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MaestroHoundのポディウム日誌

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MaestroHoundの日記 [全135件]

2012.04.02楽天プロフィール Add to Google XML

ブログを引っ越しました。

アメーバブログに引っ越しました。数年を経て雰囲気がすっかり変わっていますが、もしよろしければご来場ください。

http://ameblo.jp/maestrohound/



Last updated 2012.04.02 09:53:23
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2008.02.04

ローマは一日にして成らずも、崩壊するときは一瞬  (122) 
[ Gig、仕事 ]  

ポッペーアの戴冠が閉幕した。たった3日間の公演だったが、色々な意味で心に残る公演となった。もちろん全体で見れば、終わった今となってはポジティブなことのほうが多いのだが、日記に書くようなことといえばやはり、と思う事件があるのでそのことを。

年が明けて2週目からリハーサルを再開し、哲学者セネカを歌うゲスト歌手(メトロポリタン歌劇場メンバー。素晴らしい歌手&人格者)も到着、一日8時間、週末関係なしのリハーサルが2週間。最終ドレスリハーサルまで手間取る照明や舞台転換(結局最後までスムーズに全幕通すことのないまま開幕)。そして初日に事件は起こった。

第1幕をヘロヘロになりながら終えて、楽屋でコール(何分前です、みたいなやつ)を聞きながら待機していた僕は、コールが告げられる「15分間の休憩」にしたがって行動していた。5分前のコールを聞いて舞台に向かったところ、舞台の方から歌声が。なんであの人舞台の上でウォームアップしてるんだろう、と思ったら、なんと第2幕がすでに始まっていた。

真相はどうも、客席には休憩は10分とアナウンスされていたようで、10分経過時点で照明は落ち、ただひとり第2幕の冒頭に出る歌手は舞台にのぼり(第2幕冒頭の照明は点り)、客席周辺にいたオーケストラメンバーはあわてて集合し、出てくる気配すらない僕を待つことを諦めて、第一ハープシコード奏者の頭の振りにあわせて演奏を開始した、ということらしいのだ。

オーケストラがピット(舞台の前の穴の中)ではなく、客席前方のスペースに陣取っていたためできた芸当で(しかも最初の2曲は「通奏低音」と呼ばれる、ハープシコードとベース楽器(今回の場合はチェロ1丁)だけの伴奏だった)、ありがたい話ではあるのだが、僕にとっては逆に不都合極まりない。だって、幕の途中に客席の前を横切ってオーケストラの前まで行かなければいけないのである。最初のブラックアウトまで待つのが通常なのだろうが、3曲目終了時のブラックアウトの直前が、合唱の曲であり、そのために僕は絶対に位置についていなければいけないのである。

結局、1曲目終了とともに扉を開けてとりあえず端の方の客席に着き、2曲目終了の静寂とともにオーケストラのまえに走りこんで、そこから無事に公演を続けた。いや、その時点でもう無事にも何もないわけなんだけど。

そこから先は何事もなく、無事3公演を終えた(事件以来は僕も楽屋に戻らず、客席付近でたむろするようになったのは言うまでもない)。

リハーサル開始から数ヶ月かけて作り上げた公演だが、終演後セット(ちなみに舞台はかの暴君ネロが君臨した時代のローマ)をぶっ壊すのを見物&ちょっと手伝いしたときは、ものの2時間ほどですべてが木の板と柱の束になってしまった。日記のタイトルの通りである。

と、この話はすべて先週末のお話。今週末(今日)はシカゴまで行って恵方巻き買ってきて食って、スーパーボウルみちょる。でも、恵方巻き、せっかく買ってきたのにでもあと一口ってとこで何を血迷ったか「あれ、明日じゃね??」って言っちゃって全部台無し(恵方巻きを食べるときは食べ終わるまでしゃべっちゃいけないと言われているらしい)。


Last updated 2008.02.04 09:59:53
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2008.01.03

赤い2日間(Insight Bowlの旅2・3日目) 
[ IU ]  

