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![]() 6時40分に目が覚め、そのまま起床。 かみさんは遅番なのでまだまだ寝かしておきたい。 シャワーを浴び、洗濯を済ませる。 彼女は8時半ごろ起き、ご飯を炊いて弁当の用意をしている。 卵かけご飯と海苔の朝めしを出してくれた。 炊きたてご飯と生卵と焼き海苔は絶妙な取り合わせとなり、口中で美味の渦をつくる。 ニュースサイトを探っていたら、Livedoorニュースに「日テレ元解説委員 311翌日に辞意を伝え退社した経緯語る」という見出しがあった。 Twitterで流されていた話ですでに知っている内容なのだが、あまりに問題の根が深いのでここにも記録しておきたいと重いリンクを張った。 しかしまぁ、ひでぇな、日テレ! 当該記者のライフワークである貧困問題の企画提案を「そんな暇ネタはボツだ」と捨て去り、原子力発電所問題では「読売新聞の社論を超えることはするな」という。 報道局会議は幹部のいいなりで「誰も何もいえなかった」そうだ。 ま、ありがちな話ではあるけれど、これが日本のマスメディアが抱える実態なのだ。 部外者のぼくでさえ、あきれ果ててイヤになる。 要するに日本国はまだまだ幼稚な国だということなのだな。 午後、録画済みリストから映画『トゥルース 闇の告発』(THE WHISTLEBLOWER 2010)を選び、見た。 ボスニア・ヘルツェゴビナで実際にあった出来事を題材に、国連派遣員や民間軍事会社のメンバーが人身売買に加担していた凶悪事件の物語である。 莫大な金額の利権を得るためには人間がどれほどの悪を成し得るかという、いってみればよくあるテーマをそれは凄まじいリアリティをもって描く。 いわゆる社会派サスペンスとして、最近見た中でもっとも衝撃的な映画だ。 監督、ラリーサ・コンドラキ(Larysa Kondracki)。 カナダ生まれの女の人で、この作品が最初の長編という。 日本では未公開の映画らしいが、なぜだろう。 この映画のことは、つづきをいずれ書く。
今朝は4時40分に目を覚ました。 カーテンを開け、ほんのり明るい朝を見る。 4時台にこれほど明るいのだからもう間もなく夏だなとまず思い、すでに5月も半ばを過ぎたのだから当然だと思い直した。 ラジオをつける。 5時5分前あたりから誕生日の花とか、きょうの一句とかのコーナーが始まるのだ。 30年ほど前、1980年代の早朝には歌謡曲番組を聞いていたのに2012年は花と俳句かいとひとりで苦笑い。 きょうの誕生日花は、あやめ。 花ことばは「神秘なひと・よき便り」だという。 あやめの紫色が「神秘なひと」に通じるイメージは分かるが、あやめの花と「よき便り」とのつながりが分からない。 もしかすると視覚的な連想とはちがうところからの花ことばかな? きょうの一句は「うごかざる一点がわれ青嵐 石田郷子」。 季節の風が吹くなかで、ひとりじいっと佇んでいる感じが伝わってくるな。 ニュースが始まった。 海外からの衛星を乗せたH2A号の打ち上げが成功した、とのこと。 今回のH2Aロケットは21号。 韓国航空宇宙研究院(KARI)の多目的観測衛星「アリラン3号」と宇宙機構の水循環変動観測衛星「しずく」などを搭載して打ち上げ、衛星は軌道に入ったそうだ。 ぼくがニュース映画を作っていたころに「H2ロケット」の研究開発が行われていた。 1968年だったか、あるいは69年だったかかもしれないが、ある夜、キャメラマンと一緒に「航空宇宙技術研究所」へ行き、打ち上げ予定日が迫ったH2ロケットを取材したこと があった。 何かがうまく行かず、結局、打ち上げを順延したのではなかったかな。 あれから40年余が経ったわけだが、国際的な商業利用に成功したニュースを聞くと「ほお!」と思う。 つぎの項目は、国会事故調査委員会が福島第1原子力発電所の事故について「安全文化が欠如している」と総括したことだった。 事業者には安全意識が必要だと、当たり前の指摘をきのう行ったらしい。 6時すぎに起きあがり、すぐにパソコンを起動させた。 ニュースサイトを見ていくと昨夜遅くの配信で、野田首相が近いうちに大飯原発の再稼働を決めると述べていることが報じられている。 共同通信に「首相、大飯再稼働近く判断 『責任持って決定』」という見出しがあった。 原子力発電所が建つ地盤自体が崩れる可能性をもつ場所での立地というのに、何という無謀な話だ。 「責任をもって」とか「万全に」とか、野田首相のことばはいつも紋切り型で内容不足。 こんな首相に原子力政策を判断させてはならない。 8時、病院の眼科へ。 院内はがらんとしている。 しかし、眼科受付デスクの前に並ぶベンチにはすでに20人を越える患者がベンチで待っている。 ぼくはそこには座らず、中の待合室で待つようにといわれた。 視野を見るハンフリー検査と視力検査を済ませ、診察。 担当が礒辺医師から杉本絢子医師に変わっていた。 担当医が変わっても診察の手順はこれまで通りで、点眼薬を入れて眼圧を計る。 この薬がきょうはやけに目にしみる。 すぐには目を開けられず、しばらく目をつぶっていた。 まぶたに触れる指先があたたかくやさしい。 そういえばフランスで眼科にかかったとき、フローランスという名の女医がレーザー光線による手術をやってくれたのだが、このひとの指先もあたたかかった。 ふだんは忘れているそんな前のことを思い出すのは、杉本医師の手が目にやさしいと感じたからだ。 眼科医の指には温もりが欠かせないと思った。 眼圧は両眼ともに「13」だった。 この数字は定期的に眼圧確認をするようになって、初めて。 