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カテゴリ:一般ドラマCD(n)
タイトル:戦国BASARA~宿命!川中島の合戦~ドラマCD レーベル:サイトロン 原 作 :-- キャスト:伊達政宗/中井和哉 真田幸村/保志総一朗 発売日:2005/09/21 ★声優陣のインタビュー記事★ http://eg.nttpub.co.jp/news/20050818_06.html NK出演度(本編) ★★★ NKマニア度(本編) ★★★ NK出演度(フリートーク) なし NKマニア度(フリートーク) NKエロ度 ★ その他の出演者 ★ エロ度 ★ 構成度 ★ テンポ 傾向 ノーマルだけど、同性の(?)バカップルが2組います 総評 PS2ゲーム「戦国BASARA」のドラマCDです。 当然エロはありませんが、元々萌え狙いゲーなので★いっこつけときました。 サイトロンレーベルはGSMしか聞いたことなかったのでどんなんかな、と思いましたが … …辛っ! てか、ドラマCDとしてできあがってないじゃん…;;; 声優さんの演技力がなかったらグダグダですわ。これ。 さて、このCDを聞くような酔狂な輩の目論見は、ゲームでは描かれていない背景目的といえましょう。 キャストを見れば分かるとおり、このドラマのポイントは3つ 武田VS上杉のライバル関係…まあ、これは史実通りなのでOK。改めて描写しようって程度です。 サスケVSかすがの関係…いずれもオリキャラ。ま、描いとくべきでしょう。 (注:猿跳佐助はあまりにも人気者なので知らない方も多いかと思いますが、実在の人物としては非常にグレー。 一応モデルになった人物はいますが、オリキャラといってもいいでしょう。) はい、そしてそして。 伊達VS真田のライバル関係です。 これも史実通りなんですが、史実通りだとチト問題がある。 僭越ながらここの説明をまず。 伊達政宗といえば遅れてきた戦国武将。文武両道な片倉小十郎とのタッグで、なかなかの切れ者っぷりを見せたのと同時に意表を突いた戦法や行動、そして時に残忍なまでの戦いで有名。ちなみに国際派と言われる所以は単独でスペインと交流を図ったことにあり、本当ならば英語じゃなくってラテン系で叫ぶ所。「HORA!」 そんな伊達さんのとっておきかつ有名な戦法が騎馬鉄砲隊。騎馬隊に鉄砲持たせちゃおう!って斬新かつ怒濤の作戦でした。 誰も見たこともないこの戦法で政宗は大阪の陣にて勝利を収めるかと思いきや、対抗策を取られてしまいます。 そう、その策を弄した武将こそ、真田幸村。 ところが、政宗がその借りを返す事はありませんでした。その翌日、幸村は防衛戦で敵味方共にその勇猛さを惜しまれるような討ち死にをしてしまうのです。更には大阪の陣を最後に合戦そのものが禁止となってしまいます。 政宗の遺恨の原因はここにあるのです。やるせないです。 ライバルっていうよりも、政宗が幸村に一方的に負けを背負ったまま戦国時代が終わりを告げちゃうんですよね。 …で そもそも信玄と幸村を一緒に出しちゃうBASARAで何言ってんねん、ですが、誰しも気になる政宗VS幸村の台詞が「ここで合ったが100年目!」「吼えろ。吼えろ。暑苦しいな」でしょう。 え?なんでアンタが?逆やん。っていうか、アンタはキスケはんとソルはんかいな!…で、そう思ったからこそ、このCDです! …と思った方。ポカーン…でしょうな。いや、わしが。 結局、ゲーム中で明かされなかったBASARA的な背景は明かされましたが、これまた台詞と正反対なんですよ。 幸村を追ってるのは政宗の方で、幸村はやっぱり基本「お館さまぁぁぁ!」なんですよね。 そんなポカンなネタバレをいたしますと… 冒頭、政宗は幸村との戦闘を佐助に邪魔されてしまい負けるのですが、幸村はそれを良しとせず止めを刺さずに、また次に闘おうとその場を去ります。 武人としては天晴れなれど、プライドの高い政宗は激怒。 しばらく後に武田軍と上杉軍が本決戦を迎える(川中島)と聞き及び、その混乱に乗じて「幸村の首」を取りに軍を構えます。 アホだ。 激ラブだ。 そんな我が儘過ぎる目論見を部下に堂々と宣言しちゃう政宗。お前、可愛すぎるぞ。部下に愛されてるんだなぁ。天下取るってのに…。 ところが、信玄は対謙信作戦で啄木鳥作戦を決行。勿論、この精鋭部隊には(BASARAですから)幸村が抜擢されます。 横から槍を入れようとする政宗に、信玄は佐助を、謙信の軍からはかすがが自発的に政宗暗殺へと向かいます。(っていうか、信玄は単に足止めって言ったのに…佐助って部下いないのかよ) しかし二人とも政宗にあっさり片付けられ、政宗は佐助に幸村への「俺の目的はアンタだけだ」という伝言を持たせて逃がします。(うっわ。ホモくさっ) が、逃がすにしちゃやりすぎで途中、佐助が死にかかってたりして、さすが中井政宗。峰打ちでも致命傷ですね(@ゾロ) そんな訳で幸村がその伝言を受け取ったのは信玄の策をいち早く察した謙信が既に去った後のお山の上の元本陣。 可哀相に、政宗が辿り着いたのはやる気まんまんな信玄対謙信の戦いの場でした。 幸村に会えなかった腹いせに政宗自らどーでもいいから無視せぇ、と言っていたはずの二人に向かっていきます。 そこで三竦みの戦いが始まりますが、そこへ幸村が戻り、史実どおり今度は背後をつかれた上杉軍。謙信、戦いを預けて急いで戻ります。 残されたのはお館様と幸村のバカップルと政宗。 ここ、ある意味必見ですよ。 「お館様ぁぁぁ!」「幸村ぁ!」の連呼が例によって披露されるのですが、政宗、気配をけしたまま無言。 このCD中、バカップル連呼は何回も登場しますが、どうも佐助以外は突っ込み入れないみたいです。 っていうか、政宗もボケの気配がします。 このシーンは、想像すればするほど笑えます。 …で、最後の戦いに突入するわけですが、まあ、所詮はゲームの背景。勝敗をつけるわけにはいかないのでぷっつり終わります。 そんな訳でBASARA1のバカップル、信玄と幸村を堪能するにはもってこいのCD。この二人が主人公です。 バカップルその2の謙信とかすがは、(個人的に織田家と同じ臭いもするのであやしげですが)このCDの利き所はなんといってもかすが。可愛いんですわ。 あのムッチンムッチンでは想像もつきませんが、こんなに小娘だったんですね。 政宗は…カッコイイですよ、強いし。 でも、完全に横恋慕でマヌケっぷりが笑えます。 いつも一人で寂しい政宗ですが、伊達軍の強かな描写はちょっとカッコイイかも。でも一人。 分かりにくい戦闘シーンが多い中、声優さんの演技力でかっこよく仕上がっています。 惜しむらくは、政宗がもう少し技名言ってくれたらなぁ。WAR DANCEだけです。幸村は火炎車さえも言ってくれねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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