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カテゴリ:洋画(11~)
ちょいとあらすじ
暴力夫を殺害した罪で服役中のジョンへは女子刑務所内で息子ミヌを出産する。現行法によって我が子と過ごせるのは生後18ヶ月まで。別れの日が徐々に迫る中、慰問に来た合唱団の歌声に魅了されたジョンへは在監者仲間で合唱団を結成することを思い立つ。所長を説き伏せ、元音大教授の死刑囚ムノクを指揮者に担ぎ出す。賢明に練習を重ねた結果、殺伐としていた刑務所内に明るく美しいハーモニーが響き渡るようになる。 監督 カン・テギュ 出演 キム・ユンジン (Jeong-hye Hong) ナ・ムニ (Mun-ok Kim) カン・イェウォン (Yu-mi Kang) チョン・スヨン (Hwa-ja Ji) パク・ジュンミョン (Yeon-sil Kang) 隣のオバサンは始まって直ぐのあたりからずーと鼻をズルズルいわせていて、五月蝿かったのであるが、そんな醒めた目で見ていた私でも、久し振りに泣かせるのだから、韓国映画の「泣かせ」のテクニックっていったらハンパじゃない。 男と女が別れて泣くとか、死に別れて泣くとか、人情で泣くか、色々あるけど、最も泣かせる要素は母親の情ですね。そんな色々な泣かせの要素を理屈ではなくても歌に乗せて持ってくるのは、まあなかなかすごいと思う。 収監されている人たちが余り屈折していないというのは「本当かな」とあまり思わせないうちから、次から次へと畳み掛ける技はすごい。 ‥‥‥これを見たのは、3月11日二時半開演の回だった。岡山はもちろん震度一でもなくて、全く気がつかなかった。映画が撥ねたあとにふと携帯のヤフーニュースを見ると「津波10m」という文字が飛び込んでくる。「なにこれ?」というのが最初の言葉だった。岡山県北の米軍低空飛行で「民家が全壊したらしい」というニュースを聞いたときも「なにそれ?」と半信半疑だった。しかし、実際に行ってみるとまるで爆撃にあったかのような惨状を呈していたのは、既に記事に書いた。そのあと、私は映画「無言館」の試写会があるということで、それでも会場までは行った。時間が来るまでに書いた記事が上である。しかし、その間にもツイッターでフォロワーの情報を盗み見る。東北で起きたはずの地震だが、東京も凄いことになっている。M8.8というかつて経験したことのない数字も出てきた。会場には次々と人がやってくるけど、このまま映画を見てみたら、帰りは11時ぐらいになるのは確実だった。こんなことをしていられない(親類も何もいないので関係ないのだが)、のんびり映画を見ている気分ではなくなって、駅に帰ることにした。そのあと、ツイッターで情報をな得ながら、夜中の明け方まで眠れなかったということは既に書いた。‥‥‥そういう意味で忘れられない映画になった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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