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宇宙天気情報センターによると 今年に入って7ヶ月間、太陽黒点数の極めて少ない期間が続き、8月にはついにゼロを観測し現在も継続している。
これは過去100年間なかったことであり、今生きている我々人類は初めて経験することだ。 太陽黒点は太陽の活動が活発な時多く出現し、不活発な時に減少する。 黒点が少ないといったいどうなるのか? 太陽黒点活動と景気循環との連動については、限界効用理論の提唱者の一人として有名な経済学者、ウィリアム・ジェヴォンズが1876年に、科学雑誌『ネイチャー』に「商業恐慌と太陽黒点」という論文を発表している。 太陽黒点が少なくなると経済活動が落ち込むことを発見したのだ。 上のグラフは太陽黒点数とアメリカの非農業部門生産指数を表しており、驚くほど一致していることが分かる。 現在の世界経済市場の大混乱は太陽の黒点の減少がもたらす必然である可能性が高い。 また、太陽活動と気温にも高い関連性があることが分かっている。 100年ぶりとなった黒点ゼロに歩調をあわせる様に、今年富士山の初冠雪が94年ぶりに記録を更新した。 「これまで最も早かった大正三年(1914)の観測記録8月12日を94年ぶりに塗り替えた。平年に比べ53日早く、昨年に比べ58日早いという。」 下はグラフは過去400年間の黒点観察グラフである。 左の「Maunder minimum」はマウンダー極小期と呼ばれるもので、黒点数が異常に少なかった期間である。 上記リンク先によると 「この時期の寒さは特に厳しく、“夏が来なかった時代”として知られています。 その時代、農作物は実らず、農民は飢え、世界的に飢饉が起きました。また、栄養不足や日照不足による健康の悪化によってペストなどの病気が蔓延し、経済恐慌が起こりました。さまざまな要因が重なった結果として安定を欠いた社会では、革命が起こりました。」ということだ。 マウンダー極小期に描かれた絵画 我々は100年ぶりの現象ではなく、マウンダー極小期のような400年ぶりの現象に遭遇している可能性がある。 地球温暖化を心配するのではなく、寒冷化の心配をした方がよさそうだ。 今年のお米は豊作だったが、このまま黒点が増えない場合、本当の食糧危機がやってくる可能性が高い。 農家の皆様はぜひ低温に耐える品種の導入をご検討いただきたい。 しかし、何も悲観することはない。 このページによると、 「太陽黒点数は、2500年ごとに、ほとんどゼロになる時期が来る。その時期は、気温も低かったことがわかっている。そして興味深いことに、農業革命、都市革命、精神革命、産業革命という、完新世の人類史を画期する四つの重要な革命は、気候が寒冷化する、つまり太陽黒点数が減少する時に起き」ることがわかっている。 今から2500年前と言えば、仏陀の時代であり、古代ギリシアの時代である。 我々はこれを乗り越えることで古い社会の崩壊と、それ以前には想像もできなかったような素晴らしい新時代を迎えるのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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