たいへん良好ということだ。 うれしく、ありがたい。 病院にいる間に腹ぺこになっていて、帰ってすぐ田舎パンをトーストにした。 バターをたっぷり塗り、ジャムではなく蜂蜜を加えて、食べた。 田舎パンのかりかり感と蜂蜜バターのアジトがとけ合い、なかなかうまい。 11時半ごろ出て、バス停へ。 歩いていると雨がぽつりぽつりと降り出した。 息が上がりかけており、傘を取りに戻る気はない。 停留所には屋根があるから、ともかくバスに乗ってしまい街を歩くときは濡れて行こうと決めていた。 京王八王子に着くと雨脚は本降りに近くなっている。 すべらないように気をつけながらバスを降り、エスカレーターで地下へ。 輸入食品を扱うジュピターでコーヒーを買うのが、じつは主目的なのだった。 いつも買うイタリアン・スペシャルのケースを見つけ、列に並ぶ。 前のひとの買い物に時間がかかるうちに、炭火焼きコーヒーという別なケースが目に入った。 この値段がイタリアンスペシャルよりも高ければそんなことはしなかったのだが、100グラム当て30円ぐらい安い。 で、これまで飲んだことのない炭火焼きを400グラム買ってみた。 店から出ると、あろうことか地上階へ上がるエスカレーターが点検中で動かない。 脇に階段があるけれど、息が上がることを思うととても利用する気にならない。 ショッピングセンターのエレベーターを使おうと思い立ち、地下商店街の奥へ行った。 高井戸にかよっていたころ、仕事の帰りによく乗って9階の本屋へ上がったエレベーターである。 1階で下りるつもりで乗り込んだが、ふいに気が変わり、9階まで行きたくなった。 10階とか11階はレストラン街のようになっているのでこの時間には利用客が少なくない。 わさわさした騒がしさのうちに9階到着。 ぶらりと入っていった本屋はすいていた。 新刊書の棚で辺見庸著『死と滅亡のパンセ』(毎日新聞社)を見つけ、すぐ手に取る。 買おう。 しかし、本屋に入ったのは阿川佐和子著『聞く力』(文春新書)を買うのが目的だったのに、こちらはなかなか見つからない。 女性作家のコーナーとかエッセイ集の棚とか、店内の棚はいかにも周到に考えられたかのような表示に満ちているが、それはどうもマヤカシらしい。 それが証拠にさっきから同じあたりを行ったり来たりして探しているのにさっぱり見あたらないのだから。 けっきょく、店員に聞いた。 購入を決めた本を盛ってレジカウンターへ行き、もう1冊が見つからないと頼んだのだ。 レジの女店員が親切なひとでたすかった。 きびきびと動き、すぐに持ってきてくれた。 エレベーターで1階に戻ると雨がやんでいる。 いや、やんでいるどころか、燦々たる陽射しが降りそそいでいるではないか。 エスカレーターの定期点検ストップが思わぬ結果に導いてくれることになった。 JR駅のほうへゆっくり歩いて行き、銀行の用事を済ませて駅構内から南口に向かった。 上の写真はその途中で撮った歩道橋上の花壇だ。 アルプスでちょいとばかり買い物。 築地直送コーナーへ行くと飛び魚が出ている。 刺身を喰いたいと思い、店のひとに内臓処理と皮剥を頼んだ。 肉とパン、チョコレートなどを買ってまっすぐ帰宅。 陽くんも夕方戻り、すぐにパソコンに向かっている。 あした朝霧高原で催されるファザーリング・ジャパンのキャンプに行くそうで、何かと忙しいようだ。 ぼくは急ぎの用事がない。 ともかくコメを研いで炊くばかりにし、小籠包(ショウロンポウ)を蒸し始めた。 そのあとでご飯を炊き始め、飛び魚を切って盛りつける。 やがて食卓に飛び魚刺身と小籠包とを盛りつけた皿と、かみさん手製の豆腐やらやはり手製の海苔佃煮やらも並んだ。 並んだらすぐ食べ始める。 飛び魚を買ってきて正解だ。 じつにうまい。 陽くんもよろこんでうまいうまいといっている。 今夜、かみさんは上野までウィーン・フォルクスオパー公演『ウィンザーの陽気な女房たち』を観に行っている。 食後しばらく経った夜、録画済みのスウェーデン・テレビ映画『スウェーデン警察 クルト・ヴァランダー #8』を見る。 ヴァランダー警部長のつらい過去に直接かかわる事件が描かれ、激烈なエンディングを迎える。 これが最終回だった。
8時過ぎまで寝ていた。かみさんを見送り、 テレビをつける。 木曜日はテレビ朝日『モーニングバード』の総論たまペディアを見ることにしているからだ。 コチニール、またはカルミン(カーマイン)という色素がアレルギー反応をもたらすことを知る。 木曜日コーナー「たまペディア」では、東電と関西電力との供給責任の違いについて検証。 東電は緊急設置電源を用意して220万キロワットを保したが、関電は何もやってこなかった。 で、たとえば「需給検証委員会は時間引き伸ばしのために作られたシナリオ、プランBだった」という視点が示される。 去年から準備しておけば足りるところを大飯原発再稼働のためわざと停電を強調、テーマを停電対策にもって行く計画と述べる。 こういった報告があるから、このコーナーがおもしろく、毎週見てしまうわけだ。 「たまペディア」が終わったところでチャンネルを国会中継に変えた。 衆院特別委員会の消費増税審議が始まっている。 民主党前原政調会長が質問中だが、ちょうど人口現象への対応を論じているところだった。 しかしこのひと、ずいぶん時期遅れな題材を持ち出すものだな。 日本の人口が減っていく問題をメディアが大きく採り上げたのは、もう10年近くも前のことではなかったか。 いま採り上げるのはよくないといいていのではない、あたかもいま指摘するべき大問題だといいたげな前原発言がわざとらしい話だと気になるだけだ。 