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我が家の庭の生き物たち

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2007.11.22 楽天プロフィール Add to Google XML

ヨモギヒョウタンカスミカメ
[ 昆虫(カメムシ) ]    


 今日は、またコナラの葉裏の話に戻る。

 葉裏にはアブラムシが居るので、其処には当然アリも来ている。しかし、一見アリに似ているが、その挙動が何となくおかしい虫が居るのに気が付いた。マクロレンズで覗いてみると、アリではなく、カメムシの1種であった。

 体長約5mm、葉裏に居る生き物の中では大きい方。この程度の大きさのカメムシ(カスミカメムシ科、ナガカメムシ科)には非常に足早に歩くものが多く、少し遠目で見ると、アリと区別が付かない。

 しかし、成虫の場合、近くから見れば体が扁平なのでアリではないことが分かる(翅の無い幼虫の場合は近くから見ても間違え易い)。


ヨモギヒョウタンカスミカメ1
ヨモギヒョウタンカスミカメ.体長約5mm.色合いが洒落ている(2007/11/06)



 茶味を帯びた赤と黒の下地に白い筋を数本引いて、中々洒落た色柄のカメムシである。

 種類を調べると、カスミカメムシ科のヒョウタンカスミカメの仲間(Pilophorus属)であることが分かった。しかし、この属には類似種が沢山居るので、種まで判別するのは容易ではない。

ヨモギヒョウタンカスミカメ2
斜め上から見たヨモギヒョウタンカスミカメ(2007/11/06)



 図鑑では今一つ情報が不足なのでInternetで調べてみると、「農業環境イベントリーセンター」がやっているサイトに「日本産ヒョウタンカスミカメ族の図説検索」があるのを見付けた。

 その検索表をたどると、ヨモギヒョウタンカスミカメに落ちた。この種は「カメムシ図鑑」では「主にヨモギ類で発見される。個体数はあまり多くない」と書かれている。しかし、我が家のコナラの葉裏にはかなり居る。

 本当にヨモギヒョウタンカスミカメだろうか?

ヨモギヒョウタンカスミカメ3
真横から見たヨモギヒョウタンカスミカメ.背中に起立毛は認められない(2007/11/06)



 一方只のヒョウタンカスミカメは普通種で、図鑑には「多くの落葉広葉樹やときに多年生草本上で生活する」とある。都内の私鉄の駅から僅か250mの我が家のコナラに居るのは、当然、この落葉広葉樹に生活する普通種の方だろう。ところが、こちらは背面に起立毛があるのだが、我が家に居るカメムシには、どの写真を見てもそれがない。触角第2節は筒状で、後脛節は真っ直ぐ、それと触角第3節の半分位が着色しているので、やはりヨモギヒョウタンカスミカメになってしまう。

 この検索表が正しいと言う保証はないのだが、まァ、学術論文ではないから、ヨモギヒョウタンカスミカメとしておく。

ヨモギヒョウタンカスミカメ4
ヨモギヒョウタンカスミカメの顔.この仲間には単眼がない.

嘗ては「メクラガメ」と呼ばれたが、差別用語だと言うので

「カスミカメ」にかわった(2007/11/06)



 今日も、読者には余り興味のない、種の判別に伴うややこしい話になってしまった。最近はどうも、文章がガサガサして、潤いに欠ける。いけませんな!!


 このカメムシ、植物に悪さをするのではなく、実は、アブラムシを捕食する益虫の様である。捕食の様子と幼虫の写真は、写真の枚数が多くなり過ぎるので、また次の機会に。




最終更新日  2007.12.18 08:45:47
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