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カテゴリ:旅の記録
生口橋です。向こうに見えるのが、生口島。 しまなみ海道の島々は造船列島です。道沿いには造船所だけでなく、その下請けの鉄工所がいたるところにあります。(「てっぱん」のあかりのお父さんも下請けの下請けですね)だからこの様な鉄の塊も無造作に置かれていたりするわけです。 多々羅大橋です。今まで橋より一段と長く、自転車・二輪の通行料も50円ではなく、ここは100円でした。 この橋の主塔下で拍手を打ったり、拍子木を鳴らすと不思議な「鳴き龍現象」が起こると書いてあったので、試して見ました。備え付けられている拍子木をならします、カーンという音が響いていって海に消えていきます。つまりは、橋の共鳴現象なのですが、こういう遊び心はいいものです。風をいっぱい受けて少しだけほっとしました。 橋を渡りきったところに道の駅「多々羅しまなみ公園」があったので少しそこで休憩。何しろ、既に書いたように橋を渡るにはその度ごとにながーい坂を一気に登らないと駄目なのです。だんだんと疲れてスピードが上がらなくなっていました。売店にある「でこたん」を飲みました。260円。デコポンの100%ジュースです。 ここ大三島からは愛媛県に移っていました。マンホールも愛媛県仕様です。やっぱり村上水軍が意匠です。けれどもカラーじゃない。そういえば、家の構えも変わりました。普通の核家族世帯の家が多いのです。 大三島橋です。比較的直ぐに着きました。けれども四時を過ぎています。あせり始めました。 伯方・大島大橋です。この橋を渡るときについに力尽きて自転車を押しながら入り口まで登りました。そしてこの橋を渡っているときに、村の五時を知らせる鐘の音が聞こえました。 大島に着いたら、あとは後もうひと橋渡るだけなのですが、そこにつくまでが最後の難関あり。橋までの12キロ、それまでにない一般道での高低差のある坂が二回あるのです。もう足が棒のようになっていて、半分近くは自転車を押していました。そうして来島海峡大橋にたどり着く前に世界は真っ暗に‥‥‥。この橋は世界初の三連つり橋なんだそうですが、全然わかりません。異様に長い。通行料も200円です。 橋を渡りきったところにあるサイクリングセンターは当然閉まっていますから、10時まで営業している今治駅までさらに7キロの道のりを行かねばなりません。体はぼろぼろ、たぶん歩くような速さで走っていたと思います。着いたのは八時前。乗り捨てセンターなので保証金の1000円は帰ってきません。センターのおじさんについ愚痴をこぼしました。 「尾道に11時30分出発だったんで、疲れました」 「70キロあったからねえ」 「70キロしかなかったんですか?僕はもっとあると思っていました」 「まあ、勾配があるからねえ」 実際はあの勾配の道は長さの勘定に入っていないのではないかと私は疑っています。 そのあと、今治市がわざわざチラシまで作って宣伝していたので、駅前のラーメン屋で食べて見ました。今治市がB級グルメで売り出そうとしている「焼豚玉子飯」です。ご飯の上に焼豚のを載せ、焼豚の上に半熟の目玉焼きを二個載せています。玉子を潰してご飯に混ぜて食べるのですが、味は予想の範囲内でした。これではB1グランプリでは好い所にはいかないですな。 このあと当初予定では香川高松にネットカフェで泊まってうどんを食べて岡山に帰るつもりだったのですが、高松行きの電車が特急しかない。明日讃岐うどん観光をする気力がなくて、瀬戸大橋マリンライナーを使って岡山泊(ネットカフェ)に切り替えました。岡山に着いたのが、11時半。いい経験をさせてもらいました。つまるところ、11月の韓国ビンボー旅の事前運動なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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