喧騒から静寂へ、
そして やがて・・・。
高校生の日々を、時折 『 非日常的 』 なシーンを織り交ぜながら写し出してゆくのは
多分、この作品の演出のひとつなのだと思うのだけれど、
どこか不自然に感じられるのはジェネレーションギャップのせいだろうか。(笑)
導入部では騒がしい程に感じたシーンの印象も
観ているうちに段々と騒がしさは消え、
静寂さえ感じるようになった。
ラストの辺りで、
舞台裏の控え室の鏡に向かって自分の顔を見つめている富田靖子の横顔のアップが
何とも言えず良い。
表情がとても良い。
流石、演技派の女優さんだけの事はある。
この人、大林宣彦監督の尾道三部作のひとつである
映画 『 さびしんぼう 』 ( 1,985年 ) の頃から好きな女優さんなのだが、
この作品では、また違った味を観せてくれた。
やっぱり大好きな女優さんだ。
ちなみに、
高校生役を高嶋政宏さんが演じていたのだが、チョッと老け顔の高校生だった。
( 実際のお歳は解らないのだが・・・、ファンの方ゴメンナサイ・汗 )
それから、大楠道代さんも良い味出してました。
そんなにお歳ではないのに、演技に貫禄すら感じられました。
でも、一番は、何と言っても富田靖子さんですが。(爆)
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