節電にらみ「軽く薄く」 各社が新商品

夏に続き電力不足が予想される冬に向けて、流通各社が自社開発の冬物衣料を相次いで発売している。節電で暖房温度が抑えられ、保温性の高い衣料の需要が高まるとみているためで、各社は軽い防寒着や着膨れしにくい機能性肌着で商機に挑む。
ユニクロは、昨年発売してヒットした軽量ダウンジャケット「ウルトラライトダウン」の新製品を売り出した。昨年はLサイズの女性用パーカで206グラムとダウンジャケットでは異例の軽さを実現したが、今年はデザインの工夫などで199グラムまで軽量化した。
昨年は12月末にほぼ完売し、最も寒い時期の需要を取り逃した。その反省を踏まえて「今年は生産体制を整え、昨年の2・5倍の数量を用意する」(中島徹郎グループ執行役員)と意気込む。
イオンは保温性が高い素材を使った製品「ヒートファクト」に新たに羊毛を織り込んだ「ヒートファクト ウール」を開発し、ハイネックシャツやレギンスなどを展開。保温性を向上させた点をアピールする。西友は、腹巻きと下着を一体化した「ハラマキパンツ」の紳士用を発売した。昨年発売した婦人用が好評だったためで、薄くて軽くスーツの下にも着やすいという。