ピボット指数とは、
ピボット(ピボット指数)とは
≪テクニカル・システム分析★★≫
[計算・作成方法]
D1=H-P
P=(H+L+C)/3 D2=P-L
D3=H-L
支持線(B1、B2)、抵抗線(S1、S2)
HBOP(High Break Out Point)、LBOP(Low Break Out Point)
B1=P-D1=2P-H S1=P+D2=2P-L
B2=P-D3=P-L+L S2=P+D3=P+L-L
HBOP=P+D2+D3=2P-2L+H
LBOP=P-D1-D3=2P-2H+L
【例】日経平均先物9月限(2005/8/12)を参照して計算。
8/15のピボット指数
HBOP ・・・ 12,430円 ・・・ +150円
S2 ・・・ 12,380円 ・・・ +100円
H ・・・ 12,330円
S1 ・・・ 12,330円 ・・・ +50円
P ・・・ 12,280円 ・・・ +0円
B1 ・・・ 12,230円 ・・・ -50円
L ・・・ 12,230円
B2 ・・・ 12,180円 ・・・ -100円
LBOP ・・・ 12,130円 ・・・ -150円
[手法解説]
別名「リアクション・トレンド・システム」。
先物市場で開発されたピボット指数は、支持線(B1、B2)と抵抗線(S1、S2)などでレンジを設定したもので、翌日の株価がかなりの確率でその範囲内に収まるだろうという考え方。
売り買いのポイントや損切り・乗せなども設定できるので、実際の売買への応用がしやすい。ある程度、機械的な売買を行おうとする際などに使用する。
一般的には、指示線(B1、B2)接近で買い、抵抗線(S1、S2)接近で売り、と見る。LBOP、HBOPをブレイクポイントと捉えて、株価がHBOP上抜きで買い、LBOP下抜きで売りと判断するケースもある。「リアクション・モード」から[トレンド・モード]に突入という解釈だ。
また、もみ合い相場で売り買いのポイント設定に利用されることも多い。
基本的には、買いの場合なら、支持線(B1、B2)でロングポジションをとり、抵抗線(S1、S2)で利食う。LBOPは損切りライン、HBOPは買い乗せ。売りの場合なら、抵抗線(S1、S2)でショートポジションをとり、支持線(B1、B2)で利食う。HBOPは損切りライン、LBOPは売り乗せ、となる。
実戦での利用法としては、支持線(B1、B2)と抵抗線(S1、S2)のレンジが狭くなってくると、トレンド変化の兆し、レンジ幅の拡大は株価ぶれリスクの高まりと見る。また、レンジブレイクは順張りで追随。
期間の設定や利用法次第で様々な使い方ができる指標だが、様々なパラメーターを試してみるとよいだろう。
他にも、ピボットを数日先行表示させてみるのも一考。
うまく設定してやれば、レンジブレイクでトレンド形成がはまるケースも多い。ただし、これも他の指標との併用などで、「ダマシ」を減らす工夫が肝要である。
テクニカル分析大全集
田中 勝博著
シグマベイキャピタル出版より引用
その他のピボット指数について、 .
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『チャートの世界 第18回 -ピボット指数-』、
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