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一般にマヤ暦の終わりは、2012年12月21日だという説が広く知られているが、この11月30日にマヤ暦の第一人者である、カール・コールマン博士の「マヤ暦が終わるのは2011年10月28日だった」という本が出版された。
なぜこの本に注目したかというと、私も2年以上も前から、米ドルの崩壊と金の高騰があるとしてきたが、タイミングはわかっていなかった。 そのタイミングをカール・コールマン博士ははっきり予告していた。 マヤ暦の詳しい説明は同書に譲るが、リージョナル、ナショナル、プラネタリーアンダーワールドと時間が加速していき、今私たちはギャラクシー(銀河系)アンダーワールドに生きている。それぞれのステージには波があり上がDAYS(昼)下がNIGHTS(夜)と呼ばれていて性質が異なる。 数年前の英語版の出版の時にはこの予想は示されており、2007年11月18日からはじまる「第五の夜」のところに「経済破綻のはじまり」とある。 サブプライム問題が騒がれ出したのが、そのころであり、ほぼ正しかったと言っていいだろう。 第五の夜の後、今年の11月9日までの「第六の昼」の間は株価は上昇し「景気後退は底を打った」という報道がされた。 しかし、11月10日からはじまる「第六の夜」にタイミングを合わせるようにドルは再度暴落し、金は高騰している。 今回もマヤ暦は正しかった。 なぜ、このような予測ができるかといえば、マヤ暦では上記のような波が特定の周期で繰り返しており、歴史上何が起きたかを調べれば、これから起こることも予測できるという。 さて今、我々はマヤ暦のいう銀河のアンダーワールドの第6の夜を進んでいるが、10月31日に発表されたコールマン博士の論文によると、 「第6の夜の期間には、抽象的な数値や価値を通して経済とかかわる方法を放棄しなければならなくなるのだ。特にこの放棄の過程は、金融資本主義の中心であるアメリカとイギリスで起こるはずである。アメリカの景気はこれから下降するが、その原因の説明の必要もないほどアメリカの借金は巨額である。なにかのきっかけでアメリカ経済がはじけることははっきりしている。さまざまなことが引き金になるであろうし、引き金が何であるのかメディアはそればかりを報道するだろうが、経済が下降する本当の深い理由を認識するためにはマヤカレンダーを参照しなければならないのだ。マヤカレンダーの視点から見るなら、経済成長の継続的な下降はマヤカレンダーの終わりとともにやって来る景気循環の終焉に一歩ずつわれわれを慣れさせるためにあるのだ。 ・・・ 貨幣というものは完全になくなるのだろうか?おそらく、われわれを過去に縛りつけるような貨幣の機能は崩壊するが、そうではない部分は残るだろうというのが答えだ。つまり、利益を目的とした投資という考え方は完全に的外れなものと見なされるようになるだろう。なぜなら新しい世界は、抽象的な価値の蓄積を目的に経済成長を続けるような世界ではないからである。大きな混乱の後に出現する新しい世界は、人類が統合された意識を構成するもとして一つになり、メンバーが互いに面倒を見合うような世界だからである。 ・・・ エネルギーのシフトはとても速く進行しているが、新しい経済システムが姿を現すには2011年からさらに数年を要することだろう。」ということだ。 面白いのはこの本のp175には「第5の昼」(2006年11月24日~2007年11月18日)には「キリストの銀河意識の発露」があるとされており、ちょうど「自然の力」が広がり始めたタイミングと一致している点だ。 上の図のあと1年後の2009年11月7日、「第6の夜」のところには「階級社会-世界のバランスの崩壊」とある。 自然の力でも、「人に上下を作ってはいけない」という原則があり階級社会の崩壊はまさに、それに一致する。 p238には我々の至る最終的な段階としてホピ族の予言が紹介されている。 「スピリチュアルな存在たちは、創造主のひとつの力のもとで、 ひとつの国、ひとつの世界を創造する。」(ホピ族の予言) 「自然の力」原則の中に、「神さまは一つ」、「人類は一つ」、「地球一体」というのがあり、まさにホピ族の予言とぴったりなのだ。 2011年のユニバーサルアンダーワールドになると、 「あらゆることがらが統合され、思考・行動・存在のすべてで衝突や対立が解消され、他者についてのものごとについても、その全容がいちどきにわかるようになる。意識の制約も消えてなくなる。」(P238)とする。 我々は2年後にせまったこのような世界のためにどのような準備をしておけばいいのだろうか。 「両極的意識枠が支配する世界では大切な役割を担っていたエゴは、一元的な意識枠のもとでは、逆に生存を脅かす存在になってしまう。 ・・・ ユニバーサルアンダーワールドの激しい変化を受け入れるには、意識を解き放ってしまう必要がある。そうしなければ心痛や絶望で完全に行き詰ってしまうだろう。 5000年にわたる二極的な意識とユニバーサルアンダーワールドの一元性との衝突を避ける方法はひとつしかない、エゴを「握りつぶす」か「消滅」させ、代わりに覚醒した自己を受け入れるスペースを作ることである」(P240) ユニバーサルアンダーワールドのもとではエゴが一掃され、天界は内なる葛藤の存在しない意識をもたらす。 2011年にマヤ暦が「時間」の終わりを告げたあとは、「覚醒を得た人類は、完全な自由意志に従って生きていくようになるのだろう。宇宙計画から開放された、自由にいたった人類の先の運命は見通すことはできない。私たちは自由に運命を築いていくことができるようになるのだ。人類はほんとうの自由を手にし、喜びと平和の中で生きていくだろう。」(P243) この本はこの言葉で締めくくられていた。 「創造主のひとつの力のもとで、ひとつの国、ひとつの世界を創造する。」 他者についてのものごとについても、その全容がいちどきにわかるようになる。 (自分の)エゴを「握りつぶす」か「消滅」させる。 内なる葛藤の存在しない意識をもたらす。 自由に運命を築いていくことができるようになる。 ほんとうの自由を手にし、喜びと平和の中で生きていく。 これらはまさに「自然の力」のメッセージそのものであり、神様の計画は案外いにしえの賢者たちには知られていたのかもしれないとマヤ暦のこの本を読んで思うのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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