が、まぁ、質疑そのものが緊張感を欠き、めり張りに乏しいので見る気が失せた。 で、AXNの『コールドケース #6』を見ることにした。 殺人課に新人が入ってきた。 主人公ラッシュと組むことになる男性刑事ヴァレンズ。 妙に優越意識が高く自己顕示欲が強い男だ。 午後、腹が張るので昼めしを抜き、きのう知ったばかりの『スウェーデン警察 クルト・ヴァランダー #6』を見ることにする。 「ファイアウォール前編」というタイトルだ。 アフリカのアンゴラで女医が狙撃される。 狙撃者は次の標的を指示されスウェーデンへ飛ぶ。 スウェーデンのイースタでは女子高生たちによる強盗事件が起き、被害者のタクシー運転手は行方不明。 後に死体で発見される。 一方でアンゴラの狙撃事件に関わるティンネスの死体がATM前の路上で見つかった。 ヴァランダーの糖尿病が指摘されるのがこの回だった。 病は徐々に悪化。 警部長ヴァランダーは病気を隠す。 狙撃者の銃口がヴァランダーを狙っている場面で前半終了。 パソコンでアドレス変更の手続きを進めるが、滞りが多い。 きょうはFBでログイン不能となる。 鮭のバター炒めの夕食。 この鮭は、和風に焼き魚として食べるよりも、こうして洋風に調理したほうがずうっとうまい。 かみさんが大豆から作った豆腐も供され、これもうまかった。 食後、ヴァランダー「ファイアウォール後編」を見る。 英国版『刑事ヴァランダー』の最終回で扱われたストーリーだったと判明。同じ原作を英国とスウェーデンとが映像化し、同時並行的に見るというめずらしい体験をしたことになる。 その後、昼間見た第6回のつづきである『コールドケース #7』も見た。 1964年の未解決事件を調べる話。 ヴァレンズは態度を変え、かなり積極的な未解決事件捜査員になっている。
早朝のラジオが「きょうの一句」を伝える。 やはらかし風が若葉を通る音 上野章子 じつに5月っぽい句だ。 俳句のそれぞれに感心していたらきりがないのだが、ラジオからもたらされる句はすぐれたものが多く、いちいち感心する。 7時40分に起き、新聞を取って来ると、トップ見出しに311で生じた町田コストコのスロープ崩落が「構造計算ミス」に原因とある。 この店にはたまに行くので関心があった。 8時、かみさんを見送る。 その後しばらく、録画予約と録画済み映画の確認を行い、容量の調節を行う。 ついでにフランス映画『パリ20区 僕らのクラス』を途中まで見た。 2008年製作の全然知らない映画だが、これ、ドキュメンタリー・タッチで中学の教室を描き、ものすごくおもしろい。 パリ20区というエリアは大好きだった処だ。 あるときから再開発が行われ、すっかりつまらなくなったが、この映画はその時点からさらに20年近く経ったころの教育現場を見つめる。 夕方、出かける。 かみさんから頼まれた用事を済ませて5時13分発の京王線準特急に乗った。 きょうは新宿ワシントンホテルの「爽李」でぼくの古稀祝いの飲み会があるのだ。 青戸さんの発案で10人もの高井戸仲間が集まってくれた。 うれしい。 集まってくれたのは、菊池義了さん、徳永和崇さん、田野入美樹さん、吉本さん、一場淳史さん、上見茂樹さん、山口健一郎さん、青戸さん、れいちゃん。 こんなに何人もが来てくれるとは思ってもみなかった。 仕事を終えてから来てくれたみんなへの感謝でいっぱい。 山口さんと上見さんが高島屋に寄ってプレゼントを買って来てくれたという。 これも意想外のできごとだ。 すぐに包みを開く。 扇子だった。 生まれて初めて自分の扇子を持った。 向かいに座る山口さんが「古稀の色はむらさきなんですって」と教えてくれる。 何となくわかる気がするけれど、そういう「決まりの色」があるとはまったく知らなかった。 明るいところでかざしてみると確かにむらさき色だ。 この夏は扇子をつかおう。 青戸さんとはどうしても映画の話になる。 近年の出会ったひとの中で最もたくさんの映画を見ているのがこの青戸さんなのだ。 ぼくの周囲にはたくさんの映画好きがいて、当然、その誰もが数多くの映画を見ている。 ただ、ぼくも含めて共通することに、カタカナ・タイトルが流行りだしてから映画の記憶が薄れているという事実がある。 カタカナ・タイトルの氾濫は、いわゆる差別用語規制に端を発しているのだろうが、わからないのが差別用語をなくそうという考えかたが原題をそのままカタカナ・タイトルにしてし まう理由なのだ。 ここにあるのは、原題そのままにしておけば問題は起きないだろうという低俗官僚意識だけ。 まったく不真面目で不誠実な発想としかいえない背景がカタカナ・タイトルの氾濫を生み出した、というのがぼくの見方だ。 とにかくゴダールの『気狂いピエロ』が、あるとき『ル・ピエロ・フゥ』と原題の仏語を直接カタカナに表記し直したタイトルを知らされてびっくり仰天、洋画の邦題がもつ味わいと は縁が切れてしまうのかと嘆いたものだ。 しかし、青戸さんと映画の話をしていると、いま書いたようなカタカナ忌避の感じがまったく感じられないのである。 おもしろい題材でおもしろい差異が生まれるものだなと思う。 山口さんが近況を語る際に残業の話を出したことから、ひとしきり「残業の話題」が卓上を飛び交うこととなった。 ぼくの残業体験は中日映画社でニュース映画をつくっていた3年間でのことで、報道の仕事だったから残業は毎日のことだった。 が、何時間もということはそんなになかったと思う。 青戸さんが「どれぐらいでしたか?」と聞いてくれたのは時間数のことと思うけれど、いわば日常的すぎて数字としては何も覚えていない。 