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レガシーが突然の故障により動かなくなったという。風呂に向かう途中で、梅の湯のすぐそばのMAZDAの店の前で止まったらしく、店の敷地内まで少し車を押したらしい。 これで使える車は2台だ。帰りはレンタカーで帰ることになるのだが、もしもまた商業用のライトバンだったら、まともな車は俺の運転するウィッシュのみになる。せめて音楽の聞ける車を借りて欲しいと思う。
梅の湯に行った。これまでお盆休みでやっていなかったのだが、ついにその長い眠りから目覚めたのだ。 梅の湯の駐車場は恐ろしく狭くて、俺はなかなか駐車が決まらなかった。やっとの思いで駐車し、風呂に入っていくと、番台のオッサンが信じられないぐらいムキムキだった。アニマル浜口よりもはるかにムキムキに見える。ここで悪さをしたら、間違いなくあの筋肉により血祭りに上げられるであろう。 梅の湯は広くてきれいだ。あとドライヤーが無料だ。駐車場がちょっと残念だが、これからけっこう通うであろうと思われる。
近くのイオンのゲーセンに行った。遊びに行ったのではなく、車のキーに付けるキーホルダーが必要だったのだ。そうでもしないと、もしキーを落としてしまっても気付けないかもしれない。だからやむを得ずゲーセンに行ったのだ。 ゲーセンでまずキーホルダー以外の景品を取った。そいしないとじっくり選ぶ時間が取れないからだ。そして次にキーホルダーを狙う。説明はめんどいから省くが、きれいなヤツだ。俺はそれがいっぱい欲しかったので、店員に何度も注文をつけた。「今度はなに~??」と言われた時、世話好きなおばちゃんっぽい気がしたので、チャンスとばかりに注文しまくった。そこから世間話に発展してしまい、俺が誇張表現を駆使したせいで、おばちゃんは我々がゲーセンで遊ぶために関西から来たと思い込んでいた。 結局おばちゃんを利用しても2つしか取れなかった。しかしキーには1つしか付けられないのでまぁ結果オーライだ。
ボートコースにはネコがいる。去年のインカレも全日新の時もいたが、今回は小猫もいた。 小猫はかなり人間に慣れていて、試合前のイモイモしい山浦と比較すると小猫の方がどっしり構えて生きている気がした。そのネコと遊んでいたら、徐々に向こうはマジになり、引っ掻いたり噛んだりの暴行を加えてきた。しかし小猫の力なのでそんなに痛くはなく、甘噛みなのかと思った。イヌやネコの甘噛みは友好の証なので、この判断は曖昧にできない。本当に甘噛みなのかわからなければ、俺とネコの親密さは測れないのだ。 しかしその測定は驚くほどすぐにできた。ネコの顔がマジだ。完全に獲物を狩る目をしていて、俺の手に噛み付いている。俺とネコとの距離は、あの遥か彼方のスタート地点より離れている。
桜ノ宮に8時半なので、まやちゃんの家を7時ごろに出発するつもりだった。だから朝は6時起きだ。三木は本当に涼しかったので快適に眠れ、5時15分に目覚めたけれど睡眠不足感は微塵も感じなかった。だらだらと準備を済ませ、いよいよ俺が他人の車を運転するときが来た。責任は重大だという思考により、俺は異常にビクビクしていた。だが俺がやらねばならない…。使命感が俺に勇気をくれた。 運転開始から10分。もはや俺に恐れるものは何もない。強いて挙げるなら、CDを入れる場所がわからなかったことぐらいだ。ただひたすらナビの声を聞き続け、梅田の渋滞をかいくぐり桜ノ宮に到着した。 俺の車には、ぶんさん、山浦、ダリ、八丁、長尾が乗り込んだ。運転手は二人。壮絶な戦いの予感が全身を貫いた。 とにかく高速に乗るまで俺が運転しようと思い出発した。ナビに従い走っていると、気付けば大阪をウロウロし、高速に乗るまでにかなりの時間を要した。ナビの言う「およそ300メートル」は、俺にしてみれば約100メートルで、距離感覚の相違が我々をラビリンスへいざなった。 どうにか高速に乗り、安全運転をキープしていた。ちょくちょく休憩し、運転を代わりながら戸田へ向かう。その途中、我々の車がどこよりも遅いことが判明した。俺は衝動を抑えられず、少しペースを上げた。すると、いいタイミングで2番目の車が夕食を採ると言い出したので、今しかないと思い一気に抜きにかかった。しかし渋滞の影響でかなり足止めをくらい、追いつけたかどうかさえ微妙だった。だが最終的には我々の勝ちだろうと思っていたら、俺が高速の降り口を間違えて下道を行くはめになった。 