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女児 「こわいかおの竜さんたち……わたしも……わたしもおねがいします! おじさんをたすけてください!」
ティガ兄 「人間の女にまで頭下げられたァァ!!」
ティガ弟 「しょっぺぇ! しょっぱすぎる展開だぞ兄者ァァ!!」
ティガ兄 「ちぃぃぃぃぃ!! 外道めらァァ!! わぁぁぁぁったよ! ただ、旧密林までだぞ! おっさんそれでいいな!」
ティガ弟 「しょぉぉがねぇーな……しょっぱすぎて死ぬかと思ったぜ……」
クック 「すまない、この恩は、いつかちゃんと返させてもらうからな……」
ティガ弟 「ならとっとと解放してくれることを願うよ!!」
ティガ兄 「まったくだぜ! オラ行くのか!? 行かねェのか!?」

クック 「これで何とかなりそうだ……それじゃ、黒グラビさん。もう少しだけ辛抱するんだ。行ってくるよ」
黒グラビモス 「はぁ……はぁ……す……すみま…………せん…………バ……バサル…………」
女児 「おじさん……(ぎゅ)」
クック 「……いい子にしているんだぞ。地獄兄弟、ゆくぞ!」
ティガ兄 「じゃーな! くたばれババァ!!」
ティガ弟 「二度と来ねェかンな!! くそばばあ! とっとと老衰で死ね!!」
フルフル 「…………やっと行ったか。まったく、騒がしい馬鹿どもだよ」

女児 「おじさん……だいじょうぶかな……」
フルフル 「地獄兄弟は、知能は足りんが、戦闘力だけは一級だかんね。チャチャブーごときにゃやられやせん」
キリン 「間に合うといいのだけれど……」
フルフル 「翼があるから、ひとっとびさね。キリン、あんたが行ったら、かえって足手まといになるわ」
キリン 「うん……黒グラビのおばさま、がんばって……」
黒グラビモス 「ウ……ウゥ…………」

―雪山のふもと―

ガルルガ 「うぅぅぅ~寒ぃ。腹が凍えるゥゥ(ガクガク)」
ヒプノック 「ヘイ、ガルルガよぉ。こんな雪の中、マジにクックはフルフルんとこ行ったのかよ(ガクガク)」
ガルルガ 「あァ間違いねェ。優等生どもがよ……くそ面白くもねぇ!」
ヒプノック 「Yo、でも、ドドが戻ってきたンなら人間の餓鬼なんてよ、もうすでにダイ(死亡)してんンじゃねェか?」
ガルルガ 「だとしたらドドを許さねぇ。クックも! 人間も味方する奴も、全部敵だ!」
ヒプノック 「ヒャァ! 今日もキレまくってるな! ドドも恐れねぇ、さすが『キレたナイフ』だ!」
ガルルガ 「くそ猿どもに渡してたまるかよ……あれは俺が最初に目ェつけたんだ……」
ヒプノック 「……ビッグボスに止められてンじゃねェのォ? 怒らせたらマジ怖いぜ」

ガルルガ 「あんなガン黒の言うことなんざ! 前々から、あの野郎は大きい顔しやがって……気にくわなかったぜ!」
ヒプノック 「ヒュゥ! 大胆発言! やっぱ次のビッグボスはガルルガしかいねぇよ!」
ガルルガ 「軟弱野郎どもが大きな顔しやがって……イラつくぜまったくよォ」
ヒプノック 「でも、仲間内で戦うのはラオシャンロンが禁止してるじゃねぇか。ノーモアバトル、ノーモア戦争。ヘドが出る!」
ガルルガ 「…………」
ヒプノック 「それに、フルフルには、あの馬鹿兄弟(ブラザーズ)がついてるぜ? こりゃVery厄介だ」
ガルルガ 「ちっ…………」

