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元ロンドン新(米)所長→現ハノイ所長日記

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2011.05.01
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カテゴリ:中東・アラブ

さて、ここ数日のイギリスは、ロイヤルウェディングによるお祝いモードで、ちょっとしたおとぎ話の中にいるような感覚でもあったのだが、さすがに、今日辺りからは平常モードに戻った感じだ。

BBCニュースも、トップニュースは、NATOの空爆によるカダフィの息子と孫の殺害、次いで、シリアでのデモ弾圧による大量殺戮であった。これを平常モードと呼ぶのは辛いものがあるが、ロイヤルウェディングイ浮かれている間に、何一つ解決に向けて前進したわけではないのが悲しい現実だ。・・・と言うよりも、解決策なんてないのではないだろうか。

リビアにしろシリアにしろ、独裁政権で西側の民主主義社会の常識から見れば、人権無視の滅茶苦茶な世界ではあったが、それはそれで一応の安定を保っていたわけで、リビアはのカダフィは、核兵器や化学兵器といった大量破壊兵器の開発を放棄したし、シリアのアサドはイスラエルとの停戦をずっと遵守してきた。

特に、シリアにおいて顕著なのだが、独裁政権を倒すのはよいのだが、受け皿が全くない。新たな政権が出来たところで、急に景気が良くなるはずもなく、結局、国民の怒りを反米・反イスラエルという形で逸らそうとする可能性もあるだろう。だから、アメリカも、これまでのところ、アサド政権の転覆を望んではいない様子が見え見えであった。

国際世論に追い込まれて?大統領が署名したアメリカの制裁案も極めて中途半端で、形式的なものだし、国連の人権理事会のシリア非難決議も、9カ国が反対し、10カ国が棄権ないしは欠席だった。既に500人以上の人が死んでいると伝えられているが、これを反乱の制圧で正当な行為だと信じる国や、そもそも内政干渉は不適切だと考える国があるということを内乱なんて想像できない日本人も認識する必要がある。

答えが見つからないので、同じことばかり書いているが、シリアの民衆も一度立ち上がってしまったからには、簡単に元へは戻れない。元へ戻れば、政府に弾圧され、一族郎党がヒドイ目にあう、そう思って不退転の決意でデモに参加していると思う。

本当に、答えはないのだろうか。毎日、シリアでの死者の数が積み上がるのを見て、何も感じなくなってきている自分がいるのが、空恐ろしい。

お読み頂き有難うございます。ちょきスマイルダブルハート
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Last updated  2011.05.02 02:26:13
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