先日、職場の相棒さんならとても良くご存知で曲名だけで誰が歌ったか直ぐ出て来る「水森かおり」さんの歌謡ショーに誘われて、今日の正午から始まる部に出かけた。相棒さんなら「釧路湿原」という曲も「鳥取砂丘」という曲も勿論馴染みの曲。私には、歌詞の中に「釧路湿原」という言葉が出て来て初めてあぁ、これが例の「釧路湿原」なんだ。という感じ。「鳥取砂丘」という曲が2年前に大ヒットし、その曲で初めてNHKの紅白歌合戦に出場出来たことも、今日のステージで話していらっしゃった。
淡路島へは今日で5回目の来島になられ、今日の会場は実際山の中にあって、一体どこへ連れて行かれるんだろう?と思われたとか。来年ののじぎく国体では相撲競技の会場にもなる可動式の客席を備えた体育館。本来が体育館仕様に出来ているので、本格的なコンサートホールとは少し趣が違う。
演歌というのは私にはとても歌えないから、好んで聴くことはあり得なかった。誘ってくださった友人は、一緒にと約束していた人が都合が悪くなったとかで、急遽私に声をかけてくれたというわけ。友人とは本当に久し振りに顔を合わせることになるので、それだけでもいいかな。と。
演歌歌手のステージ衣装といえば、大体が着物とばかり思っていたけど、現れた「水森かおり」さんは素敵なドレス姿。確かにあの美空ひばりさんだって、艶やかなドレス姿というのをテレビで拝見したことがある。で、私自身はブラスバンドの経験があるし、そういった楽器の音には全く抵抗感は無いけど、流石に演歌となると迫力がまるで違う。アコースティックとはまるでかけ離れた世界。カラオケで皆さんどうしてあんなにボリュームを上げるのかなと不思議で仕方がなかったけど、演歌とはそうしたものなのかなぁ?耳をつんざくとまではいかないけど、かなりのボリューム。マイクなんて1本も使わない吹奏楽の演奏とはまるで違う。で、歌は。。。私には全く初めて耳にする曲ばかりだったけど、曲想自体がどれも同じ様な感じ。中にオリジナル以外の「長崎の鐘」とかを聴かせてくれたときは何だかホッとした。
ご当地ソングが多いこと。例えば「釧路湿原」にしても「鳥取砂丘」にしても。歌になって耳にすると、一体どんな所なんだろう?と、一度自分の目で確かめてみたくもなる。実際、誘ってくださった友人は一昨年ご夫妻で鳥取砂丘へ足を運んだのだとか。そういえば、私は昨年職場の慰安旅行で湯村温泉へ泊まった翌日鳥取砂丘へ行ったのを思い出した。確かに「鳥取砂丘」という曲も流れていた様な。。。
例えばNHKの大河ドラマで舞台になったりすると、観光客が増えるのと同じ様に、こうした「水森かおり」さんのご当地ソングなども、そんな効果があるのじゃないかな?で、その地にお住まいの方も一生懸命応援したくなろうというもの。釧路湿原と仰ったかな?9月には立派な歌碑が建立されるのだとか。しかもご本人の顔写真入りの。で、ボタンを押すと「釧路湿原」が流れる仕掛けになっているらしい。。。
演歌歌手だからと、演歌に拘らず色んなジャンルにチャレンジして欲しいな。というのが正直な気持ち。歌詞を物凄く大切にされる演歌歌手だからこそ美しい日本語の言葉で新たな挑戦をして欲しい。そうそう、あれは誰の歌だったかな?「京都慕情」なんかも織り交ぜて聴かせてくださった。新しい分野にも是非アタックして行って欲しい。
私自身が歌えないからと演歌はどうも苦手意識があって、今まで聴こうともしなかったけど、生の伴奏でマイク無しの生の声なら案外すんなりと聴けるかも。新たな発見をさせてくださった友人には感謝。今日は本当に楽しいひとときを有り難う♪