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テーマ:日々自然観察(9860)
カテゴリ:昆虫(カメムシ)
赤と黒の模様で中々大人っぽい柄をしている。真っ赤な胸部の背側に十字に掘られた黒くて深い溝がある。胸は頭部に向かって余り窄まらず、かなり「怒り肩」になっている。こんなサシガメいたかいな?? その内、身繕いを始めた。「雨量計」の底に溜まっていた雨水で濡れたらしい。後で写真を良く見てみると、中肢と後肢の両方を使って翅を擦っている。先日のキイロナミホシヒラタアブではないが、随分器用な奴。
身繕いが済むと、翅を広げて何処とも無く飛んでいってしまった。もう少し撮りたかったのだが・・・。
さて、この虫、本当にサシガメか? 調べてみたらやはりサシガメで、アカシマサシガメと言う種類であった。サシガメ類はカメムシの仲間だが、植物の汁を吸うのではなく、昆虫その他の小動物の体液を吸う。「サシガメ」とは「刺すカメムシ」の意。刺す時に毒液を注入するので、アシナガバチ類に刺された程度に痛いとのこと。首の長いカメムシを見たら御用心。 このアカシマサシガメ、葉の上ではなく、地表を徘徊してヤスデ類を好んで捕食すると言う。それならば、クリスマスローズの葉に載せて写真を撮ったのは一寸マズかった。不適切な「やらせ」になってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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