたかもしれません。 例えば、椅子にほつれが生じていることが、最近気になっています。 「ほつれ→破綻」 と発想が行ってしまうのです。 古くなったから買い換えようというのであればいいのですが、株で損をしそうなので買い換えたい、と思うようになっています。 本来全く関係ないものを株式投資と結び付けてしまう心境は、神頼みに通じます。それが根拠の無い願望を生み、適切な対処を怠ることにつながっているかもしれません。 6.危機感 11月以降の大損害によって、将来の生活に対する危機感を感じ始めました。 専業投資家になるために定めた条件を、ついに先週下回ってしまいました。 これまで私は、株式投資をゲームと割り切るようにしてきました。損得はゲームの点数にすぎないと思うことにより、冷静な判断ができるようになるからです。 ところが危機感を感じるようになってから、実生活の金額と結びつくようになってきました。 給与収入が無くなった後に危機的状況に陥った場合、ゲームと割り切れなくなるなる可能性があることは、何年も前から予測はしていましたが、現実のものとなりました。 これが投資行動にどのような影響を与えているのか、まだ判断できませんが、今までに無かった感情が芽生えているため、要注意だと思っています。 以上を簡単にまとめると、ストレスに悩まされたり、攻撃的な言動が現れたりはしていないと思いますが、無気力になっています。 また、神にすがりたいという心境が芽生え始めているかもしれません。 そして危機感という感情が、どのような影響を与えるのか、注視しています。 この自己分析には、自己正当化している部分もあるかもしれませんが、現在の心境を正直に記したつもりです。感情はすぐに忘れてしまうため、記録に残しておくことにより、今後の参考にしたいと思います。 深手を負ったとはいえ、我が軍はいまだ健在なり! 機が熟せば、大反攻に転じるであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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