かなりのタイムロス。とにかく最初は公民館に向かうはずだった予定を、コースに向かうよう変更し、積み降ろしをしにいった。後から判明したのだが、予定を変更したのは公民館に到着する5分前ぐらいの距離であった。 積み降ろしが終わり、公民館の注意事項を聞いた後、風呂に行くことになった。もう10時になるかならないかの時間。銭湯が閉まる前になんとか行かなくては。 俺は道を知らないので、まやちゃんの車に付いて行くことにした。途中、いつもの銭湯が閉まってるという情報が入り、もう一つの方に行くこととなった。だがまやちゃんの車が進入禁止の道に入って行ってしまったため、俺はその道を避けて別の場所で合流しようとした。八丁に電話で連絡を取ってもらっていたら、向こうは「あ、あぁ!ははは」と言って電話を切ってしまったと言って、それっきり電話がつながらなくなった。向こうは八丁と電話の最中に銭湯を発見して入って行ったからだった。 完全に置いて行かれた我々。もはや絶望のどん底を這いずり回り生きるゴミ虫のようなテンションで銭湯を探し回った。最悪もういいという意見も出たころ、ダリのケータイのナビが1つの銭湯を発見した。まだ営業しているのか…ダリがすかさず電話をしたら、深夜2時半までやってるらしかった。 歓喜にわく我々は狭い道をぐいぐい進み、やたら天井の高い銭湯で風呂に入れるよろこびをかみ締めた。
インカレで乗って行く車を借りるため、まやちゃんの地元の三木に行った。 3時間ほどかかる道のりであるのに、俺は2回も迷い、かなり時間がかかった。あまりに時間がかかったので、電車内で俺がドラクエ5をしている間に三木駅を通り過ぎてしまったのかと思ったが、それは大丈夫だった。 三木駅に向かう電車の中のクモが巣作りにいそしむ様子を見ながら三木に到着し、まやちゃんに迎えに来てもらった。三木はちょっと秋のにおいがして涼しかった。 色々と雑務を済ませ、まやちゃんの家におじゃました。俺はホルモン鍋を満腹までご馳走になり、ビールを2本もらい、おっちゃんが釣ったという鮎を2匹も平らげた。そしておばちゃんにクラブのことをひたすら話し、シャワーを借りて速やかに寝た。至れり尽くせりの極楽を味わい、インカレに向かう時が来た。
夜にオリンピックの卓球が放送されていた。俺はテレビに釘付けになり、興奮で鼻息をあらげていた。そして気付けば肩に力が入り、握り拳まで作っていた。点を取られたら俺まで「あぁ~」と言って、やってしまったという感情が湧き上がった。スゴいぞ卓球…。 プロの卓球は、俺からすれば全てがスーパープレイだ。恐らく俺の打球は男子はおろか女子プロのそれよりはるかに遅く、実力は小3の愛ちゃんの相手にすらならないかもしれない。 卓球は体の大きさや力、年齢のハンディがあまりない。俺が高校の時に大学生を倒せたことがあった一方で、60歳を超えたじいさんに手も足も出ずに0点のまま負けたりした。そんなじいさんも、中学生に負けるのだから不思議だ。 このように、卓球は本当にフェアなスポーツである。老若男女、誰とでも良い勝負ができるのだ。歳を取ってもそんなに身体に負担はかからないし、うまくコースを突くだけである程度のヤツなら楽勝だ。 テレビであんなの見せつけられたら、俺だって本気で卓球をしたくなってしまう。しかしクラブがあるし相手がいない。だから、やりたいことがあるからと言ってクラブを辞める人に対して怒りを感じる反面、どこかでうらやましいなと思う。そりゃ俺だって今すぐ卓球してもいいならやりたい。しかしそれはボート部に入った時点で自分自身が心の奥底に押し込めた感情で、それを今更引っ張り出して来て「よし、やろう」ってのは虫がよすぎる。あいつはやりたいことができんのに、じゃあ俺は何やってんの?ってなるのだ。そんなクーリングオフみたいにイヤだから元に戻すことはできない。そのへんを承知して入部したんじゃないの?って話。 元々こんな話を書くつもりはなかったけど、いつのまにか話がそっちに行ってしまった。別に特定の人物について言っているものじゃないし、一昔前に思ったことだから、気にしないでいただきたい。
