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ただそこにある日常

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May 9, 2013
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本日発売の漫画週刊誌『モーニング』に連載が開始された島田荘司氏原作の『ミタライ』。
殺人事件現場のトリックに数字錠が出てくるのだが、探偵の解説が数学的に錯誤が甚だしくて、一気に読む気が失せた。

ネタバレするので、興味のある人は以下は読まないでねw



















数字錠とは一般でもよく見かける複数の10桁の数字を合わせる鍵のこと。
その解説として野球の打順組み合わせを出しているのだが、それ自体が解説として不適当。
数字錠の組み合わせは例えば3桁を組み合わす場合、000~999までの1000通りしかない。
4桁でも10000通り。
作者の提示する野球打順の組み合わせとは桁が違うw.
それをなぜ野球選手の組み合わせ(9の!=階乗で表しているので、36万2800通り)としているのか、必然性がないのである。
3つの数字鍵があったとしても、その組み合わせは1000通り×3の3000。4桁ばかりの数字鍵でも3万通りしかない。

トリックとして和を合わせるのが大変だということを言いたいのかもしれないが、順列組み合わせの公式の基本を理解していない=中学生のレベルの数学問題もわかっていない……としか思えないのである。

なにより、実生活において3桁の数字錠を解錠するにはそれほど髪 サラサラに手間はかからないという体験がないの?……と疑ってしまうw

その考えを加速させているのが、桁を合わせるのを作品上は2秒に1回としているということ。
どう考えても、無理がある。数字鍵って合ったら即座に開くし、解錠ボタンを押すタイプでも、2秒はかからないはず。

島田氏を貶すわけではないが、数字錠を触ったことがないのではと思えるほどリアリティがない。

実際、海外用に使用しているトランクの数字錠の解錠ナンバーをど忘れして、000から始めたことがあるが、ほんの10分ほどで正解にたどり着いた事がある。
組み合わせは1000通りのうち、後半部分だったが、それでも5分以内だった。

そんなトリックをさも大仰に言うのはいいが、編集サイドからまったく異論が出なかったのか……。
そこが気になってしょうがないw。





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Last updated  May 9, 2013 07:02:27 AM
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