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くまの日記

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2011年11月21日 楽天プロフィール Add to Google XML

日本原基地調査 来年には、日米共同訓練の予感が‥‥‥
[ 平和運動 ]    

1月20日、毎年恒例の自衛隊日本原基地の基地調査をしました。

5318日本原演習場.JPG
日本原基地は駐屯地と広大な演習場を抱えた、中四国最大の陸上自衛隊基地です。広さ約1900ヘクタール。年間250日から300日近く演習が行われており、岡山県の自衛隊員だけではなく、中四国からほとんどの駐屯地から「演習」に来ている。例えば、伊丹、明野、千僧、今津、福知山、桂、大久保、八尾、信太山、青野原、海田市、米子、出雲、三軒屋、山口、善通寺、松山、高知から2010年度には来ている。その参加延人員123520人、実に演習場がある奈義町の人口の約20倍である。

自衛隊の本来任務とは何か。災害救助ではない。このような演習場で、「人を殺す練習」をすることだ。特に「実弾」演習は日本原でも増加傾向にある。2000年には年113日だったが、2010年には178日になった。今年は3月から6月まで福島へ仕事を集中していたので、もしかしたら来年のデータは178日がずいぶんと減るかもしれない。しかし、けっしてこれが半減するということはないだろう、というのは今日の調査を案内してもらった地元のMさん(勝田郡平和委員会事務局長)の言である。

この演習場は過去五年間で三回も日米共同訓練を実施しており、自衛隊の演習もより実践的な内容になっている。まさに米軍一体となっていつでも「外で戦争ができる部隊」としてその性格を変えつつある。Mさんの地道な調査で、この10年間、装備、演習内容共にそれを裏付けるものばかりである。例えば、特殊武器防護隊(化学部隊)の参加、110ミリ個人携帯対戦車弾や120ミリ迫撃砲(縮射弾)の実弾演習が過去最高になったこと。レンジャー部隊の訓練、ヘリコプターの「国際平和協力活動訓練支援」の演習、などである。

去年も問題になったが、2010年度も徒歩訓練が9回行われた。参加隊員は1063名。一回の参加で350人行進したこともある。半分が白昼の行進だという。約6割で警察の許可を得て空の小銃を携帯している。一番遠くに出かけたのは、夜間ではあるが、東粟倉から美作を通って勝北、日本原に戻るコースである。奈義山の縦走も夜間何回もしている。去年このことを書くと、コメント欄で奈義町民の女性の方らしき人から「町民も自衛隊が普通に見えるところ訓練をしていてもショックを受けるなんてありません。少なくとも奈義町で育ってきて自衛隊の訓練を目の当たりにして「ショックを受けた」なんて人は見たことがありません。」という意見をもらった。しかし、Mさんは「そのかたはそうかもしれないが、普通の人は出合ったらびっくりすると思う。私も一回だけ、早朝に出会った。ドキッとした」という。こういうことを「普通」のことだと言っていたならば、やがて山陰の町でやっているように白昼堂々街中を訓練として迷彩服が行進するという「戦時の風景が普通」という日本になるかもしれない。調査参加者からは「何か運動を起さないといけない」という声が聞こえた。


午前はMさんから資料報告を聞き、午後から演習場内を自動車で゛見て回った。普通は日曜日は自衛隊員は休みなのだが、この日はなぜか非常に大掛かりに新たな道路つくりや整備をしていた。

5315潜入射場.JPG
これは「潜入射場」である。土豪に隠れて的を撃つ訓練をするところだ。

5319対戦車誘導団射場.JPG
ここは最近新設された。「01軽対戦車誘導弾射座」である。小さく三角に見えるオレンジ色のところに戦車用の弾を当てるらしい。あそこまで約400mあるらしい。それゃあ、確かに訓練が必要です。

5321120ミリ榴弾砲の箱.JPG
射座でなにかの台だろうか。それを120ミリ榴弾砲の箱が流用されていた。日本の化学工場の名前がついている。「武器は日本製なのか……」と私が呟くと、「そんなのは常識」と参加者から言われた。「いや、憲法九条を持つ国として、そんなのは日本の国民の常識じゃないでしょ」と私は反論した。果たしてどちらが正しいでしょうか。

5323戦車射場.JPG
ここは戦車射座である。遠くにかすかに見える徹甲が標的だ。

5324都市型施設建設.JPG
日米共同訓練を始めて作られた「都市型訓練(テロ対策訓練)施設」が新たに作りかえられていた。最近の整備「訓練」にしても、この施設の作り変えにしても、来年に四回目の日米共同訓練がある準備ではないか、というのがMさんの意見である。

5329反サム.JPG
やはり、一番「仕分け」しなくてはならないのは、これら「破壊」しか生まない防衛費なのではないか。こういう無駄な「訓練」に使う金なのではないか。シートをかぶって素人が見たらなにやらよく分からないが、トラックの列の手前から二列目からは短SAM(短距離地対空誘導弾)が置かれている。一基36億円だそうだ。少なくとも四基は確認できた。

最終更新日  2011年11月21日 23時15分31秒
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