ただ、あるとき『春火事』というテーマで企画物ニュースをつくったときの残業作業についてはいまも忘れられない。 江東区あたりの消防署に5、6人のクルーで3泊4日ほどの日程で泊まり込んだのだ。 消防署に泊まり込むというのは、毎夜、服を着たまま簡易ベッドで寝ることを意味する。 そうして、いわば演出とか構成といった立場にあるぼく自身はスーツを着ているのだ。 災害その他、死者が出る可能性のあるニュース現場では、万が一の場合を考えてスーツ着用が規定となっていると、出社した当日かその前のオリエンテイションにおいて教えられたも のであった。 だから、消防署の簡易ベッドに横たわるのもスーツを着たままだった。 ワイシャツもネクタイもそのままだ。 火事の発生を目的に張り込んでいるわけだから、いざというときには消防士のみなさんともども鉄柱を伝って滑り降りなければならない。 消防自動車の発車に遅れると置いて行かれてしまう。 脱ぎ捨てたシャツや上着を身につけたりする時間はないのである。 2日目の夜、スーツ姿のまま横になりながら、このスーツは可哀想だなと思ったことを覚えている。 田野入さんからはテニスの話を聞いた。 所属するクラブが参加している区大会で準々決勝まで進んでいるのだそうだ。 この大会は3位決定戦がないので、勝ち残って準決勝に出られれば自動的に3位が決定する。 「そこまでは行きたいのよ」と目を輝かせる。 テニス大会のテレビ中継を息をひそめて見つめるようになったのは、ジョン・マッケンロゥ(John McEnroe)が猛活躍したロラン・ギャロスを見て以来のことだ。 全仏が終わると全英オープン、ウィンブルドン大会となる。 その年にはジミー・コナーズ(Jimmy Connors)が優勝。 ぼくは、テレビ越しながら、静寂の中でのラリーがもたらす緊迫感を初めて知ったのだった。 区大会の準々決勝ともなると、やはりそういう緊迫感があるのだろうと聞くと「そう、ある」という。 「走るの?」 「走ってる」 当たり前のようにいうが、たいへんなことだ。 菊池さんとは目と目を交わし合い、徳永さんには悩みごとを抱えている様子を感じとり、吉本さんとは呼吸器の病に関する話をした。 一場さんが来てくれたのもうれしかった。 中野に昼めしを摂りに行ったことなどを話したが、会話自体が久しぶりだった。 上見さんと話すのも久しぶり。 アニメ番組の、何についても知らないことがないように見えるのでそういったら、そんなことはないよといいながらも「好きなので」とつけ加えていた。 そういえば、上見さんはオモチャ関係の仕事をしてもいるのだった。 またたく間に2時間が過ぎ、お開きタイムとなる。 こんなに何人ものひとが誕生日宴会に来てくれるのは、もしかすると子どものころ以来のことではないか。 同じ誕生日の音楽評論家・堀内さんのところでの誕生日パーティーでも10人近いひとが来てくれるが、あれは2人ぶんだものなぁ。 南口への地下道が便利だと青戸さんが教えてくれた。 みんなでゆっくり歩いて行くと京王新線の改札口へ出た。 これはありがたい、新宿駅南口まで行かなくてもホームに下りられる。 あとは笹塚経由で八王子へまっすぐだ。
![]() 6時に起き、コーヒーを淹れた。 ビスケットと煎餅を添えて、飲む。 うまい。 起きたときからコーヒーを欲していただけに、熱いコーヒーがほんとうにうまい。 新聞第1面トップも、テレビニュース第1項目も「国内原発稼働ゼロ」の大見出しとなっている。 毎日新聞は3面の関連記事で、仮に大飯原発が再稼働しても、伊方や柏崎刈羽といった「2番手」以降が続く状況にはないと書いている。 当然だ。 TBS「サンデーモーニング」を見始めた。 全原発が停止した直後にどんな意見が交わされるかに興味がある。 しかし、きょうの顔ぶれが見えたとたんに中身への期待はしぼんでいった。 メンバー名を書いておこう(敬称は省略します)。 寺島実郎、幸田真音、目加田説子(もとこ)、涌井雅之、岸井成格(しげただ)の5人だ。 目加田さんが、定期検査による原子力発電停止は1年も前からわかっていたことなのに、いまになって再稼働に向けて大騒ぎをするのは政府が怠慢だった証拠と述べたのがよかった。 とはいえ、全体に全原発停止をめぐ論議が低調なのはどうしたことだろう。 12時20分ごろ、雨が降らないうちにと急いで出て、バス停に向かったら信号手前で大粒の雨が降り始めた。 やれやれ、傘を持たずに出てしまったよと思うが、取りに戻るには息が苦しい。 止まっている始発バスが目の前で動き始め、あと5歩ばかりのところだったのになぁと思う。 ま、いまに始まった話ではないが、呼吸器の都合で小走りというやつが出来ない以上、乗りたいバスの目の前での発車は覚悟しなければならないのだ。 15分待ちの後、やって来たバスに乗り中央右側の座席についた。 ほどなく発車。 その間に雨も上がり再びいい天気である。 新緑の木々を見ると写真を撮りたくなる。 京王八王子駅前で下車。 降り注ぐ陽射しに目を細める。 天気予報は午後から降りはじめ、夕方には大雨と報じていたが、そうとは信じられない青ぞらだ。 しかし、まちがいなく降る。 ゆるゆる歩きなのだから、先を急いだほうがいい。 そう思っていたから、立ち寄ったドコモ・ショップで15分待ちといわれて直ちに出てきたのは結果的に正解だった。 図書館は空いていた。 本を返し、目をつけておいた金井美恵子の新作『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』(新潮社)を借り出し、2階へ下りようかと思ったけれど時間がないから とこれは抑えた。 雨が降ると紙袋に入れた本が濡れてしまう。 