ガルルガ 「…………ン? 何か飛んでるな…………」
ヒプノック 「ありゃあ……クックと馬鹿兄弟じゃねぇか。でもどこ行くんだ? 」
ガルルガ 「何も背中に乗ってる節はねェな……くく……何だ? 別行動かァ?」
ヒプノック 「Yo! こりゃチャンス! マジラッキー! つまり洞穴には、おいぼれとスモールガールだけってことだ!」
ガルルガ 「ドドに先越されちゃたまんねぇ。無駄な手間が省けてるうちに、あの小娘さらうぜ……」
ヒプノック 「WHY(何で)?」
ガルルガ 「……ようは俺が殺さなきゃァいいんだろォ? 運ぶだけだ。運ぶだけなら誰にもバレずにコトを済ませられる」
ヒプノック 「ヘイ、ブラザー、どこに運ぶのさ? ドドのハウス(家)に?」
ガルルガ 「バッカ! 猿に渡してどうすんだよ……おい、火山によォ、ヤク中が一匹いたよなァ?」

ガルルガ 「バレないように、こっそりとやんだよ。子供だ。勝手に抜け出すこともあるだろ。そこをヤク中に襲わせて……」
ヒプノック 「ヒュゥ! グラビか! 確かにあいつなら、ラリった末の事故って片付くぜ!!」
ガルルガ 「足元にちょい、と置いてくるだけだ。俺たちは人間がつぶれるとこを、物陰からじっくり鑑賞って寸法よ……」
ヒプノック 「GOODプランだぜ! 悪知恵大将はやっぱあんただ!」
ガルルガ 「クックやフルフルの絶望の顔が目に浮かぶぜェ」
ヒプノック 「Oh,Yes! そうと決まったら、フルフルの洞穴まで猛ダッシュ! だ! ぜ!」
ガルルガ 「ああ。汚ねぇ人間め……たっぷりと恐怖を味あわせてやる……」

―旧密林―

イャンクック 「はぁ……はぁ……ぐっ……」
ティガ弟 「おい……おっさん!? 兄者! おっさんの高度が下がってやがる!」
ティガ兄 「ンだとォ!? ちぃぃぃ! まだ猿どもにやられた傷が、完全に治ってやがらねぇんだ!!」
ティガ弟 「このままじゃ墜落するぜ!! 兄者、受け止めねぇと!」
ティガ兄 「弟者! 右から挟めやぁ!」
ティガ弟 「任せろやぁぁぁ!!」

ティガ弟 「(ドザザザザッ!)…………っ……痛てててて…………腹の鱗が剥けたぜ…………」
ティガ兄 「あぁ゛くそが! (ゴキ、ゴキ)おっさん! おいコラァ!」
イャンクック 「ぐっ……うぅ……す……すまない。落ちてしまったのか…………」
ティガ弟 「世話ァ焼かせんなァ! 殺されてぇのか!!」
ティガ兄 「ちぃっ。着地点がズレちまった。俺たちァ、こんな森ン中じゃ、滑空できねェから飛びたてねェ」
イャンクック 「すまない……っ……ぐ……」
ティガ弟 「おっさん……右羽が裂けてやがる。何で今まで言わなかった! クラァ!」

イャンクック 「これしき……どうということはない。飛んだらキズが開いてしまった……それだけだ……ぐっ……」
ティガ兄 「これで雪山から飛んできたってのか……」
ティガ弟 「はぁぁぁぁぁ~~~~~……もーどーすんだよ。出オチ甚だしいぜ」
イャンクック 「大丈夫だ……まだ飛べる……」
ティガ弟 「んじゃ一人で行けや。俺達ァ、一回降りたら、高ェとっから飛び降りねぇと、飛行できねぇんだよ」
イャンクック 「失敗した……君達、苦労をかける……」
ティガ兄 「いや……そうでもねぇらしい」

××××× 「(ガサガサガサ)何やらすごい音がしたわ……あなた、見てきなさい」
××××× 「(ガサガサガサ)えぇぇ? やだよ! 凶暴な奴だったらどーするんだよ!?」
××××× 「(ガサガサガサ)戦いなさいな。その結果死んだとしても、大丈夫。ちゃんと私が骨を拾うから」
××××× 「(ガサガサガサ)勘弁してくれよ……お前が行けばいいだろ?」
××××× 「(ガサガサガサ)あなた、か弱い女性に偵察をさせるつもりなの? ハンターだったらどうするのよ!」
××××× 「(ガサガサガサ)それこそお前が戦えよ! 一ひねりだろぉ!?」