おめでとうございます。

実はさっき色々書いていたんだけれども、間違えて消えてしまったのでとりあえず写真のアップデートだけ。。2日目は試合の日、元日の3日目はセドナまでドライブして有名なRed Rocksを見て来た。3日間の短いバケーションも終わり、氷点下18度のミルウォーキーに帰る機内ではずっとポッペーアの楽譜を勉強していましたとさ。ああ現実に戻りたくなかったよう。

写真はこちらです。


Last updated 2008.01.03 09:25:12
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2007.12.31

アパッチ街道を行く(Insight Bowl観戦の旅・1日目) 
[ IU ]  

わが母校インディアナ大学のフットボールチームが14年ぶりにポストシーズンのボウルゲームに出場するということになり、僕も観戦に駆けつけてみることに決めたのは、12月のはじめごろ。ついに2泊3日(しかもその間に年越し)の強行軍の幕が切って落とされた。

目的地はアリゾナ州テンピ。フェニックスの隣に位置し、さらに隣のメサや歴史あるスコッツデールとともに都市圏を作っている中部アリゾナ州の街である。実はアリゾナに来たのはこれが初めて。2泊3日、しかも2日目は観戦の日なのですでに完全に埋まっているという条件ながら、やっぱり色々観光もしたいので、朝早く到着し、帰宅の日は遅めにという予定を立てた。

フェニックスからだと、グランドキャ二オンまでは北におよそ4時間、OK牧場のあるツームストーンまでは南東に3時間ほどのドライブになる。やってやれないこともないが行って帰るだけになりそうなのでこれは時間のあるときにまた、ということにして、到着日の今日は近場の難関ドライブコース「アパッチ街道」に挑戦してきた。

午後6時から大学の卒業生会主催のパーティーがあるということだったので、終点まで行って別ルートで帰ってくるコースではなく、終点の近くまで行って、いいところを見たら引き返してくるという方法に決め、ルーズベルトダムで折り返すことに。片道約35マイルの行程のうち、22マイルは道路が舗装されておらず、道幅も大半が車が1台通れるだけの広さ。レンタカーということもありかなり気を遣う運転となったが、初めて見る砂漠地帯の景色は圧巻。

僕の文章で書いても何も伝わらないと思うので、写真をご覧ください(写真もヘタだけど文章よりはマシだろうと)。

Insight Bowlの旅 in Arizona


Last updated 2007.12.31 18:00:24
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2007.09.26

意外と面白いぞ、ポッペーア 
[ Gig、仕事 ]  

先月の帰省は多くの方々のお陰様で色々と盛りだくさんで楽しませていただきました。ありがとうございました。一味おいしゅうございました。帰省は半月くらいがちょうどいいのかもしれないね。

本題。昨年クルト・ヴァイルの「三文オペラ」を振らせてもらった大学で、今年もメインステージオペラを振らせてもらうことになった。なった、といっても前回の本番のすぐあと、2月くらいの時点で決まっていたことなんだけれども、9月になってようやくリハーサルが始まった。演目は、クラウディオ・モンテヴェルディの「L'incoronazione di Poppea(ポッペーアの戴冠)」。2月にこれをしっかり引き受けちゃった時点の僕のモンテヴェルディに関する認識といえば、secunda prattica(「第2様式」とか訳すんだっけ)でおなじみの、音楽史の授業でのの登場人物くらいのものでしか正直なかったので、初手から詰んじゃった気分いっぱいでの船出だった。バッハより100年以上前に活動した人である。音楽としてはどうかわからんけど、オペラとして面白いわけないじゃんとさえ思っていた。

ルッカではこんなこともあった。

僕「僕こんどポッペーア振るんすよ、不安で不安で」
アダムズ教授(ルッカの芸術監督)「いーじゃん、誰のバージョンでやんの??」
僕「ハァ?? バージョン??」

詳しい内容については省くが、この時代の楽譜って完全には書かれておらず、和声のリアライゼーションやら器楽編成やら色々演奏する側に任されている部分があり(各キャラクターの声の種類すら指定されていない。実際今回の暴君ネロはリリックソプラノが歌うし、ポッペーアの侍女はバリトンが歌う)、現在では色々なバージョンの楽譜があるのである。そんなことも知らんのか自分は、というところからのスタートに愕然としたエピソードだ。「無知の知」から始まるあたりポッペーアにちょうどいいじゃん、いやソクラテスはローマじゃなくてギリシアかとかなんかもうむちゃくちゃ。