本を探すのもざっと見るだけにし、辺見庸『たんば色の覚書』(毎日新聞社)を選び取って借りるだけにした。 上の写真は図書館からの帰りに撮ったもの。 バス停への近道で眺めた光景だ。 バス停に着いて2分もしないうちに乗るべきバスがきた。 陽射しがなおも明るい。 雨には降られずに済みそうだ。 15分後には家の中にいた。 陽次郎くんが昼食を摂っている。 ぼくも腹がへっているのでキッチンに入り、かみさんが用意しておいてくれたトンカツをキャベツを盛った皿に取る。 と、強風が吹き始めた。 窓の外を見ると、陽射しは消えて灰色になっている。 テレビ画面は分割され、上と左のスペースに文字情報が流れる。 茨城県で強風被害が出始めているらしい。 風の音がすさまじい。 間一髪だったよというと、陽くんが「ホントだねぇ」と答える。 かみさんからの休憩メイルに「出かけたのなら気をつけて」とあったので、すでに帰宅していること、間一髪だったことを書き送った。 食事を終え、陽くんと小津安二郎監督作品『小早川家の秋』(東宝 1961)を見る。 何度か見ている映画だが、ラストタイムはずいぶん前だ。 最初はどんなシーンだったっけ、と自問するが思い出せない。 クレジット・タイトルが終わりトップ・カットが映る。 街の夜景である。 水があるので大阪かなと思う。 つぎのショットもネオンまたたく夜の街。 ニュージャパンという文字が見えるので「赤坂か?」と口に出した。 これはぼくの間違いで、この映画の舞台はもちろん大阪、そして京都だ。 街並みに継いで画面はバーの店内となる。 加藤大介がいる。 森繁久弥が並んで飲んでいる。 そうだそうだ、この店に原 節子が扮する小早川家の嫁で未亡人となっている秋子が現れるのだ。 見ているうちにさまざま思いだし、またも浪花千栄子のなめらかな演技にほれぼれしてしまう。 その浪花千栄子が暮らす家の造りに陽くんが興味を示し「複雑な構造の家だなぁ、家の中に中庭がある。中庭は四角いの?」という。 小さな廊下がコの字型に囲む中庭だ。 「コの字にしつらえられた造りで、日本家屋によくあるかたちだよ」と答える。 登場人物のだれもが抑えた口ぶりでセリフを喋る。 棒読みとも思えるように感情を抑えたセリフまわしが、やがて実在感に満ちた日常会話となって迫ってくる。 小津安二郎演出の味だ。 あらためて感動しながら画面を見つめていた。 長女・文子の新珠三千代が絶妙。 中村鴈治郎とのやりとりに目を見張る。 また、きょうも印象深かったのが店員・山口信吉をやった山茶花究で、この映画を見るたびにいつもこのひとの出る場面に引き込まれてしまう。 しばらくして、あの強烈なラストシーンがやってくる。 望月優子と笠智衆のふたりがすごい。 カラスがすごい。 映画が終わり、食器を洗ったりするうちに午後3時過ぎとなる。 かみさんが帰ってきた。 陽くんと話している。 ぼくはパソコンを起動させた。 夕食後、テレビニュースで竜巻の続報に見入る。 ほどなくテレビをやめ、録画リストから『CSIマイアミ season6 #128』を選び出し、見た。 ファッションショウのさなか、小道具の手錠が金属柱に触れたとたんに感電、モデルが死ぬ。 捜査の末、被害者が服役中の麻薬シンジケートのボス、ジョン・ラドリックの妻と判明。 同じ刑務所にいるホレイショウの息子カイルにまで影響がおよぶ展開となる。 ううむ、正味40分ほどの中にこれだけのエピソードを持ち込むとは(!) 省きすぎず、もちろん無駄なく、みごとにまとめていることに感服する。
![]() 夜明けに目が覚めた。 時計を見ると4時40分である。 今朝は寝坊ができない。 8時に出かけるので6時半には起きなければならない。 ラジオをつけると坂本小百合さんという女の人が動物園の話をしている。 象を飼う計画があるらしい。 象の楽園を作りたいというのだ。 誕生日花は花水木の花(水木科)。 ワシントン市へ桜を贈ったお返しに、1915(大正4)年、米国から贈られた花なのだそうだ。 花ことばは「公平にする」。 今朝、紹介された句。 春尽きて山みな甲斐に走りけり 前田普羅 5時のニュース、低気圧の影響で東北に記録的な大雨。 さらに数時間ほど降りつづき、150ミリの雨量となるところもあるという。 川の増水に要注意。 川端総務大臣、サイバー攻撃防備の日EU政策。 共産党は脱原発を党の方針とすることを決定。 きょうは何の日のトップは「五四運動」だった。 1919年のきょう、1919年の5月4日、北京の学生が起こした「反日示威運動」のことだ。 8時には家を出て、下のバス停から8時7分のバスに乗り京王八王子駅ヘ。 8時32分発の準特急で新宿に行き、地下通路経由で中央線ホームに向かう。 きょうはゴールデン・ウィーク恒例のドキュメンタリー映画祭2日めで、ぼくはきょう最初に上映が予定されている『狂夏の烙印』を見ようと思っている。 開始時刻が10時半なので八王子の奥から出向くには8時過ぎのバスに乗らなければならないのである。 新宿駅。 京王線からJRへの乗り換え改札を抜け、中央口に至る地下通路をゆっくり歩く。 この通路は京王線からの乗り換えに便利なのだが、途中で10数段の階段を下って、すぐまた上らなければならない。 息が苦しくなってしまうので普段は利用しない。 中央線ホームで時計を見上げると9時半だ。 ほぼ予定通りだなと思いながら上り快速に乗る。 さすがに連休中だけあり、車内はがらがらだ。 お茶の水駅で向かいの総武線に乗り換え、ドアが閉まって動き出して2秒後、急停車した。 しばらくしてから「新小岩駅で人身事故が発生しました」のアナウンス。 