|
カテゴリ:英国から見た日本
今日は、真面目に書きますよ。心して下さい(^^)。
今朝の日本の新聞(社説)を読んでいて、物凄く大きな違和感を覚えた。一つは、例の、民主党の16人の会派離脱についてで、もう一つは、例の、鳩山前首相の「方便」発言についてだ。 まず、民主党の会派離脱を申し出た16名についてだが「民主党の看板で当選しながら国会で共同歩調を取れないというのなら、党の了承を得て無所属に転じるか、議員辞職するのが筋である。」と書かれている。この方は、真面目にそう考えているのだろうか。 だって、(真相は知りませんが)彼らの主張は、マニュフェストを捨てた政権に同調できない、ということなのだから、”筋”というなら、明らかに、彼らの方が通っているようにしか見えないのだが。 単に不勉強なのかもしれないが、私には、「16名=小沢派、小沢=悪だからトーンは否定的に書く」と端から路線を決めて書いているようにしか見えない。 もう一つの鳩山さんの話。海兵隊の抑止力について、鳩山氏が理解していなかったのはおかしいということについて、また繰り返し書かれているのだが、書いている方は、海兵隊の抑止力とやらについて、論理的に説明することができる方なのでしょうか。 何の疑問も持たずに「抑止力はあるに決まっているし、必要に決まっている」という前提(レッテル)の上で、論旨が展開されていることに空恐ろしさを感じる。 鳩山さんが言ったのは、掻い摘んで言えば、「海兵隊に抑止力があるわけではないが、方便として、抑止力という言葉をを使った」ということだろう。であれば、論理的な帰結として必要なことは、一体、抑止力があるのかないのかの検証なのではないのだろうか。 でも、この社説の結論は、「在日米軍が日本で果たしている役割をもっと詳しく説明し理解を得る必要がある」となっている。要するに、「抑止力はあるに決まっている」という常識(レッテル)の上でしか、論旨は展開しないのだ。 私は、鳩山さんを擁護する気は全くないし、早々に引退されるべきだと思っている。ついでに言えば、小沢信者・支持者でもない。でも、前提となる本質的な問題に対しては思考停止して、鳩山=愚、小沢=悪といったレッテルの上で、批判を繰り返す記事は、ジャーナリズムとは言えないと思うのだ。 お読み頂き有難うございます。 以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[英国から見た日本] カテゴリの最新記事
|