ティガ弟 「ヒャッハァ! ツイてるぜ! あの情けねェ声と、ドSな声は!!」
ティガ兄 「リオママとリオパパじゃねぇか!」
リオレウス 「うぅ……何で俺が……(ひょこ)あー……誰かいますかー……?」
ティガ兄 「パパさんよォ! ここだここォ!」
リオレウス 「ひぃ! 何かいた!(ガサガサガサガサ)」
リオレイア 「(ひそひそ)あなた!! 何がいたの!? ハンター!?」
リオレウス 「(ひそひそ)分からない! 分からないがきっと恐ろしいものだ! お前、行って倒してこいよぉ!」
リオレイア 「(いそひそ)情けない……男なら当たって砕けて死んできなさい! そんな軟弱な夫に育てたつもりはないわ!!」

リオレウス 「ひぃぃ! 尻尾はやめて! 毒はだめ!」
リオレイア 「行きなさい。私はここで見守っているわ。強くなりなさい」
リオレウス 「くぅぅぅ! 死んだらお前のせいだからな!」
リオレイア 「死ぬほど戦えたら、少しは見直してもいいわ」
リオレウス 「あぁ……俺はここで死ぬんだ……妻に見放されて、俺は死ぬんだ……」
リオレイア 「動かなければ、どっちみちここで死んでもらうわよ」
リオレウス 「えぇぇぇ゛!? びぃぃぃぃ! お助けェェ゛!」

リオレウス 「ちくしょぉぉぉ! 死なばもろともォォォ゛!!(ズシンズシンズシンズシン)」
ティガ兄 「あの馬鹿親父、突撃してくるぞ!」
ティガ弟 「何でだよ!? あぁ! くそ! 止めるぞ兄者!」
ティガ兄 「スタンバイだ弟者!」
リオレウス 「キェェェェェ!!」
ティガ兄 「ふんっぬっ! はぁ゛ッ!!」
ティガ弟 「ふんっぬっ! はぁ゛ッ!!」
リオレウス 「(ズドンッ!)ぐぅっはぁぁぁ!」

リオレウス 「な……何だ……はね……跳ね返された……」
リオレイア 「(ひょこ)あなた、何をしているの。あら! 地獄兄弟の坊やたち。ごきげんよう」
ティガ兄 「はぁ……はぁ……はぁ……」
ティガ弟 「はぁ……はぁ……はぁ……」
リオレウス 「お前…………」
リオレイア 「何よ。無様な格好よあなた。早く起き上がりなさい」
リオレウス 「鬼か……」

ティガ兄 「何すんだ……」
リオレウス 「何だ……地獄兄弟か……お前! 何攻撃させてくれてんだ! ごめんよ君達! こいつのせいなんだ!」
リオレイア 「あなたが勝手に向かっていったんじゃない。人に責任を擦り付けないで欲しいわ」
リオレウス 「向かっていかなきゃ殺すって言われたんだけども!」
リオレイア 「うるさいわ。あら……イャンクックさん。どうかなさったの? 空から落ちてきたような気がしたのだけど」
イャンクック 「やぁ……リオさん達。久方ぶりだな……」

リオレウス 「お前……人の前だからって猫被ろうとしても無駄だぞ! 今日こそははっきり言わせてもらう。俺はお前の……」
リオレイア 「やかましいわね……ごめんなさいねェ。今黙らせますよ(きゅ)」
リオレウス 「ピィ! (ビクンッビクンッ)」
ティガ兄 「相変わらずだなママさん!」
ティガ弟 「躊躇なくパパさんを締め落とす、その姿サイコーにカッケェぜ!!」
リオレイア 「ありがと。皆さんおそろいで、どうかした? 桜レイアなら、さっき蒼レウスとナナ先生のところに出かけたわ」
ティガ兄 「マジでか!? くっそぉぉぉ! 入れ違いかよ!」
クック 「……………………」
リオレイア 「…………何か事情がおありのようね」
クック 「ああ……」

次回へ続きます

イャンクック 「旧沼地で人間を拾ったんだが」 目次へ





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最終更新日  2009.05.26 13:23:20
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