数分おいて「この電車は運行差し止めになる可能性があります」という。 両国でついに運転ストップ。 ともかく降りて、西口から出た。 目的地である上映会場・小松川区民センターに電話をかけると、ホールには繋がらないそうで「折り返しこちらから電話をしますから番号を」という。 小岩行きバスを待っているところヘ携帯が鳴り、上映会主宰者の藤崎さんが折り返し電話をかけてくれたのだった。 状態を伝えると上映開始を30分遅らせましょうとのこと。 それがいいと答えたものの、ぼくは間に合わない。 遅れても入れるかとか、小松川区民センターにエレベーターがあるかとかを訊ね、回答を得てバスに乗った。 振り替え輸送のせいもあって、車内はぎゅう混み。 停留所の名やら車内放送やらをたしかめながら江戸川区の街並みを眺めていた。 小松川3丁目という停留所で下車。 すぐ先に交番があったので道案内をしてもらう。 上の写真は、教えられた道を歩いていて撮ったもの。 区民センターはまっすぐ行った右側にあると聞いた。 休日のせいなのか、昼どきという時間帯だからか、閑散とした道だった。 伊藤園実監督『狂夏の烙印』が目当ての作品だったが、上映開始時刻を延ばしたものの、すでに3分の1ほど進んでいる。 あと1時間あると聞き、チケットを求めた。 上映中の場内に入る。 暗い中をそろっと歩き、手近な座席が空いているのを確かめながらそおっと座るあの感覚は、思えばずいぶん久しぶりのものだった。 『狂夏の烙印』は在韓被爆者の苦悩を取り上げた95分のドキュメンタリー・ヴィデオ作品。 韓国に飛んで取材を重ねた作品で、韓国語をそのまま生かしたインタヴュー構成は意欲を感じさせる手法だった。 在韓被爆者とは、戦争中、広島での肉体労働にかり出されたばかりに原子爆弾の投下に居合わせることとなったのち韓国に帰ったひとたちをいう。 そう聞いただけで、被災した誰でもがいちばん苦しいときに日本政府は何も手をさしのべる努力をしなかったのだなと推測できる。 事実その通りだったようで、たとえば「原爆健康手帳」の発行だけでも凄まじいほどの差別があったらしい。 「海外からの手帳交付申請を可能とする」となったのが何と2008年(平成20年)12月だったというのだから驚いてしまう。 ついこの間まで、同じ被爆者でありながら、医療手当など生活に密接する政府からの援助を受けられなかったわけだ。 この映画を見ていると、海外でよく聞く日本国は外国人に対する敷居が異常に高いという話を思い出すのだった。 休憩時間に川島安信さんや大洞陽佑さん、四宮鐡男さん、撮影の堀田泰寛さん、三木実さん、板谷恒男さんといった、かつて岩波映画で一緒に仕事をした仲間たちと久闊を叙する。 午後からは「特別上映・塚谷陽一作品選」と題された短編集を見た。 ハンディキャップを負っている青年・塚谷さんが、障碍者が働くパン屋さん「ぷかぷか」での日常を撮った短編集である。 厨房とか年賀状とかパン工房とか、シーン別のタイトルが付された短編集は心象風景の映像日記を思わせる記録で、いってみれば見たい観客だけが見るための作品だ。 いい換えるとそれは、見せる工夫につながるテクニックを排した作りかたによる映像で、ぼくは内容よりも作品そのものの存在に価値があると感じた。 この作品の上映を強く推したのが四宮鐵男さん(しのちゃん)だったと聞いて腑に落ちた。 むかし、一緒に仕事をしているころ、しのちゃんが口癖のようにいっていたのが「映画は誰でも撮れる。誰もが映画を撮るようになる日が待ち遠しい」ということだった。 いや、そういう中身のことという意味で、じっさいに「待ち遠しい」といっていたわけではないが。 ただ、この発想にはぼくも大賛成で、たとえばのちにスティーヴン・スピルバーグが8歳だかのときに8ミリキャメラをプレゼントされ、13歳か14歳のころ最初の映画を撮ったと いうエピソードを知った際に、アメリカはずいぶん前から「だれでも映画を撮ること」が通用していていいなと考えたものだった。 同じ8ミリキャメラが日本で急普及したのが1960年代後半だったと思うが、ぼくの知る限り、市民生活の中では写真アルバムのムーヴィー版といった域をでることはなく、それが 映画作品に結びついていった例を聞いたことがない。 塚谷さんの記録映像は、まさにしのちゃんの主張が少しばかり象徴的に現実化したもので、ぼくはそこに価値を感じたのだった。 何本かの短編の中で、ぼくが気に入ったのは「パン工房」という1本だ。 クリーム色の壁と働く仲間のアップショット、殊にうしろ姿のアップショットだけが撮影されていったような1本なのだが、望遠系レンズでとらえられたその映像群は何とも不思議に 美しいのだった。 クリーム色の壁や戸口や棚を背景にひとのアップショットを撮ると、不思議な美しさによる快さが生まれるのだなという感想をもったのは以上のような過程を経てのことだった。 終わってから平井駅近くの店で談笑。 飲み屋が開店する時間ではなく、喫茶店に入った。 ぼくはコーヒーだが、ほか4人はビール。 当初の本数を飲み干してから、もう2本、もう1本と、果てしなくビールを注文していた。 久しぶりの仲間たちと久しぶりの映画談義。 そして旧知のひとたちに関するうわさ話。 帰ってから食事。 さんまの生干し開きがうまかった。 牛肉すき焼きふうもうまい。 『CSIマイアミ season6 #127』を見る。 日蝕のさなかにプールデッキで絞殺事件が起きる話である。 日蝕中の悪事は不吉、同類を呼び込むのよとアレックス。 この回からウルフが復職する。 風呂から上がった午前0時過ぎ、twitterでNYで開催中の小出裕彰さん講演会がU-stで中継されている。 質問時間の途中から見た。小出さんの回答は具体的で丁寧、影響が大きそうだ。
