WHATSMAN@NNN

人には、それぞれ趣味趣向ってものがある。
好きな音楽も違えば、
好きな芸能人も違う。

とはいえ、
人気のあるものもあれば、
そうでないものもある。

結局のところ、
人気のあるもの、人ってのは、
大勢の人間に支持されたってことやろう。

当然ながら、各自各自の趣味が、
ビタッッと同じ形になるはずはない。
しかし、
大して変わらんような気もする。

たとえば、
おぎやはぎの矢作兼と木村拓哉。
どっちがカッコいいか、
と聞かれれば、
ほとんどの人間がキムタクを揚げるはず。

カッコいいか、
と聞かれれば
圧倒的にキムタク勝利だろうが、
では、
どっちが好きか？
と、聞かれれば、
多少なりとも矢作も票を伸ばすはず。
基本的には、男性の票が伸びると思う。

残念ながら、女性票は
そんなに伸びんのやねえやろうか。

つまりは、性別というが
ここでは大きなキーとなる。

里見浩太郎とキムタク、どっちが好きか？
と言った場合は、
これはもう絶対的に年齢がキーになる。

選挙も似たようなもんで、
女性票を獲得しやすい候補者もおれば、
若年層に人気のある候補も在る。

老若男女以外にも、
インテリ層に人気のあるもの
ってのも存在すると思うし、
また、
金持ちに人気にあるものもあるやろう。

で、こっから本題に近づいていくわけだが、
たとえば、
男前に人気のある芸能人、
とか、
可愛い子に人気のある音楽
とかってのがありえるだろうか。

俺が思うに、
外見と趣味趣向は、
全く別のもののはず。

木村拓哉とか小田切ジョーは
可愛い子にも人気があるだろうし、
可愛くない子ににも人気がある。

人の趣味趣向は、
そいつの外見に無関係に存在する。

ここから本題。

先日、地元の連中と話していて、
一つの真実が浮き彫りとなった。

「俺はブスの女にモテる」

こういう発言を数人が出した。
誰が発言したかは書かん。
なにせ、
そいつの過去の彼女、そして現彼女にたいして
クソクソ失礼な話になる。
けど、結構な確率でこの発言があった。

たとえば、
コンパ等に参加したときの彼らの感想。

「いや、マジで納得いかんのやけど、
俺はブスにしか電話番号を聞かれん。
で、俺が可愛いなぁ、と思った子は
大抵、ミグ○（＠地元の男前）のことを気に入ってたりする。」

同種の発言が多数出た。
たしかに、ミグ○は男前、
つうか、可愛い顔をしとるかもしれん。
冒頭に書いた話でいえば、
コンパに来た女性全員が、
ミグ○を気に入るっていうなら、
マジで筋が通る。

１．女子は男前が好き。
２．ミグ○は男前だ。
３．女子はミグ○が好き

分かりやす過ぎる三段論法。
誰しも納得するやろう。

ここまではいい。

しかし、問題なのは
上記のように、

「ブスだけにモテる」

という男が存在する現象について。

先日の会議以外にも
ヤ○シも同じことをいいよった。

「俺はブスとヤンキーにモテる」

ヤンキーまでも追加してきたが、
話がややこしくなるので、ここでは割愛。

とにもかくにもクソおかしい。
たとえば、
1000人女子がいて、
その８割がミグ○のことを気に入ったとしよう。
で、後二割。
残り200人が、その他のメンバーを気に入るとする。

真っ直ぐ考えると、
200人の中には、
可愛い子が居るはず。
可愛い子と可愛くない子が
たとえば、５：５の割合で居ったとしたら、
100人は可愛くなければ納得いかん。

が、真実は別のところにある。
ブスにモテる発言をした奴らに言わせれば
そいつらを気に入る子の割合は、

可愛い子：可愛くない子＝9.5：0.5

となるようだ。
確率なんかを信用するな、
と、博打の天才と呼ばれるような人がいいそうだが、
こればっかりは、まじでそれ。
数学者には理解できん現実。

で、その現象について、
話し合ってみた結果、
答えはすぐに出た。
既にカンのいい読者はピンときとるはず。
っていうか、

「それが現実よ」

ってことかもしれん。

つまりこういうことだ。

「ブスが身をわきまえた」

この一言に尽きる。
身の程を知る、ってヤツ。

ここまで、男目線で話を進めたため、
不快に感じる女性も居たかもしれないが、
この「わきまえるの定理」に
男も女もねえ。
ブ男にばかりモテる、って女子も居るはず。

断っておくが、
男も女も、
「顔じゃねえ、中身だっ」＠SHIと郎
ってのは、百も承知。

まぁ、そもそもコンパとか、
そういったところで、
そいつの持つ人間的魅力なんてものが
伝わるはずがない。

それはそうと、わきまえるの定理。

「この程度（の見た目）の男なら、
私でも付き合えそう」

という、なんとも汚い発想から来とる。
人生、時には妥協も必要、
とも思うが、
好きな人とか、結婚する人とか、
そういう人生で最も重要なテーマ「愛」が
関係する部分で妥協をするとは、
どうも納得いかん。

そりゃ、可愛い子と不細工な男のカップルもおる。
が、そういうときに、俺らが何を思うかと言えば、

「あの男、中身がマジで半端なくカッコいいんやろう。」

ってことになる。
同時に、

「外見に拘らず、あの男を選んだあの女も
マジで見上げた女よ。
天晴れ（＠親分）なカップルだぜ」

とも思う。
当然ながら、その逆も叱り。

前田日明が言った。

「俺は、絶対妥協せえへんからなっ」

クソ渋いわけよ、これが。

たしかに
大抵の試験と名の付くものは、
８割あれば合格する。
もっといえば、
６８点でも合格するテストも多くある。

が、しかしだ。
６８点くらいは目指して欲しいわけよ。

ってなると、
この前、俺に発言した地元の連中の点が
６８点以下ってことになるかもしれんが、
まぁ、なんともいえん。ニヤリ。

あいつ等は中身の点数が高いからありやろう。

つうか、
その連中、彼女がみんな可愛い。
つまり、
中身で勝負すればいいんだから、
愛に身の程なんてものはない、はず。

妥協して選ばれた連中は、
今後、コンパとかで、
あんまり可愛くねえ女、
もしくはかっこ悪い男に気に入られ、
電話番号の一つでも聞かれた場合、


「おまえ、まさか、妥協して俺(私)を
選んだんじゃねえやろうのーーーっ」


と、一喝してみたはどうだろうか。

以上、もてない男のヒガミ以外なにものでもない。

ちなみに、
俺はモテるので、あしからず。

クソッ、クソッ、クソッ。

妥協する気持ちは俺も十分分かるが、
分かってはいるが、

分かるわけにはいかん＠逆境９

今日はこれで。

ピース。