日本原基地調査をした時の昼食は「つるや」だった。いま全国的に岡山県北のB級グルメが注目を浴びている。ご存知だとは思うが、先のB1グルメ全国大会で、蒜山のひるぜんそばが大会優勝を勝ち取り、津山のホルモンうどんが二位を勝ち取ったからである。

しかし、25年前2年間津山に住んでいた私としては、ずいぶん意外ではある。どちらも割りとマイナーなたべものだった。あのころ、私がずっとお世話になっていたのは、このつるやのラーメンであり、うどんだった。ここは朝から夜中までやっていて、何でも揃っているいわば賄いつきのコンビニだったのである。ちょうど25年前からコンビニが岡山にも進出してきていたが、たぶんこのつるやがあっために、津山のコンビニ進出は10年以上遅れたと思う。現在でもコンビニの数はあまり多くない。驚くのは、「つるや」がコンビニに淘汰されずに健在だということである。この間の劇的な流通再編を考えると驚くべき粘り腰だといえる。それもこれも、地元に根ざしたこの豊富な惣菜の種類だろう。ここでは、100グラム158円の惣菜バイキングをしていたが、味とコストで考えると、とっても満足できる。

私がこの日の昼食で買ったのは、これ。約200グラムで、きんぴらと野菜炒めと、鰯の南蛮漬けと牡蠣のフライをを一個づつ入れた。おにぎり二個とあわせて、495円ですんだ。田舎料理を食べた気分である。

基地調査に帰りには、地元の焼肉屋アチャコ(東津山駅前)でホルモンうどんを食べた。ホルモンうどんはもともと焼き肉屋の締めの料理だったのである。私が知らなかったのは、あのころは焼肉屋で食べて飲むというのは贅沢だったからにほかならない。ひるぜんそばにしても、ホルモンうどんにしても、味噌だれはこの地方の家庭の味なのだろう。ソース味に慣れている人たちにとっては、それが新鮮に感じたのだ。