（旧）信州伊那谷～笑顔あふれる家づくり

最近あまり聴かなくなった言葉ですが、建築業界では未だに『薮入り』と言う言葉が残っています
薮入りの由来は諸説あるようですが、昔の職人さんは仕事を覚えるために親方の所へ弟子入りし、泊り込みで休みもなく1年中働いて、ようやく休みをもらえるのが年間2回だけ・・・
1月と7月の2回だけ地獄の釜の蓋も開く日だそうで、昔の人は仕事を覚えるために一生懸命に働いてお弟子で仕事を覚えたそうです。

週の習慣が導入されると共に廃れてきたそうですが、建築業界では未だに道具を休める日などといった風習が残っていて、私の他にもこの日をお休みにする方がいらっしゃるようです。

ネットを調べていたら、古典落語の大御所『三遊亭金馬師匠』のYouTube画像に出会いました
昔の人たちは、学校などへ行かず幼い頃から仕事を覚えるために苦労をされてきたんですね・・・頭が下がります

『薮入り１』・・・『薮入り２』・『薮入り３』までありますから・・・
年に２回ある『薮入り』が昔お弟子に出た職人さんたちにとって、どれだけ大切なイベントであったのか名調子で語られています。一本が８分・・・！×３本で２４分以上あります・・・興味のある方はお時間のあるときにでもご覧下さい

そんな理由で、私は今日までお休みさせて戴いています。
年末にかけて頑張ってくれた棟梁達・そして大切な道具達です、きっと家でしっかりと体を休めながら道具の手入れをしてくれていることでしょう。

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