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テーマ:珈琲井戸端会議(676)
カテゴリ:試行錯誤の跡
前回の実験の続きです。
珈琲の油分を通すペーパーフィルターができないものかと 考えているときに、思い出しました。 ぼくの実家には布を切るための専用のはさみがありました。 子供だった頃、そのはさみで紙を切っていると母親に怒られました。 紙を切ると、はさみの切れ味が悪くなるという理由が、 子供だったぼくには納得できませんでした。 (紙を切ったぐらいで金属のはさみの切れ味が鈍るなんてあり得ない。) その後、仕事で大量の紙を扱うことも多くなりました。 紙をさばくときに指を切った経験は誰でもあると思います。 痛い思いを何度か繰り返しているうちに、ようやく気がつきました。 紙という物質は硬い。 指が切れたり、はさみの切れ味を悪くするほど硬い。 珈琲のペーパーフィルターは、紙の中では柔らかい方だと思いますが、 ネルドリップのネル布よりも、確実に硬い。 紙が硬いのなら、柔らかくすれば良いのではないか。 やってみました。 柔らかくしたペーパーフィルターでドリップ 手順 1.ペーパーフィルターを揉んだりくしゃくしゃにして柔らかくする。 2.くしゃくしゃにしたペーパーフィルターを広げてドリッパーにセットする。 3.紙の繊維のクズなども大量に出ると思いますので、 ペーパーフィルターに湯通しした方が良いでしょう。 4.普通にペーパードリップする。 この方法で抽出すると、わずかに油分が入ったような印象の珈琲になりました。 少しは効果があるようです。 しかし、あまり激しく揉むとペーパーフィルターに細かい亀裂が入って 珈琲の微粉末も混入してしまうようです。 実験は続く… (次が最後です。驚愕の結果になりました。なぜ今まで気づかなかったのか。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 27, 2009 10:47:30 PM
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