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テーマ:珈琲喫茶店めぐり(194)
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年末に埼玉県の実家に帰省したときに途中下車してネルドリップのお店を訪問しました。
babi-yarさんのCoffee Concierge(埼玉県)でお勧め度が三ツ星の 道化宿(どうけじゅく)です。 Googleマップで道順を確認し、 JR南浦和駅の西口から足取りも軽やかにお店を目指すはずでしたが 道が少しだけではあるものの上り坂になっていて出鼻をくじかれました。 帰省するときは、いつもお土産に中田屋のきんつばをリクエストされるため 実家とご近所さん用にかなりの量のきんつばを持って移動することをしいられます。 中田屋のきんつばは、金沢のお土産としては定番中の定番で、 餡が甘すぎず小豆の風味が引き立つように 絶妙のバランスで仕上げられていて 老舗の風格が感じられる逸品です。 しかし、きんつばというお菓子は、小豆の塊なので単純に重たい。 坂道を登る足取りも自然に重くなりました。 Googleマップは、坂道情報も表示するように改良してほしいものです。 緩やかな右カーブの上り坂を歩いていくと、 夕暮れで暗くなりかけた路上に「コーヒー好きの店」 と書かれた看板が明るく輝いているのが見えてきて 珈琲マニアを歓迎しているかのようでした。 お店に入ると、そこはウッド調で統一された温もりが感じられる空間でした。 夕方に訪問したためか、他にお客さんは無く、 マスターがBGMにジャズをかけるのと同時に カウンター席に座りました。 店内はスペースは広くないものの、カウンター席にも がっしりした両袖の木製の椅子が使われていて落ち着けました。 最近のモカ騒動のため、モカがあるかどうか心配でしたが マスターに聞くとあるとのことでしたので、 予定通りモカマタリ(600円)を注文しました。 ネルドリップでネルは矢倉に固定されていました。 珈琲が出されて飲もうとするとモカの香りが立ち昇り その香りからも、抽出時のお湯の温度が高いことがわかりました。 再加熱はしていないため、熱すぎるほどではなく、 一口飲むとまるみのある酸味が感じられ、 続いてしっかりした甘味が広がりました。 渋みなどの雑味は全く無く、後味はすっきりとしていて まろやかな甘みのあるコクがうっすらと口の中に残りました。 babi-yarさんの情報で、独特の抽出方法であることがわかっていたため、 モカ以外の珈琲はどうなっているのか興味があり 次にマンデリン(500円)を注文。 マンデリンの傾向はモカと同様で、酸味と甘味、すっきりした後味。 モカと比較するとマンデリンの方が酸味、甘味ともに弱い印象でした。 モカの後に飲んだためか、個人的に記憶しているマンデリンの味と異なり、 珈琲という飲み物の表現方法の多様性を再認識しました。 ぼくには2杯続けて珈琲を飲んで、客観的に味を判断するのは無理なようです。 モカの珈琲豆としての力強さは、良くわかりました。 浅めの焙煎で、はっきりした酸味があり それでいて甘みが良く出ていて雑味が全く無いのは、 見事としか言いようがありません。 すっきりとした後味と甘みのあるコクの余韻も印象に残りました。 機会があればメニューにある珈琲を全部試してみたいものです。 帰省するときの楽しみが増えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 21, 2010 07:45:18 PM
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