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再出発日記

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2007年12月24日
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カテゴリ:洋画(07)
「どうして私が選ばれたの?」

監督・製作総指揮 : キャサリン・ハードウィック
出演 : ケイシャ・キャッスル=ヒューズ 、 オスカー・アイザック 、 ショーレ・アグダシュール 、 キアラン・ハインズ 、 ヒアム・アッバス

オリーブ畑での受胎告知や、ナザレからベツレヘムに至る険しい旅、ヘロデ王の幼児殺し、馬小屋での出産、三賢人や羊飼いらが集まっての祝福。まるで教会の教科書のような映画ではあるが、楽しめた。イエスキリストの降誕は25日の深夜であった。と、いうわけで、25日の午前0時20分この記事をアップします。

この映画の良い点は、夫婦の絆がだんだんと深まっていくところ。神のお告げは夫のヨセフにもあった。ヨセフの献身。自分の腹は減っても妻とロバには食事を与える。男が見ても納得性のある正しい(正しすぎる)夫婦のあり方ではある。マリアはしだいと夫を信頼する。神はマリアのみを選んだのではない。ヨセフも選んだのだということが分かる。この視点は非常に新鮮だった。

もう一つ良い点は私の趣味ですが、西暦0年のエルサレムの民族描写を見ることができたこと。確かに当時中東は世界の先進地域ローマ帝国のもとにあったので、貨幣経済の発達、土木技術の発達は、日本列島北九州の漢委奴國王(西暦57年)の時代とは比べ物にならない。エルサレムの都のCGのなんと壮大なことよ。あれがまさしく都市国家である。吉野ヶ里が都市国家だという人がいるが、それは違う。中央集権国家の成立する5~6Cまで待たないと日本列島に都市は実現しないのである。(それは決して日本列島が世界と伍して質的に遅れていいたことは意味しない)けれども、一つ村での動物の皮のなめし、酒造りの共同作業など、あるいは旅をすることの危険性は、おそらく日本の古代にも共通していただろうと思う。

キリストの母となったマリアは呟く。
「支配者はその権力の座からふるい落とされるだろう。
貧しきものは尊くされるだろう。」

主の使命をそのように説明して映画は終わる。

神よ、まさに今がその「とき」です。

最後の映像は、冬によく見ることができる雲と光のシンフォニーだった。
またの名を「天使の梯子」あるいは「ヤコブの梯子」ともいう。(写真をほかから借りてきました)
IMG_2447-thumb.jpg





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最終更新日  2007年12月25日 00時17分29秒
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