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テーマ:日々自然観察(9868)
カテゴリ:その他の動物
前述の様に、このカナヘビ君、人を恐れない。他の人は知らないが、少なくとも私が近寄っても逃げない。其処で、カナヘビ君の顔を等倍接写してみることにした。
最初の2枚の写真は、横を少し詰めてあるが、上下は原画の儘である。等倍接写だから、画像の上下の実寸法は焦点面でCCDの縦幅と同じ15.8mmの筈である。 ・・・カナヘビ君、思ったよりも小さい。もっと大きく写るかと思った。
期待通りに大きく写らなかったので、眼の部分だけを拡大してみた。あまり「円らな瞳」でなくて些かガッカリだが、虹彩に不規則な模様があるのがよく分かる。特に眼の後の部分では縞模様になっている。 反対側の眼(1枚目の写真)を見てみると、やはり同じ様な模様がある。そこで、Internetでカナヘビの色々な画像を調べてみた。すると・・・、我が家のカナヘビ君だけではなく、どのニホンカナヘビにも虹彩の後の部分に不規則な縞模様があるではないか。どうやら、種(或いはそれより上位のレベル)としての特徴と考えてよいらしい。 人の虹彩の模様は指紋と同様個人によって異なり、最近は虹彩識別システムと言う装置も出来ている。これは恐らくニホンカナヘビでも同じであろう。だから、虹彩の写真を撮ることによって、我が家のカナヘビ達(多い時は4匹)の個体識別することが可能になるはずである。 しかし、これには大きな問題がある。「我が家のカナヘビ君」以外のカナヘビは、眼の詳細な写真が撮れるほどに近づけば、みな逃げてしまうのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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