終戦記念日だ。 黙祷… さて、この日の夕モーションは宿舎にてホームページの作成とインカレでの自炊場の調達のため、パソコンをいじっていた。ホームページは関選の結果を作るだけだったので、割とすぐできた。だがインターネットが繋がらず、俺はもう完璧にパソコンでやるべきことがなくなった。 そもそも今回の合宿で、俺のパソコンはあまり役に立ったとは言い難い。ぶんさんが3回ほど使った以外は、かばじがビリーをしたかみんなが90年代後半の気分を味わったのみだ。荷物が多いにもかかわらず持って来た俺だったが、実際のところ俺にとってあまり役に立っていない。俺はこのパソコンをインカレに持って行く。しかし今回はネットが繋がらなくともDVDのコピーに使えるので、持って行く価値はあると信じたい。
1回生と瀬田氷に行った。これまで散々脅しをかけてきたので、事情を何も知らぬ彼らはおもしろいほど不安がっていた。 唐橋の真ん中で「ここらへんでいっか!」と言って、川に飛び込むようなフリをした時、彼らはいいリアクションをしてくれた。本当に先輩を喜ばせるのが上手いやつらだ。 いざ瀬田氷に着いても、まだもやもやが残るかのような表情を浮かべる者がいる中、神谷のおかわりしていいかという質問が飛んだ。 結局、神谷はおかわりしなかった。彼らがまだどこかに不安を残していたのは、この後に何かあるかもという漠然としたものであることが判明し、それを否定してやった時の修一朗の笑顔は、某大学ボート部の部長を彷彿とさせた。
パウロが誕生日だったので、何も伝えずにとりあえずメガと共に平和堂に半強制的に連行した。いやだいやだと言いながら、ちゃっかり付いて来る辺りがパウロだ。 平和堂に着くなりまずパンの試食の物色をするというあきれた愚行を繰り広げ、エスカレーターで5階に。そして「誕生日の人は500円ゲーム無料」という看板を見て、ようやくパウロは全てを悟った。 全てを悟ったところで、もう未来は変わらない。俺はさっさと店員に身分証明を見せびらかして500円券をもらうように指示した。いやだいやだと言いながら、ちゃっかり提示するのがパウロだ。 我々は500円券をゲットした。当初の予定では、パウロに100円で何かドラえもんとか取ってやり、のこり400円はメガと山分けであった。しかし、パウロは別にいいから500円使えよみたいな雰囲気を出したため、予定は大幅に狂い乱れたのである。湧き起こる罪悪感…。せっかくの休み時間、せっかくの誕生日に平和堂まで連れ出され、500円を我々に与えただけのパウロの存在意義に、途方もない罪悪感がビッグバンのごとく発生したのだ。これはなんとしてもパウロがここにいる意味を作らねばならない。 そこで俺は、その500円でミニドラのぬいぐるみを取る決意をした。早速店員に500円券の使用を宣言し、ミニドラ獲得への戦いが始まった。勝負は3回。それでケリをつける。 まず1回目。なかなか予定通りの位置をアームが掴み、落とし口に近付いた。あと2回で行けそうだ。 2回目。先程と同じ位置を掴むが、今回は様子が違った。ミニドラが落とし口には近付いたが、少し斜めを向いたのだ。これが吉と出るか凶と出るか…。とにかく次がラストチャンスだ。 最終決戦。俺のアームさばきは完璧だった。ちょうどぬいぐるみの重心を掴み、見事にミニドラを中空に持上げたのだ。思わず「ぅおぉぉぉ!」と絶叫する我々。もはや勝負あった。俺の足も、ようやく武者震いが止まった。その瞬間のことだ。ミニドラが突如、その身に命を宿してもがいたかのようにアームから転落し、その平らな顔面をさっきまで転がっていた場所に強打した。プラスチックがガラスを叩いたような「ペチッ」という音を伴い激突し、まるで事切れたかのように俯せに倒れているミニドラの寂しげな背中を見て、我々は爆笑の荒波に飲まれた。 やられた…。これでは500円で何も残らない無駄な遊びをしたに等しい。俺はついに自腹を切ることにした。 店員を呼び付け、ミニドラをもっと落とし口付近に命令し、リベンジは始まった。俺は200円を犠牲に、ミニドラをあと1歩まで追い詰めた。だが俺の手元には100円が1枚、500円1枚と、微妙な小銭しかない。 ここでメガと俺のの財布から100円づつを犠牲にする作戦を取り、俺のアームさばきでミニドラを捕まえることに成功した。ある意味よかった…ミニドラがそうして粘ってくれたおかげで、宿舎では着実に夕食時のサプライズの作戦は練られているだろう。 そう思っていたら、意外とアウトラインのみ考えられていて、本番でちょっぴり手間取った。まぁそういうのも頑張った感じが出て良いだろう。 とにかく、この日俺は500円も無料でゲームをしたのだ。経営学部の学生として、コストパフォーマンスはなかなかだったと思う。 │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |