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カテゴリ:思えば遠くに来たもんだ
以前、ニューヨークにいて恋しくなる日本食を書きましたが、夏といって恋しくなるのは『麦茶』。麦の茶なんですけど、飲むとホッとします。ボストンのお土産で麦茶入れを購入したので、今日、学校帰りに早速麦茶を買って来ました。
今回のボストン旅行は、一箇所でなかなかゆっくりできず、買って来たお土産はこの"ハーバードボトル"だけでした。見た瞬間麦茶入れに上出来だわ・・と思いました。 アメリカを歩いていると、大学名の入ったトレーナーやシャツを着ている人をよく見かけます。大学のものに限らず、野球チームやバスケのユニフォームなども見かけます。ちなみにボストン行くと、ヤンキースのシャツ・帽子は見事に見かけませんでした。レッドソックス一色ですね。。ニューヨークでは、コロンビアのシャツや傘を見かけます。何かに帰属していたい・・という意識の現われなのでしょうか。それよりも、その街のものを大切にしたい・・という思いを感じます。 私の実家の近くには立教がありますが、大学野球の頃と卒業・入学の頃に、商店街に立教の名前の入った旗が申し訳程度に飾られるくらいです。街に馴染んでいるというわけでもなく、地元の人で立教に行く人も昔ほどはいない気がします。 ハーバードとMITはボストンではなく、お隣のケンブリッジにあります。その一帯はアカデミックオーラがすごくあり、落ち着いた雰囲気でした。街もきれいで、自転車で安心して通学できそうです。エンターティナーも学生さんが多くて、ニューヨークとは違いました。バケツを叩いていても知性が匂ってきます・・。 ハーバードはアメリカ最古の大学でケネディなどを輩出しています。校舎は塀で囲まれていて、閉鎖的なイメージがありました。一度しか行ったことが無いのですが、北大のイメージがありました。右端が寄付や協力を創立時にしたJ.ハーバードの像です。彼は牧師さんで、自分の資産の半分と蔵書を寄付したのですが、創立者ではないそうです。ちなみに彼の顔は像の顔とは違うそうです。説明によると、当時、学内で一番人気があってハンサムだった生徒をモデルにしたそうです。西郷隆盛の肖像画のような話です・・。tonko9987さんが教えてくださったのですが、J.ハーバードの左の靴が光っているのわかりますか?靴を触るとまたハーバードに来れるという言い伝えがあるようで、みんな擦っているから、そこだけぴかぴかになるようです。 Zionさんより情報で、"LEON"に出ていたナタリーポートマンはハーバードです。ちなみに彼女はイスラエル出身とか。才色兼備でうらやましいです。。 MITはハーバードに比べると開放的な気がしました。この大学は"GOOD WILL HUNTING"の舞台になったところです。途中まで学内に入れました。工業大といった感じで、無駄なものはあまり無い雰囲気でした。なぜか、日本語で漫画研究会の入部案内が張られていました。 私はこの"GOOD WILL HUNTING"が結構好きです。マット・ディモンとベン・アフレックで脚本を書いた作品です。この映画のマット・ディモンの素朴な感じが好きです。帰りのバスの中でベン・アフレックの映画を見ましたが、個人的にはあの口元があまり好きになれません。。 ※パラダイスバスでもビデオを上映していました。日本だとドラえもんか寅さんを流しそうですが・・。 ボストンに向かう前に、イェール大にも寄りました。ここはジョディ・フォスターを輩出しています。コロンビアも含め見た中では一番のどかな雰囲気がありました。聞くところよると全寮制とか・・。確かに周りには何も無い、勉強する場所という感じでした。時計塔の時間が正確で感動しました・・。 ・・と大学紀行を書いてきましたが、日本と大きく違うのは、頭が良いだけでは大学に入れないということです。知力と財力がないとアメリカでは入学が認められないそうです。学生の多くはスカラーシップの一環として、授業料をローンを組んで払うようです。もう数ヶ月前ですが、NYU(ニューヨーク大学)の学生が、寮費を払えない・・と図書館に寝泊りしていて補導された事件がありました。 お金持ちであり、スマートな人だけが、入学を認められる・・という現実があります。我家のそばにコロンビア大があるのですが、ヒスパニックの学生は見かけないそうです。 私のいつもいくスーパーのレジ打ちの人はヒスパニックですが、スペイン語と英語を操ります。日本だとバイリンガルということで、仕事をする上でもチャンスはかなり広がります。しかし、ここニューヨークでは、言葉をただ話すだけではなく、バックグランド(財力と教養)も必要になってくるのです。だからこそ、アメリカンドリームというものが今でも語り続けられているのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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