毎日新聞の見出し。 「関越道バス事故:『あすは我が身』運転手たちの不安と不満」……。 欠陥だらけの規則をつくっておいて犠牲者が出ないと決して見直そうとしない官僚と政治家どもめ。 彼らこそが、裏にかくれた真の加害者だ。 逮捕された運転手が疲労のあまり眠ってしまったと答えている。 関越道の深夜バス事故は運行管理の捜査が重視されるな。 フランスの原子力発電所にグリーンピース・メンバーがまたも潜り込む。 セキュリティーの欠陥を突く潜入作戦。 成功のもようをネット動画で見た。 こうしたメディアが大発展する状態を前に、いま生きているおもしろさを実感する。 『CSIニューヨーク#112』を見る。 セントラルパークの俯瞰ショットが夏から冬に変わり、ロードアイランド州プロヴィデンスでの投身自殺に跳ぶ。 続いてNYの劇場で射殺事件。 すばらしい導入部だ。 午前11時すぎ、一旦横になる。 またも病気みたいにねむい。 夜、映画『ボビー』(Bobby 2006)を見た。 とても気に入ったけれど、知らなかったなぁ、この映画。 これほどの映画に対し、何の意識もはたらいていなかったとは、何とも恥ずかしい。 登場人物のひとり、アンソニー・ホプキンス扮するホテル経営者ジョン・ケイシーのセリフにある通り、これは典型的な「グランドホテル形式」の映画だ。 複数の人物が過ごす同じ時間を描く、その演出と編集ぶりがうまい。 ロバート・ケネディの暗殺を、ぼくはその日の仕事場だった浜町の東京テレビセンターで知った。 ニュース映画の録音日で何かと忙しく、いまもはっきり覚えているが、スタジオを出たり入ったりする合間のある瞬間だった。 廊下からスタジオに足を踏み入れた途端、デスクだった脇野さんが「おい、ロバート・ケネディが暗殺されたぞ!」と教えてくれたのだ。 「えっ」と声を出したきりドアの敷居に乗った足が動かない。 何という国なのだアメリカは、と思った。 東京にいるぼくがそう思うほどなのだから、アメリカの市民は文字通り暗澹(あんたん)たる気分に陥ったにちがいない。 現代史上の事実として、暗殺のエンディングを知っていても身を乗り出して見てしまう。 すぐれた映画だ。 ただ、映画は、いまは疑問視されているパレスチナ人の若者を犯人とする見方を踏襲しているようだ。 その点がちょいとばかり不満だったが、すぐれた映画であるという感想に変わりははない。 アンソニー・ホプキンスが傑出している。 また、ハリー・ベラフォンテが味のある風格を見せてくれる。
![]() 5月になった。 その最初の日、昨夜の寝不足が利いて6時半の目覚めとなる。 カーテンを開けると、白い曇りぞらだ。 新聞をとってきた。 オバマ・野田会談が第1面のトップ見出しだ。 ページをめくり回関連記事を読むと、日米共同声明が出されたが、内容よりも共同声明が発表されたこと自体に意味があるという政府の見方が報告されている。 注目すべき記事だ。 ラジオをつけた。 ニュース主項目は関越道のツアーバス事故。 利益重視、乗客軽視の実態が続々と明らかにされている。 運行の責任はバス会社だけという異様な規定は、昨今、見直されつつあるという。 ホントかい、それ? コーヒーを飲みながらテレビをつけ、録画済みリストからNHKスペシャルの年金ルポ「いま年金に何が ~AIJ事件 そして公的年金~」を選び、見る。 前段は国会招致の際の浅川社長答弁を挟み込みながら現状を伝える内容で、これはまぁ、見なくてもいい。 ざざっと早送りし、後段の厚生年金基金自体を解説しつつ、2008年ごろから基金の破綻が増えてきた状況をルポするくだりから見た。 ニュースその他で報じられたケースも含め、年金基金の運用がうまく行かなくなったことにより加盟する中小企業が直面する事態についてうまくまとめられていた。 かみさん手作りのカツ丼で昼めし。 その後『CSIニューヨーク 5 #111』を見た。 ここではエピソード・ナンバーが通し番号めいて「#111」となっているが、元来は「シーズン5 #19」というらしい、CBSのサイトで知った。 地下鉄車内がトップシーン。 CSIスタッフが誰かを追っていて、もめ事が起こり拳銃を手にする混乱が起きる。 騒ぎの中で乗客のひとりが死亡。 胸に銃弾の穴があり出血している。 CSIラボで、スタッフが電子機器を駆使し、進行中の地下鉄に外部からの銃弾が飛び込んできたという事実を判明させる。 この番組の特徴とはいえ、その過程を伝える映像展開がめざましい。 銃撃は線路沿いビルに住む中国人が家庭内のいさかいで発砲したものだった。 流れ弾が地下鉄内の男に命中したというわけだ。 不幸な事故だったという感じだが、解剖の結果、死んだ男は敗血症で既に死んでいたとわかる。 司法解剖を担当するシド(Dr. Sid Hammerback:Robert Joy)が、死体の下降結腸に妙な異物があるのを見つけ、シェルドン・ホークス(Dr. Sheldon Hawkes:Hill Harper)が、異物の素材について「ヒゲクジラの髭」であることを調べ上げる。 この小道具には恐れ入った。 ニューヨークの先住民、モンティーカン族インディアン(the Montiquan Indian tribe)の末裔が、たとえば繁殖しすぎた野良犬を退治するのに用いた殺害道具だというのだ。 地下鉄で死んだ男の死因は敗血症あるいは腸内感染症だったが、その原因となったのがクジラの髭だったのだ。 リンジーのおなかが大きくなり2か月後に出産予定。 ダニーが赤ん坊の名前を考えている。 