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経済財政諮問会議 議事要旨
該当部分は10ページのところ。以下、抜粋。 (丹羽宇一郎・伊藤忠会長) 若い人でも、残業代は要らないから仕事をもっと早くスキルを身につけてやりたい、土日でも残業代は要らないから出社したいという人がたくさんいる。 しかし、経営者がしてもらっては困ると言っている。なぜなら出社されると残業代を 全部払わなければいけない。 家で仕事をするよりも、会社に来て色々な資料もあるし、これで自分が人よりも早く 仕事を覚えて仕事をしたいんだと。それを今は仕事をするなと言っている。 ホワイトカラーエグゼンプションの制度がないからだ。 まず、そういう向上心がある人材には残業代くらい出してやれ、と言いたい。 随分大きな騒ぎになり、仔細に報じられる事が増えてきたWE制度ですが「10時間かかる仕事を4~5時間で終わらせれば後は自由」と言ったかと思えば、今度は「タダ働きしたい人の為に残業代無しで働ける制度が必要」となかなかユニークな発言が物議をかもし出しています。 中には将来、同期を出し抜くべく休みを惜しんで仕事に打ち込む上昇志向の強い人もいるのでしょう。それは認めますが、だからといってその一部の人の為にWE制度を入れるべき、というのはなんとも笑止であります。 多くの人は、本当にやりたい仕事には就けず、生活の為に働いているに過ぎません。 自分の時間を「労働」として提供している対価が給与であり、それを払わないどころか、仕事が終わるまで帰れない制度を歓迎するハズがありません。 これだって素直に、企業は国際競争力をつける必要があり、今度はホワイトカラーにかかる人件費を抑えたい、と言えばまだ理解を得やすいでしょうに、ヘタにいろいろ言うものだからボロが出ます。 所詮は、その程度の事なのでしょう。 要するに企業理念ではなく、短期の利益の事ばかり考えている証左といえるでしょう。 しかし残業代欲しさにダラダラと仕事をし、居残っている人が居るのも、経営者にこういった事を発言させてしまう原因になっていると知るべきです。 自分の属している業界は「裁量労働制」といって、基本的に残業代が出ません。 しかし、10時間かかる仕事を4~5時間で終わらせたからといって帰宅すれば早退として減給されますし、周囲で頑張っている人を尻目に自分だけ帰宅出来る雰囲気ではなく、結局、仕事の遅い人に合わせて居残る事態が横行しています。 この問題は今検討されているWE制度では勘案されていないように思います。 やはり労働者の為ではなく経営者の為の法案とみなされても仕方ないでしょう。 この制度のお手本となっているアメリカでは、リストラ対象になりたくない為に進んでサービス残業をやる従業員が増え、総労働時間は増えていると言います。 企業の為に人生を過ごす事が幸せにならない事を学んだハズの日本人は、今度はボランティアで仕事をするようになってしまうのでしょうか。
Last updated
2007.01.25 23:58:36
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