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カテゴリ:洋画(09~)
3Dで見ました。3Dの魅力を最大限生かすための脚本と世界設定になっているためか素晴らしいものでした。パンドラに住むオリジナルな自然と動植物を、よくもまああれほど作ったものだと思います。それがすべて、エイワという女神の化身に結びついているという。多くの人が「もののけ姫」や「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」を思い浮かべ、「ロード・オブ・ザ・リング」などを思い浮かべた人もいるようです。
監督・製作・脚本 : ジェームズ・キャメロン 出演 : サム・ワーシントン 、 ゾーイ・サルダナ 、 シガーニー・ウィーバー 、 ミシェル・ロドリゲス 、 ジョヴァンニ・リビシ 、 スティーヴン・ラング 遠近感のある自然とそれと調和しているナヴィの「青い人」を見ていると、自然と彼らに親近感を抱き、ベトナム戦争さながらにナパーム弾(?)や爆弾で森を焼き払おうとする海兵隊の大佐たちを見ていると、一キロ20億の鉱物のためだけに「侵略」をしようとする彼らを見ていると、まあアメリカの映画も変わったものだと感慨にふけります。 勧善懲悪のシンプルな映画です。映像と世界観を見るための映画です。それはそれで、3D体験のためには一度見て置いて損はない映画です。 まだ誰も連想していないようですが、私はずっと諸星大二郎の「生物都市」を思い浮かべていました。調査宇宙船が持ち帰った正体不明の現象。宇宙船全体が融合し一つの生物になっていた。それはやがて土地以外のすべての人工物に感染を始め‥‥‥。機械と一体になった青年が呟く言葉「夢のようだ…新しい世界がくる…理想世界が…」あのような作品に影響を受けている私などは、このパンドラで生きる決心をした青年にも「よかったね」と言い切れない自分がいるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月26日 23時45分46秒
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