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2010.11.10
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 今年の秋は、例年に比して、我が家の庭を訪れるハナアブの種類が多い。先日紹介したキスネクロハナアブシママメヒラタアブは初めて見るハナアブだったし、2年に1度位しか姿を見られないキゴシハナアブも今年は既に何回かやって来た。

 今日、紹介するオオフタホシヒラタアブSyrphus ribesii)も普段は滅多に現れない、この辺りではかなり稀なハナアブである。しかし、今年はその姿を3~4回も見ている。やはり、これもこの夏が異常に暑かったことと関係しているのであろうか。



オオフタホシヒラタアブ(雌)1


オオフタホシヒラタアブの雌.体長15mmと大きい

背景がセイタカアワダチソウなので色が映えない

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/22)

 実は、このオオフタホシヒラタアブは、既に4年前に紹介済みである。しかし、この時は遠くから産卵している所を背面から撮った同じ様な写真2枚しか掲載出来なかった。産卵中だから体を丸めており、頭やお尻は良く写っていない。

 今回の写真も枚数は多くはないが、ずっと近寄って撮影しているし、また、色々な角度からも撮影してある。種の特徴がかなり良く出ていると思うので、再掲載することにしたのである。



オオフタホシヒラタアブ(雌)2


触角の基部後半分を取り巻く様に黒色紋が認められる

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/22)

 ハナアブ科(Syrphidae)ヒラタアブ亜科(Syrphinae)ヒラタアブ族(Syrphini)に属す。兎に角、名前の通り大きなヒラタアブである。少なくともこの辺り(東京都世田谷区西部)で、プーンと云う羽音がハッキリ聞こえるヒラタアブは、このオオフタホシヒラタアブだけだと思う。

 写真の個体の体長は約15mm、翅長は12.5mm、一寸信じがたい大きさだが、等倍撮影した時の虫の大きさを予め等倍撮影してあるスケールと比較すると、そう云う大きさになる。


オオフタホシヒラタアブ(雌)3


顔には黒色中条は認められない.眼は無毛に見える

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/22)

 このオオフタホシヒラタアブは、前回の「アシブトハナアブ(雌:黒化型)」の様に腹背の模様が変化することは殆どない様である。大きさと斑紋で、殆ど種が確定する感があるが、もう一つ、この種特有の特徴がある。

 額の半月と呼ばれる部分に見られる黒色紋である。触角の基部後半分を取り巻く様に、3つに分かれた先の尖った部分を持つ黒色紋が認められる。この個体では、その紋と単眼の間はかなり色が薄くなっているが、後日撮影した別個体では単眼まで色が濃かった。


オオフタホシヒラタアブ(雌)4


後腿節は基部のみが黒色で他は黄褐色.腹部腹板の模様が面白い

(写真クリックで拡大表示)

(2010/10/22)

 その「後日撮影した個体」だが、写真はもうない。勿論チャンと撮影したのである。焦点もピッタシ合っていた。しかし、画像をコムピュータで見てビックリ、ザラザラで細部不詳、ISOを前日に1600に設定していたのを忘れていたのである。

 このカメラ、通常の写真ならばISO1600でも良く写るのだが(例えば「アオサギ」)、ピクセル等倍まで拡大することもある昆虫の写真では、ISO1600は全く使用に耐えない。全部没→消去してしまった。しかし、今考えると読者の参考の為にとって置いた方が良かったと思うが・・・、後悔先に立たず。







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最終更新日  2010.11.10 16:45:55
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