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クロニクル ダービー始まる
1780(安永9)年5月7日 1780年というと、日本史では、田沼時代にあたります。 米国では独立戦争の最中、フランス革命はまだ始まって おりません。 227年も前のこの日、イギリスはロンドン郊外の ダービー伯爵領、エプソムで最初のダービーレース が行われました。 そうです。ダービーはイギリスの1人の貴族が始め、 今も彼の姓をそのまま冠しているのです。 名門ダービー伯爵家の第12代当主、スタンリーは 無類の馬好き、貴族同士が自分の持ち馬自慢に 賭け競争(競馬)をすることが流行っていたことから、 自らの所領に、競馬用のコースをしつらえ、 サラブレッド4歳馬、牡馬、牝馬混合のレースを ダービー杯と称して始めたのでした。 彼自身、まさか今日まで続く超ビッグレースに 育つとは想像していなかったのでしょうが、 国王まで観戦に訪れたレースは貴賓たちの 重要な社交の場として、また馬好きたちの 功名心をくすぐり、毎年初夏に繰り返し 行われるようになっていったのです。 そうなると、上昇志向のブルジョワたちの 関心も集め、何とかダービーレースを観戦 できる(当時はダービー伯の招待者のみが 入場できたのです)身分になりたいと、それは 大変な関心を集めたのでした。 何しろ、国王以下王族も大挙出席される催し です。イギリス中の貴族が贅を凝らした服装で 観戦席に陣取るのですから、遠くからでも 眺めてみたいと考えるのも、人情として分かります。 こうして、ダービーレースはイギリスの国民的 行事に成長していったのです。 現在は、6月の第1水曜日に行われています。 教会に通う日である日曜日に、競馬のレースを 行うような不謹慎なことは、イギリスの紳士・淑女は 潔しとしないのですね。ダービーの行われる日は、 ダービーデーと称して、諸官庁から一流企業は どこも休業とする粋な計らいが行われているのです。 この辺が何でも日曜日の日本とは違うところ ですね。 ところで、このレース、2度の世界大戦中だけは、 エプソムを避けて、別の場所で行われました (それでも実施され続けたのです)が、現在もなお エプソムで行われ続けています。 国王臨席の伝統もなお守られており、王室 所有のサラブレッドが出場することもあります。 開かれた王室の好例の一つでしょうか。 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@za.wakwak.com> Sent: Monday, May 07, 2007 9:52 AM Subject: 7日の日記 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |