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Washiroh その日その日 [全1886件]
![]() 6時半に目が覚め、ラジオをつける。 ギリシャの財政危機と円高状況に向けた日本政府の「覆面介入」をめぐる話が聞こえてきた。 人知れず為替介入していたということらしいが、ま、やっているだろうな、それぐらい。 朝めし代わりにお汁粉を食べた。 起きたら陽くんが餅を用意していて、お汁粉に入れるという。 ぼくは餅はいらないがお汁粉をもらう、と答えたのだ。 食べ終わったら、やはり怖れていたように胸やけが始まった。 午前中が終わるころ、陽くんが大学へ出かけ、その30分後にかみさんが遅番の仕事に出かけた。 ぼくはおなかの膨満感を抱えて何も食べないでいたのが、ふいに空腹を覚えたので金吾堂のせんべいを取り出した。 2枚、食べる。 もたれた感じのおなかにはそれで十分。 朝めしと昼めしが常ならぬ内容のまま終わった。 しばらくパソコン。 ニュースサイトで東電・福島第1原発2号機の炉内温度上昇を伝える記事を追う。 この件をめぐり、SNSに以下の短文を書き込んだ。 炉内温度は68.5度に下がったというが安全な状態とは思えない。 注水量を増やしたから汚染水量も増えるだろう。 海洋放出も考えられるが、その詳細は公表されたのか。 「もう数日様子を見極める必要がある」と東電の松本純一原子力・立地本部長代理。 数日となると、やはり尋常な事態ではないと解するほうが当たりだな。 石油基地をつなぐ海底トンネルの掘削工事中に崩壊した事故が大きく報じられている。 岡山県倉敷市での事故、鹿島建設による工事である。 崩落したあたりの海底に「くぼみ」があったという。 5人の行方不明者がいて濁りきった水中の捜索がつづいている。 ぼくはふと、その人たちは出稼ぎ労働者で家族に仕送りをしているのではないかと思った。 いきなりそんな連想が生まれたのはどうしてだろう。 おそらく、海底トンネルの掘削に熟練した技能をもった人たちなのだろうと考えたからだと思う。 新聞記事に「コンクリート作業」のことが出ていたことで、行方不明の5人が懸命に仕事をするようすを想像したものだが、そんなことから地方出身のヴェテラン作業員というイメージが浮かんだのだろう。 東電の福島原発事故といい、鹿島建設の海底トンネル事故といい、注意に注意を重ねていれば防げた事故だったと思えてならない。
![]() 今朝いちばんに知ったニュースは沖縄情勢に関わるものだった。 「2006年の日米合意を見直し」。 嘉手納基地より南にある米軍基地5か所の分離移転案をめぐるニュースだ。 かみさん、遅番。 ゆっくりシャワーを浴び、夕食用に餃子の仕込みをしてくれた。 陽くんが大いによろこぶ。 10時ごろ、炊きたてご飯と飛び魚の刺身でブランチ。 かみさんがお汁粉を作ってから出かけ、そのお汁粉を陽くんと食べる。 彼はその後、シャワーを浴び始めた。 ぼくはしばらニュースを見ていたがしばらくぶりに胸焼けに襲われた。 横になってみたが胸焼けはひどくなるばかり。 お汁粉と餅のせいだな。 シャワーを終えた陽くんが脇に来て「自然淘汰とは?」に捕まったといい、椅子に座った。 しばらく自然淘汰について話し合う。 あるテーマを「考える」という習慣を身につけたようで、いいことだと思った。 大震災の悲劇が思考の中心にあるのだなと気づき、録画済みのETV番組『こころの時代 辺見 庸 瓦礫の中から言葉を』を見ることを薦め、ふたりで見始めた。 辺見庸さんが311の悲劇について語るこのETV番組については前にもここに書いておいた。 どういうことが起き、自分自身の意識をどのように働かせるかについて鋭く語ったもので、胸に迫る迫力がある。 その感動の内実は、見るのがこれで3回目になるぼくの場合でもまったく変わることがなく、むしろ見るたびに強くなってくる。 一緒に見ていた陽次郎くんは、じっと目を閉じて湧き上がる感動を受けとめていた。 辺見庸さんのETV番組を見終わり陽くんが自室に入ったあと、ぼくは英国映画『g:mt』を見ることにした。 英国、ロンドン近郊のグリニッチを舞台に1990年代末期(20世紀末)の青春群像を描いた映画。 高校を卒業する日が冒頭におかれ、そこでの仲間が4年経ったところで迎える日々を追う。 ロックあり、クリエイティヴな写真作品あり、麻薬あり、殺人事件あり。 若者たちが抱える屈折の凄まじさに引き込まれる映画だった。 ○ ○ ○ かみさんが戻ったのは遅番の定時すぎ、夜8時15分ごろだった。 陽くんとふたりで仕込んであった餃子を焼いている。 いいにおいがしてきたころ、陽くんから声がかかった。 「焼けたよ~」 焼きたての餃子が大皿にたんまり。 熱いひとつをからし醤油につけてパクっと喰う。 とびきりうまい。 「これは、中華料理店に行ってもそうそう食べられないうまさだ」 「やったぁ!」 「うまいうまい」 夜中の11時すぎ、蓮くんが戻る。 かみさんも陽くんもすでにぐっすり眠り込んでいた。 餃子があるぞというと、食べると叫び、再び「うまいうまい」の声。
きょうはマリリン・モンローが来日した日なのだそうだ。 覚えている。 1954年(昭和29年)2月1日という日付は忘れていたが、その日の晩、大女優を乗せた車が羽田から京浜国道経由で帝国ホテルに向かうと聞いた。 そのころ住んでいた高輪の家から、いま石榴坂と呼ばれる坂を下ると京浜国道で、電車通りに沿った歩道に立っていれば必ずマリリン・モンローを見ることができると考えたことを覚えている。 大女優は大リーグの野球選手、ジョー・ディマジオと一緒に車に乗っているのだ。 見に行きたいなと思って夕方の時間を過ごしていた。 しかし、そうか、あの日は2月1日だったのか。 日の暮れるのが早くて、そろそろ品川駅前を通ると聞かされていた時刻にはとっぷりと暮れていたのもよく覚えている。 行けば見られる、いまからでも走っていけば見られる、と思いながら結局出かけなかった。 翌日の新聞にマリリン・モンローが到着しディマジオとともに帝国ホテルに入ったことを報じる記事が写真とともに載っていた。 そんなことを思い出したのは、ラジオで1954年のきょう、マリリン・モンローが来日したと聞いたからだった。 5時に目覚め6時半に起き上がったのだが、そのあいだの1時間半をラジオを聞いて過ごしたのだ。 朝のラジオでは誕生日の花を伝える。 きょうの花はアブラナ科の花菜(はなな)なのだそうだ。 花言葉は「ういういしさ」。 ほんの1分間ぐらいの時間で伝えられる花の話が不思議におもしろい。 いつも「ふうん」と思いながらたのしんでいる。 つづいて、きょうの一句。 家々や菜の花色の灯をともし 木下夕爾 たいへん有名な句だそうだが、俳句に疎いぼくは今朝のラジオで初めて知った。 知るなり、いい句だなぁと気に入った。 そうしてマリリン・モンローの来日が58年前のきょうだったと教えられたのだが、その前に1895年(明治25年)のきょう、京都で全国初の路面電車が走ったという事実も知らされたのだった。 ぼくは京都で、その「日本最初の路面電車」となった車両に乗ったことがある。 生まれて初めて京都に行ったのが小学5年生の冬で、昭和28年の暮れか29年の正月だった。 行くときは佐伯さんという京都住まいの父の友人が連れて行ってくれたのだが、帰りはひとりで、まぁ人生最初の鉄道旅行というわけなのだった。 あこがれていた特急つばめ号に乗り、東京から8時間で京都に着いた。 8時間という時間も、8階建てのタワー部分を備えた旧京都駅も、何もかもがまぶしかった。 京都の駅を出ると市電通りがあり、そこで「日本最初の路面電車」を見たのだ。 前後の乗降口にドアがなく、オープンの空間に乗り込むスタイルで、オープンな型そのものは東京でも走っていたが車両のかたちが全く異なっていた。 それとは別に、同じ線路を東京では見たことのない細身で丸みを帯びたモダンな車両も走っていた。 佐伯さんが「これが最新型、さっきのは日本でいちばん最初の市電。京都の市電では最も旧い車両と最も新しい車両がつかわれているのだよ」と教えてくれた。 ちょっと曇った日で、その2種類の市電は強烈な印象なのだった。 シフトが早番で、6時半に出かけるかみさんを見送り、新聞を開く。 当然ながら沖縄防衛局の市長選介入問題が大きく取り上げられている。 この件はテレビニュースでも焦点とされており、きのうの予算委の模様とともに田中防衛大臣批判が強まっている。 鮭を焼いて炊きたてご飯の朝めし。 鮭以外のいろいろもまことにうまく、朝からきっちり2膳食べた。 国会中継、衆院予算委。 政府には65人の民主党議員がいながら誰ひとり議事録がないことに気がつかなかったのかと自民党・斎藤健委員。 自民党を支持しないが同感だ。 共産党・塩川鉄也が八ッ場ダムについてキャサリン台風をめぐる質問をするが前田国交大臣は話を逸らせた。 1回だけ行われた八ッ場ダム建設をめぐる検証会議で、参加していた地方代表者のうち13人中4人が国交省からの出向、それでは国交省の意向に寄りぎみの結果が出るのは当たり前で公正を欠くやりかたではないかと追究したが、前田大臣は話を逸らせっぱなし。 卑怯な大臣だ。 社民党・阿部知子委員は福島の原発被害に関する質問をし、汚染稲わらを食べた牛4626頭の追跡検査を継続する必要を説いていた。 年金一元化および最低保証年金という民主党公約が素案に具体化されていないと公明党・石井啓一委員。 これもさきほどと同様に、公明党を支持しないが同感だ。 だれかの質問で引用されたデータ、1人当たり雇用者報酬・公務員914万円、民間412万円(2005年)。 メモとして記録。 午後、かみさんが戻り、しばらく休んでから夕食の支度を始めた。 シラタキだけ入らないすき焼きふう。 うまいなぁと思いながら食べたが、途中で腹の具合がおかしくなってしまった。 かみさんは何ともないのだから食材のせいではない、ぼくの体調が本調子ではないのだ。 むかむかする気持ち悪さ。 結局それ以上はどうにも食べられず、うまそうな豆腐入り野菜牛肉鍋を眺めるだけで夕食を終える。 夜のニュースが、沖縄防衛局長の講話事件が組織的な不当介入だったと報じた。 何という国なのだろうなぁ、この日本国は。 民主主義にはほど遠いことがどんどん明確になる。 東京新聞サイトに出ていた「被ばく基準緩和 NHK番組 原発推進団体が抗議」という見出しの記事も問題のある内容だった。 NHKの番組『揺れる国際基準』に関わるこの報道、その後の行方を注意深く見ていく必要がある。 記事中にある「三団体」の抗議活動は調査報道への封印に通じるような問題を含み、気になる。
![]() 5時間53分の世界4大試合で最長時間記録だったという。 民主党が新年金制度・最低保証7万円の全体像を示す試算を公表しないことに決めた。 消費税17%値上げにつながるからだそうで、ずいぶんバカげた話だ。 試算なるものがメディアに伝えられたことは周知の事実なのだろ。 それを「ない」というのは、沖縄基地をめぐる米国との密約を「ない」といい続けたむかしの自民党政府みたいじゃないか。 8時40分、起床。 チョコレートケーキを食べながら、FOX-TVの人気番組『Glee』を初めて見た。 ハイスクール・ミュージカルという仕立ての青春コメディだ。 FOX-TVは米国右派の息がかかったテレビ局だそうで大嫌いなのだが、このTV映画はよくできている。 近々日本でも新シリーズが開始されるそうだ、見ようかな。 東京新聞に「福島第一 凍結で14カ所水漏れ」という見出し。 記事を読むと、東電は「漏れた水の量は少なく、海の汚染はなかった」といっているらしい。 相変わらず身の程をわきまえないエラそうないいぶんだが、放射線量の数値ぐらい発表したらどうだ? さらに漏れがどれほどの水量かも、どの方向へ流れたかもわかないままではないか。 これで東電発表を信用しろというのはムリな話だが、こういう記事の向こうに例の東電会見担当男・松本立地本部長の顔が浮かび、うんざりする。 東京新聞といえば、きょうの社説「原発住民投票 意思表示へ扉を開こう」がすばらしい。 「事故原因の究明も、健康への影響の見極めも、損害賠償もままならないのに、国は収束を宣言した。定期検査で止まった原発の再稼働や原発プラントの海外輸出に血道を上げているようだ」と現状を抑えた上で、住民投票の意義を訴えてこう述べる。 「こんな矛盾に直面しても、原発政策の決定は、国と電力会社、立地先の自治体のみに委ねられている。普通の住民にとって意思表示の場は用意されていない。」 「史上最悪レベルの事故が起きたのだ。反対派であれ、賛成派であれ、もはや内輪で気勢を上げて済ませている場合ではない。未来の世代のためにも声を上げたい。」 夕食に出たサンマが新鮮で風味があって、たいへんうまかった。 かみさんに値段を聞くと「いえない」との答え。 口にするのをはばかるほど安いということらしい。 早い時間に夕食を済ませたので、何か見ようということになり、そうなると「CSIにしよう!」と即決。 NY篇を見た。 大蛇を利用して麻薬密輸をする事件を追う話だ。 作りかたのうまさにほとほと感心する。
![]() パソコン起動。 しばらくメイルチェックをし、ニュースサイトを読む。 毎日新聞の「福島第1原発事故 冷温停止『不正確な表現』 フランスの研究機関所長、野田首相の宣言を批判」という見出しの記事を読む。 注目すべき内容だ。 すぐ、Twitterに書き込んだ。 「野田佳彦首相の冷温停止状態宣言に対し、フランスの研究機関所長が『政治的ジェスチャーであり、技術的には正しい表現ではない』と批判。 それがふつうだよ。 この『政治的ジェスチャー』がまかり通っている日本国のありようはふつうではない。」 洗濯機に異常。 かみさんの叫び声で知り、ゆるゆると洗濯機まで歩いていく。 いまのぼくはこれだけで息が上がってしまうのだ。 ゴォゴォとものを削るような音を立てながら回る洗濯機があえいでいるように見えた。 洗濯中のものをいったんすべて出し、まず水だけで回してみた。 無事に回る。 タオルを1枚、入れて回す。 無事だ。 タオルをさらに2枚、入れる。 問題はない。 残りの洗濯物を1枚ずつ入れ、あらためて洗濯機を回した。 昼めしに炊きたてごはんと豚肉白菜炒め。 まことにうまい。 2膳食べてしまった。 パソコンを開けると、SNSが活発ぶりが目に入る。 こちらが病気だからそう思うのかもしれないが、たとえばTwitterを開くと、熱心な探求と伝達から目を離せなくなる。 夜、8時過ぎにかみさん帰宅。 少しずつ元気に働けるようになっているとのこと。 ほっとした。 頂き物の長芋を鉢いっぱいにすりおろし、小鉢二つに分けて食う。 さらに千切りにして皿に盛り上げ、これもふたりで半々に分けて食う。 ものすごくうまい。 CSIニューヨーク篇を見る。 シーズン#2の第43話だがエンディングがいつもと異なり連続もののしつらえ。 いままで、このシリーズで「つづき」ふうの作品は見たことがない。 おや? と思いかみさんと顔を見合わす。 あわてて第44話も見た。 ロックのライブ会場駐車場で銃撃殺人が起き、捜査中のテイラー刑事が車から聞こえる警察無線で同僚捜査員の事件を知らされるという仕組み。 前回からの連続性がなんとも巧みに構成されている。 いつもながら、まことにおもしろかった。
![]() 最近は毎朝この時間に目覚めるようになってきたな、と思う。 ラジオをつけ、そうして誕生日の花やら花言葉やら一句やらを知り、ここに書き留めるということも朝の習慣みたいになってきた。。 きょうの花は金柑、だそうである。 蜜柑科で原産地は中国南部、日本へは鎌倉~室町の時代にわたってきたようだ。 花言葉は「思い出」。 紹介された一句は「教会と枯れ木ペン画のごときかな 森田峠」。 森田 峠を調べると1924(大正13)に大阪で生まれたと知る。 「峠」の俳号は高浜虚子からもらったそうである。 昭和26年に「かつらぎ」入会、平成2年から主宰者となったとある。 句集に『避暑散歩』、『三角屋根』、『逆瀬川』、『雪紋』など。 ほかの句でぼくが気に入ったのは かんじきを最も戸口近く吊る だった。 ラジオからは、例によって歴史的なきょうの出来事が伝えられる。 1936年(昭和11年)の1月27日にロシアのバス歌手、シャリャアピンが来日したそうだ。 そうか、昭和11年のことだったのか。 1945年(昭和20年)のきょう、ソ連軍がアウシュヴィッツのナチス強制収容所を解放したという。 真冬だったことは知っていたが1月末だったのか。 極寒、酷寒。 ……35年ぐらい前にポーランドを取材したとき、アウシュヴィッツ収容所跡にも行った。 季節は初夏だった。 当時のまま残る収容所は薄い板でできた粗末な建物だった。 冬の寒さはひどかっただろうと思ったことを覚えている。 ここでぼくは、キャメラマンたちに「きょうは取材をやめよう。見ておくだけにしよう」といった。 ぱっと来て、ワルシャワから一緒の通訳兼案内人の説明を聞いて、さっと撮って、それで帰る、ということはどうしてもできなかった。 いまは専属のガイドがいるようだが、ぼくたちが訪れたときにはだれもいなかった。 通訳兼案内人に問いかけ、ナチスがそこで何をしたかを目にしたのだった。 忘れられないのは焼却施設のにおいで、旧いレンガには異臭がこびりついていたものだ。 67年前のきょう、雪が凍り付いた極寒の日にソ連軍があの場所を占拠し、閉じこめられていたひとたちを開放したわけだ。 その後ぼくは、たとえばアムステルダムでアウシュヴィッツ強制収容所から生還した芸術家と会う機会にめぐまれた。 大きな抽象画を描くその画家は、親も兄弟も殺されたという話をしてくれたけれど、笑顔は薄く、訪問が終わるときまで沈鬱な表情が溶けることはなかった。 そのまま1時間ほど、ラジオを聞きながらうとうとした。 7時半ごろ再び目覚めたが、この2度寝も毎朝のことになってきたなと思った。 布団の中でからだを動かしたため激しく咳き込む。 苦しい。 かなりラクになったもののまだまだ回復しておらず、安心できないと知った。 8時からのTBSラジオ、森本毅郎・小澤遼子対談を聞いてから起きることにする。 欠勤中のかみさんがフランスパンとマフィンのトーストを用意してくれた。 それに青菜や豚肉などを加えてオープンサンドふうの朝めし。 たっぷり食べた。 パソコンを起動させ、メイルチェック。 毎日新聞サイトの「この国と原発シリーズ」を読む。 昼めしは炊きたてご飯にコハダの酢締め。 うまいうまい。 食後、CSIのラスベガス篇とマイアミ篇を続けて見、いつも面白いことにつくづく感服する。 3時から昼寝。 かみさんは熱が引かないようで、そのままぐっすりと眠り込んでいた。 ぼくは4時半には起きあがり、参院代表質問の国会中継を見る。 社民党重野安正議員の質問がいちばん真っ当だ。 夕食は、土鍋で煮た豚肉の白菜挟み、榎茸添え。 うまいのでばくばく食う。 食後に再びCSIマイアミ篇。 シリーズ3だと思う。 警察官志望の若者が拉致される話だった。 徹底的にパターン化した作りかたで、カットの並びをたしかめるときわめてオーソドックスな編集であるとわかる。 こんなにおもしろい理由は、第1にシナリオの妙、第2にそのオーソドックスな作りかたがある。 そして何よりも製作予算がすごい。 金額はわからないけれど、ワン・シーンを見つめるだけで円でいえ1話分の総額およそ1億以上と想像できる。 夜11時過ぎにパソコンを開き、病気で書き進められないブログを埋める。
![]() ゆうべ10時に寝たから眠気はない。 今朝もまた「花と一句」の放送を聞く。 誕生日の花は三角草。 「雪割草ともいいます」とアナウンサー。 葉が三角であるところから三角草と呼ばれるそうである。 花言葉「ないしょ」。 どことなく面白い。 一句は山田みづえの句。 雪割草にかがむや兄も妹も いい句だなぁ。 ほかの作品も読みたくなる。 やがて番組はニュースに変り、FRBによる零金利延長からドル売りが進むと報じられる。 過去の同月同日に起きたできごとについては、まずダイヤモンドの話で始まった。 1905年(明治38)のきょう、世界最大のダイヤモンドが発見されたそうだ。 ふぅん、なるほど。 そういう日があるわけだよなぁと思いながらラジオに耳を澄ませる。 1948年(昭和23年)の1月26日に帝銀事件が起きた。 大事件だった。 東京都豊島区の帝国銀行・椎名町支店、ということばが脳内でこだまする感覚を思い出す。 いや、ぼくがこの事件をリアルタイムで記憶しているわけではないよ。 後に関心を高め、本を読んだり映画を見たりしたゆえのこと。 平沢貞通さんの死亡を知り(1987年5月)、冤罪に覆われた人生について考えたものだった。 再び目覚めると7時半。 起きる。 ベッドで半身を起こすと「お!」と思った。 動きがラクなのだ。 いってみれば、きのうは室内で5メートルも歩くと手近な何か、椅子の背とかテーブルの上とかに両手をついて息を整えなければならなかった。 それが、10メートルぐらい歩けるようになっているのだ。 かみさんにそう伝えた。 顔色がよくなっているといってくれる。 しかし、新聞をとってくる往復の動きには息が上がった。 椅子に座ったきり動けず、しばらく呼吸の乱れに苦しんでいた。 かみさん自身はなおも具合が悪く、今日は連絡の上で欠勤した。 相当だるそうだ。 彼女は11時ごろむりやり起きあがり、京王クリニックへ向かった。 一緒に行かないかと誘われ、薬を出してもらう用事があるのだが、呼吸の乱れがなくならずどうにも動けない。
![]() 体調変わらず。 熱っぽく呼吸が整わず、だるい。 わずかな動きでも痰がらみの咳が出て、そうなると息が上がって苦しい。 かみさん、仕事は休みだが風邪ぎみ。 休みだということで決めていたきょうの予定をすべて取りやめた。 ラジオでも新聞でもテレビでも、論調で野田首相の施政方針演説への批判的見解が拡大している。 読んだり聞いたりしながら「あたりまえだろ」と思う。 消費税率を上げる政府方針に、国民の側から妙に理解を示すのはやめたほうがいい。 年間10万円の増税分出費がムリな者として、反対するしかないのだ。 ここで「対案」なんぞをもちだす発想は大間違い。 消費税問題に限った話ではないよ、政府の立てる方針に反対の国民に対案を求める傲慢を何とかして打ち壊さなければいけないな。 いずれ考えていることを書こう。 春闘のトップ会談。 定期昇給凍結と経営側は強硬だが、この20年、基本給は上がっていない異常事態が続いている。 このことは記録として書いておいたほうがよさそうだ。 午後、テニス全豪オープン準々決勝、マレー・錦織戦を見る。 デュースの連続でなかなかの接戦ながら、やがて力の差が目立つようになった。 ことにコーナーぎりぎりをつくマレーのショットが凄い、ほれぼれする。 『日本人は何を考えてきたのか:森と水と共に生きる 田中正造と南方熊楠』を見る。 注目すべき秀作。 かみさんの体調、かなりわるい。 ぼくも同様。 家の中が2人部屋の病棟みたいになっている。 夕食はうどん。 9時のニュースを見終えて10時に就寝。
![]() 時刻を知り、よく寝たなあと思い、少しよろこぶ。 たしか0時前に寝たから一気に5時間は眠ったわけだ。 また誕生日の花を知る。 つつじ科のエリカであるとアナウンサーが伝えている。 英国名、ヒース。 ああ、そうか、あれがエリカなのかと思う。 花言葉は「幸運」。 エリカ咲くひとかたまりのこむらさき 草間時彦 外を見るとゆうべかたの雪が積もっている。 バス通りの写真を撮った。 久しぶりにパソコンを起動させた。 メイルが溜まっており、チェックするだけで1時間ぐらい過ぎて行く。 すぐに疲れてしまいPCオフ。 午後1時、第180通常国会開会。 野田首相の施政方針演説が中継され、しばらく聞いていたけれど、相変わらず妙な観念先行の中身であることに腹立たしくなる。 国会中継を見ながらTwitterを開いてみた。 施政方針演説にかんするつぶやきを読むと、みなさん同じように苛立っているようだ。 「野田首相は身勝手」ということばが飛び交っている。 国会中継を見るのをやめ、録画してあったキャメロン・クロウ監督作品『あの頃ペニー・レインと』を見る。 例によってタイトル始め何も知らない映画なのだが、見始めるなり「当たりだ!」と思った。 原題「Almost Famous]。 製作年度は2000年。 すげぇおもしろさだった。 自筆タイトルが独特の味をもち、要するに冒頭のクレジットからおもしろいのだ。 ロックバンド・スティルウォーターのツアーを追う新進ロックジャーナリストの熱心な探求ぶりを追う内容。 15歳という実年齢を隠してロックのライヴ・ルポを書く、というところが隠し味ふうの特徴となっている。 ビリー・クラダップ(Billy CRUDUP)の名前も初めて知った。 ロックスターを控えめに演じていて、わるくない。 ケイト・ハドソン(Kate HUDSON)のぽわんとした存在感が印象的。 この女優がゴールディー・ホーンの娘であるなんてこともまったく知らなかった。 いちばんよかったのは少年記者を演じたパトリック・フュジット(Patrick FUGIT)だ。 ロックに夢中の男の子がもつ輪郭不明なありようを見事に醸し出していた。 母親役のフランシス・マクドーマンド(Frances McDORMAND)がまた、いい。 1996年の注目作『ファーゴ』で刑事をやった女優だ。 抑え気味の表情変化を見ているだけで引き込まれてしまう。 夜、NHKとテレ朝のニュースでダルビッシュ有投手の札幌ドーム会見をじっくり見る。 かつて日本にこういう選手がいただろうかと感じ入る。
![]() かみさんの声が低い絞り出すような状態、風邪をひいてしまったようだ。 ぼくの肺炎が移ったか。 遅番だからしばらく横になっていたが、10時半すぎには起き上がり弁当を作っていた。 いつもの遅番タイムに合わせて出勤して行ったが心配。 しばらく経って休憩時間にきたメイルでは「ぼろぼろ状態」らしい。 上の写真は今月16日に撮った曇りぞらのようす。 この日からぼくは体調を崩したのだった。 午後、デヴィッド・フィンチャー監督『ゲーム』を見た。 実生活に大がかりな仕掛けを持ち込み、生死の境をさまようほどの刺激を味わうゲームに巻き込まれる男の物語を作り上げている。 マイケル・ダグラス、主演。 勿体ぶった男の役を熱演している。 マイケル・ダグラスは、こういう「固定観念のかたまり」ふうの男を演ずるとピタリと決まるな。 何となくテレビ版「ミッション・インポシブル」の相似形を見ている感覚。 物語自体がきしみを生み出してしまっている気がしてなじめなかった。 こうした未知の領域を金銭で購入し、仮構の刺激をたのしもうという発想は米国的というべきものなのかなぁ。 なじめず、わからず、わかりたくもないという内容の映画だった。 共同通信のサイトで「福島原発で放射性物質の放出増加 内視鏡調査などが影響か」という見出しを見つけた。 詳細はともかく、福島第1原発からさらなる放射性物質が出てきていることは十分にわかる。 政府のいう冷温停止状態の実体がこれだ。 東電は放射性物質の放出増加報告とともに「多核種除去設備」を設置すると発表。初めは放出を否定していたストロンチウムほかの核種を除去できる装置なのだという。 信用したい気持ちはあるけれど、東電の場合これまでがこれまでだ、信用しても大丈夫かな? ここでちょっと、数字メモ。 1.6兆円 2.3300億円 3.600件 1.は原発事故被害者への賠償推定額(5年間)。 2.はこれまでに東電が支払った賠償金の額。 3.は賠償に関し紛争解決センターに持ち込まれた紛争件数(1月23日現在)。 まったく、東京電力という企業は何を考えているのだ。 日本が抱える腐り果てた企業文化体質の代表がここにある、と見るのが正解らしい。 |一覧| |
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