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テーマ:茶器わ~るど(30)
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ごく普通のどこにでもありそうなコーヒーカップが欲しいと思って
だいぶ前から探していました。 実際に探してみると、これはというコーヒーカップが見つかりません。 絵や模様が入っていたり、形に工夫がしてあったりと、何かしら変わった所があって ぼくが探しているような、平凡な普通のコーヒーカップというのがなかなかありません。 このような状態が何年も続いていていましたが、ようやく見つけました。 工業デザイナーで有名な柳宗理さんのコーヒーカップです。 形は、世の中のコーヒーカップを全部足して平均をとって作ったような感じです。 初めてこのカップを見たときに、ずっと探し続けていたコーヒーカップが ようやく見つかったと思って、早速購入しました。 普通のコーヒーカップとして使えれば、それ以上望むことは何もありませんでした。 実際に使ってみますと、外見からはわかりにくい驚きがありました。 まず、コーヒーカップを手に取ってみたときに、意外に軽いのに驚きました。 材質はボーンチャイナで、普通の陶器よりも強度があるため軽くできるようです。 次に、カップの飲み口の部分はやや厚手ですが、実際に珈琲を入れて飲んでみますと 飲み口の縁の部分のカーブが工夫してあるのでしょうか、 カップの厚さが邪魔になることなく、非常に飲みやすいです。 また、カップ自体は、卵を半分に切ったような形なのに 珈琲を飲んでいるときに、カップの内側が広くなっているように感じます。 ぼくが勝手に驚いているだけなのかもしれませんが 使い易くなるようにデザインした結果、触感や空間認識を錯覚させるまでに 洗練されたコーヒーカップができたのでしょうか。 すでに3ヶ月ぐらい使っていて、使いこむほど いい仕事のコーヒーカップであることを実感しています。 最近は、普通のコーヒーカップの大きさではもの足りなくなっているため 少し大きめのアメリカンカップも購入してしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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