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カテゴリ:邦画(07)
「生き残ったひとは幸せにならんといかんのです。」
監督・脚本・VFX : 山崎貴 原作 : 西岸良平 出演 : 吉岡秀隆 、 堤真一 、 小雪 、 堀北真希 、 もたいまさこ 、 三浦友和 、 薬師丸ひろ子 前作「三丁目の夕日」の正統続編。前作は堤真一と吉岡秀隆、どちらが主人公か分らなかったが、今回は明確に吉岡秀隆の物語になっている。あまりにも予定調和だけれども、この映画に限っていえば、ハッピイエンドの「お約束」も悪くない。 オープニングの「ゴジラ」は、監督の「お金をたくさん貰ったらこんなのもやりたかった」みたいな夢を感じられてよかった。ラストタイトルに「VFX」とあったのは、監督の意地みたいなものなのかもしれない。 前作同様の小道具もたくさんあったけれども、日本橋、国際空港、トリスバー、一層式洗濯機、デリカシー、高速道路への空想、特急こだま、等々新しい小道具もたくさんあって、人物よりも画面の隅々が見どころになっていて楽しい。大画面で見る楽しみはそれである。 戦争がまだまだ人々の心に影をおろしているのは、鈴木のお父さんお母さんの同窓会や日本橋のシーンでも明らか。お父さんが酔いつぶれていたときの蛍が悲しい。 タダ、前作同様の頑張りなので、前作ほどのサプライズはない。それが、物足りないといえば物足りない。 前作は岡山県玉島通り町商店街がロケ地に選ばれていたけれど、今回は井原町とあった。これもお勧めのロケ地である。ここの商店街は本当にレトロ!しかもあまり寂れていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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