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今日は日本中でチョコレートが行き交うチョコレートデー。 義理だの本命だのと女性は自分の周囲に居る男性に気を使い ギフトの準備をしなくてはならない日でもあり、 バレンタインデーの本来の意味など何処へやら・・・ と言った感があります。 そこで・・・ 今日はちょっとだけバレンタインデーについて書いてみたいと思います。 日本ではバレンタインデーと一般的に呼ばれていますが、 英語では "Saint Valentine's Day" となっています。 これを訳すと「聖バレンタインの日」となります。 つまり・・・ バレンタインというのは聖職者である人の名前で、 聖職に就くバレンタインという人にちなんだ日と言うことになるのです。 では、このバレンタインという人がどんな人で、 彼が生きていた頃から現代に渡って何があったかという事に 疑問は広がりますね・・・。 時は西暦3世紀帝政ローマ時代、 戦乱の世の中において兵士となるべき若者たちが出兵したがらないことに 時の皇帝は困っていました。 若者たちからすれば家族や愛する者たちの元を離れたくない、 出兵すると言うことは死別をも意味する時代でした。 そんな若者の気持ちに気付いた当時の皇帝は 横暴にも結婚することを禁止してしまったのです。 しかし・・・ イタリア中部にある町のキリスト教司祭であったバレンチノ (英語読みでバレンタイン)は、そんな若者たちをみかねて内緒で 結婚をさせていましたが、そのことを皇帝が知ることになります。 折しも当時のローマではキリスト教迫害が厳しい時代でもあり、 皇帝はバレンチノに皇帝の意に反したとして罪を認めさせローマの宗教に 改宗させようとしました。 しかしバレンチノはそれを頑なに拒否し投獄され、 西暦270年2月14日に処刑されてしまいました。 (269年という説もあるそうです。) しかし・・・ このことだけでバレンタインデーが始まったとは考え難いことです。 実は、ローマではルペルクスという豊穣(ほうじょう)の神に祈るための 儀式としてルペルカーリアという祭が行われていました。 毎年2月14日の夕方になると若い未婚女性たちの名前が書かれた紙が 入れ物に入れられ、祭が始まる翌15日には男性たちがその紙を引いて、 あたった娘と祭の間、時には1年間も付き合いをするというものです。 翌年になると、また同じようにくじ引き行います。 496年になって若者たちの風紀の乱れを憂えた当時の教皇ゲラシウス一世は、 ルペルカーリア祭を禁じ、その代わりに違った方法のくじ引きを始めました。 それは女性の代わりに聖人の名前を男性に引かせ、 その一年間はその聖人の人生にならった生き方をするように励ませたのです。 この時に200年ほど前のちょうどこのお祭りの頃に殉教した聖バレンチノを、 この新しい行事の守護聖人としたのです。 これが2月14日とバレンタインという人の接点です。 しかし、バレンタインデーとしての習慣の起源はこれでも理解することは できません。 話は続きます・・・ バレンチノは投獄された獄中でも恐れることなく看守たちに 引き続き神の愛を語り続けたそうです。 言い伝えによると、ある看守に目の不自由な娘が居たそうで、 その娘は獄中に居るバレンチノととても親しくなりました。 バレンチノが彼女のために祈ると彼女の目が奇跡的に見えるようになった そうです。 しかし、このことがきっかけでバレンチノは処刑されてしまいます。 彼は死ぬ前に「あなたのバレンチノより」と署名した手紙を彼女に残したと 伝えられています。 この話が、男性が自分の愛する女性に愛の気持ちを綴った手紙を2月14日に 出すという起源となり次第に世に広まって行きました。 現存する最古のものは1400年代の始めにロンドン塔に幽閉されていた フランスの詩人が妻に宛て書いたもので、 大英博物館に今も所蔵されているそうです。 この頃は男尊女卑の時代、 男性が女性に親書を渡すと言うことなど考えられなかったわけで、 男性が愛する女性に2月14日だけは手紙を渡すということが、 神聖な意味合いでも一般的に流行したと言う事です。 しばらく経つと手紙よりも手軽なカードがよく使われるようになり、 現在では男女とも互いにバレンタイン・カードを出すようになりました。 バレンチノがしたように 「あなたのバレンタインより」(From Your Valentine)と書いたり、 「わたしのバレンタインになって」(Be My Valentine)と 書いたりすることもあるようです。 現在アメリカなどの国々では、クリスマス・カードの次に バレンタインカードが多く交換されているそうです。 ここまで書いてもチョコレートは全く登場してきませんが、 では、どうしてチョコレートを女性が男性にあげるようになったのかと 言う事ですが・・・。 実は女性が男性にチョコレートを贈ると言う習慣は日本独自のものです。 欧米では恋人や友達、家族などがお互いにカードや花束、お菓子などを 贈ります。 では、チョコレートはどこから出てきたのかと言えば、 1958年に東京都内のデパートで開かれたバレンタイン・セールで、 チョコレート業者が行ったキャンペーンが始まりだそうです。 今ではチョコレートといえばバレンタイン・デーの象徴のようになって しまいましたが、クリスマス同様にキリスト教になじみの薄い日本では 本来の意味が忘れられ、セールスプロモーションの一環として 利用されていると言うのが実態です。 節分の恵方巻き、土用のうなぎなど、日本人は本当に商魂たくましいと 言うしかありませんね。 自分の命を犠牲にしてまで神の愛を伝え実践したバレンチノ。 そんな出来事がバレンタインデーの起源だと言う事を少しは知って バレンタイン・デーを過ごし楽しむのも良いのではないでしょうか? ![]()
Last updated
2006.02.14 19:06:30
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