結局楽譜はアラン・カーティス版を使用し、オーケストラは通奏低音(ハープシコード2台とガンバ(チェロで代用かも))と弦3丁、リコーダー2本というつつましやかなものに決定。

この時点でも、ハープシコード奏者がその大学の教授に決定とか雲隠れ指数を上げてくれる要素が次々に出てくるわけだが(小さい学校ながら教授陣はかなり豪華だったりもする)、とりあえず自分なりに準備して歌手のみなさんのコーチングをはじめてみたわけですよ。

これがすっげえ面白いの。ストーリーは「なんじゃそりゃあ」な部分が多々あるんだけども(これらの登場人物の、オペラで描かれている以降の史実を知らないとなんともやりきれなくさえなっちゃうくらいの)、音楽が驚くほど生き生きしている。あらためて音楽史の本を開いてみるとたしかに「伴奏までふくめた劇的表現を重視」とか書いてあるんだけど、実際にやってみないと実感として残らないものなんだなあと。ポッペーアと暴君ネロの2重唱なんか部屋の温度と湿度があがったんじゃないかってほどエロティックだし、セネカの死の独白やそれを引き止めようとする男声合唱なども、ものすごく真に迫った表現が出来る土台を用意してくれていて、リハーサルするのが待ち遠しく感じるほどである。と思えば、セネカの死を喜ぶネロと部下のデュエットなどはものすごいテクニカルな楽しみもあるし、音として単純に「美しい」瞬間も何度も訪れる。

観に来ただけの人がどれだけ楽しめるかっていうのはまた別の話かもしれないけど、ものすごく楽しい数ヶ月間になりそうであります。


Last updated 2007.09.26 14:47:06
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2007.08.13

帰省するのは3年ぶりかしら??  (2) 
[ 雑記 ]  

先月半ばごろに急に思い立って、8月の15日から月末までの2週間ちょっと日本に帰省することにした。少しずつ準備をしつつ考えてみると、近年なんやかやで忙しかったのと、なによりビザの延長申請が面倒だということで、実に3年以上帰っていないということに気がついた。大統領選ふたつ挟まるまでねばろうかとも思ったが、ちょっとそれは親不孝というものだろう。6-7月のイタリア滞在のためにビザの更新は否応なくやらされたことでもあるし。

14日にミルウォーキー・フィルという、ミルウォーキー交響楽団のバッタモンみたいな寄せ集めオーケストラで地味に演奏して、翌日早朝に出発。到着は日本時間では16日の夜になる予定である。神戸に19日までいて、以降は広島へ。知人友人の皆様よろしくお願いします。寿司が好きです。

帰りは、31日に広島空港から羽田へ飛び、成田へ移動して帰米いたします。9月1日には600マイル運転してIUのフットボール開幕戦を観戦する予定・・・なんだけどもそろそろ若さに自信がなくなってきたかなあと思ったりもするのでチケットは当日まで買わないことに決定。

お笑いの人たちなんて多分流行り廃りが3世代くらい廻ってるんだろうなあとか考えるだけで不思議な気分に。3年前に流行ってたのは誰のどんなネタだったかもすでに思い出せないんだけれど。「笑う犬の生活」とかまだやってるんだろうか。

寿司が好きです。


Last updated 2007.08.13 12:31:08
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2007.07.22

イタリア写真  (2) 
[ 雑記 ]  

ようやく写真を公開する方法が分かったのだが(画面の左側、プロフィールの下にあります。日記のページに直接来られた場合は「ホーム」に移動してください)、スライドショウの上に広告が間にはさまってくるという形で表示されているようで、そりゃないよという気分になってくる。

ともあれ、風景写真を中心に50枚ほどの写真を選んで掲載してみた(ブルンズマ先生との写真など、ここに入れていないもの何点かは、近いうちに単独で日記の中でお話したいと思っている)。広告が非常に鬱陶しいがお時間があればご覧ください。

しかし音楽祭に参加しにいったのに観光写真ばかりであるね。


Last updated 2007.07.22 21:32:37
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