『CSI:NY5 #19』は充実した内容だった。 3時45分にバス停でかみさんと約束してあるので支度を始めた。 会って頼まれた物を渡し、ぼくは一足先にバスで八王子駅ヘ向かう。 市役所の南口事務所やら銀行やらに用事があるのだ。 上の写真はその途中で撮った南口界隈。 夜、AXNミステリー局で新しく始まったシリーズ『刑事ヴァランダー #1』を見る。 スウェーデンのミステリー作家、ヘニング・マンケル原作による警察もの「ヴァランダー」シリーズを映像化したものだ。 イギリスの放送局はテレビ番組向けにミステリーを映像化するのがうまいな。 スウェーデンの港町イースタの警察に勤務する刑事ヴァランダーは、ある日、15歳の少女が菜の花畑で焼身自殺をする場面に直面する。 理由も背景もわからないまま、スウェーデン法相が殺されるという事件が発生。 さらに、高名な画商が殺され、5人家族の父親が殺され、その目玉のない死体が見つかり、やがて元警察官の老人が犯罪組織と関わりをもつらしいと判ってくる。 悪辣な犯罪組織のありようはCSI:NYの設定を連想させるが、描きかたに生活感を欠かさないところは『フロスト警部』シリーズにも似て、いかにも英国風だ。 やれやれ、またも気になるテレビ映画シリーズが始まってしまったな。 海外ミステリードラマの追っかけで忙しくなりそうだ。
![]() 曇り。 いまにも雨が降りだしそうな曇りぞらだ。 きょう4月30日は米国でジョージ・ワシントンが初代大統領に就任した日(1874年)であり、ドイツでアドルフ・ヒトラーが自殺した日(1945年)でもある。 過去の同じ日付の日に起きたことを知ると、時間の流れを物理的に感じる気分になる。 1975年のきょうには、ヴェトナム戦争の終結があった。 南ヴェトナム側が解放戦線に降伏したのだ。 思い出すが、その年の4月上旬、青山で桜を観ようと女ともだちのせっちゃんや田島くんと待ち合わせたのだった。 ものすごく寒い晩で観桜呑み会はとりやめ。 その後どうしたかを覚えていないが、まちがいなく新宿へ出て深夜過ぎまでウィスキーを飲んだのだろう。 ラジオで気象情報を聞く。 終日、雲が多い日になるらしい。 6時のニュースは、関越道事故の続報だ。 バス会社を捜索すると伝えている。 朝、金沢に着いて午後4時ごろまでホテルで休み、そのまま1人で新宿から東京ディズニーランドに向かうスケジュールになっていたという。 ひどい運行予定だ。 2007年に大阪吹田市で起きた事故とまったく同じ構図。 問題の大もとには2000年の規制緩和がある。 枕元のラジオでニュースを聞き終えてから起きた。 月曜日だがふりかえ休日なのだそうだ。 シフト勤務のかみさんはいつも通りの8時出勤。
![]() 晴れ。 陽射しが強く気温が上がりそうな朝だ。 今朝いちばんのニュースは高速道路での交通事故だった。 午前5時前に関越道で大型バスが側壁に衝突。 心肺停止5人に加え43人の怪我人が出ており、そのうち14人が重症という。 金沢発新宿経由東京ディズニーランド行き深夜バスなのだそうだ。 とっさに、数年前の冬だったと思うが、大阪・吹田で起きた深夜長距離バスの大事故を思い出した。 あの事故はバス運転手の過労が根底にあったが、今回の事故もたぶん同じように運転手の過労とか睡眠不足とかに原因があったにちがいない。 報道機関にいる者は推量に基づくそんな記事は書けないが、ぼくはこの事故について運転手の過労を生んだシステムに問題があると書いておきたい。 6時半のニュースでは亀岡市の突っ込み事故で重症だった小学生の女の子の死亡を報じている。 あの事故も運転していた者の側に原因があると分かり切っている。 ただし、法律的には容易に断定できない要素があり、そのひとつが「ひと晩中寝ないで運転していた事実」なのだそうだ。 未熟運転と断定できるなら重い罪に問うことができるのだが、本当に未熟ならば長時間ひとりで運転するのは不可能であるはず、ということになってしまうらしい。 休みのかみさんは6時に起き、小金井に出かける支度を始めていた。 関越道事故、8時のニュースでは心肺停止7人、怪我人45人と増えている。 関越道の上り車線は藤岡ジャンクション付近で通行止めだそうだ。 8時55分、テレビ画面に臨時ニュースのテロップ、関越道のバス事故で7人死亡が伝えられた。 8時すぎにサンデーモーニング。 今朝は萱野稔人さんという新しいコメンテイターが加わっている。 津田塾大学国際関係学科の教授だ。 9時からはチャンネルをNHKの日曜討論に切り替えた。 大飯原子力発電所の再稼働をめぐる討議が行われている。 参加者は、植田和弘京大教授、金子勝慶應大学教授、飯田哲也環境エネルギー政策研究所所長、沢昭裕国際環境研究所所長、橘川武郎一橋大学教授、柏木孝夫東京工業大学教授。 このくだり、あとで書き足したい。 10時のニュース。 長距離バス事故の続報。 7人死亡、39人重軽傷。バス会社の社長は、運転手1人だったがそれで問題はないといっているそうだ。。 事故時、運転手は寝ていたことがわかる。 午後、久しぶりに『フロスト警部 #17』を見る。 夜、9時すぎに映画『浅草物語』を見た。 山本富士子の妖艶な美しさに目を見張った。 壮絶ともいえる気迫の妖艶美なのであった。 また森雅之の不逞ぶりも悪くない。 笑いかたや、口のききかたに動じない存在感がにじみ出ていた。 つづく │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |
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