ウインカースイッチ
前回右ハンドルスイッチをハヤブサ用に換装した際ライトスイッチと引換えにハザードスイッチを失ってしまった訳ですが今回、ハザードスイッチを復活させるべく「ハザードスイッチの付いた左ハンドルスイッチに換装」を行いますなんかもうムチャクチャですねw私の調べた限りではヤマハとカワサキは左にハザードホンダ、スズキは右にハザードが付くパターンが多いようです(ヤマハでも右に付いてる場合もありますが)と言うわけで、今回私が狙いを定めたのはヤマハ、YZF-R6の2007年モデル(ヨーロッパ仕様)どうもSS系から流用したがる傾向がありますwやっぱりコレもカナダ仕様とヨーロッパ仕様が存在し、カナダ仕様にはハザードスイッチはおろかパッシングスイッチすら存在しないというシロモノですスカイウェイブ純正と比較してみたの図ちなみに品番は2C0-83969-00 スイッチ,ハンドル5お値段¥6017です。今回さすがにメーカーが違うのでポン付けという訳にはいきません純正は13Pカプラ[オス]ですが(黄色いほう)YZFは10Pカプラ[メス]ですなんでこんな線の数が違うのかというと…ウィンカーポジションが在るか無いかの違いです。純正スイッチは左ウインカーを出した時、左ウインカー点滅信号を出すと同時に左ポジションの電気をカットする回路になっていますウインカー出した時にポジションがカットできないと、ウインカーが「点滅」ではなく「明暗」になってしまい保安基準に適合せず、視認性も悪化するので危険な状態です。今回交換するYZF-R6のウインカースイッチにはその回路がありません。ウィンカーポジションを諦めて点灯させないか、配線加工でなんとかする必要がありますまぁなんとかするんですけどね…まずはカプラ形状が違うので変換ハーネスを作ってやる必要があります。例によってカプラの調達は配線COMさんです。13P(090型)-住友MTシリーズオス端子側カプラーキット10P(090型)-住友HMシリーズメス端子側カプラーキットこの2つがあれば事足りるはずです。スカイウェイブ(CK44/K7)のカプラ配線は…黒:左ウィンカー信号空:ウィンカー電源若葉:右ウィンカー信号黒/青:ホーン黒/白:アース(ホーン用)黄,橙/赤:HIビーム電源桃:ウィンカーポジション電源濃茶:左ウィンカーポジション信号濃緑:右ウィンカーポジション信号黒/赤,黒/緑:ブレーキスイッチ白:Lowビーム用予備配線この内、白配線だけは本体側メインハーネスに繋がっていないので無視します(メインハーネス側カプラに何も刺さってない)※これは片目点灯仕様(K7)の配線です。両目点灯の場合違う可能性があります続いてYZF-R6のカプラ配線赤/黄,黄:HIビーム電源茶:ホーン茶/白:ウィンカー電源濃緑:右ウィンカー信号濃茶:左ウィンカー信号黄/白:パッシング信号黄/黒,黄/青:クラッチスイッチ黒:ホーン用アース?カプラの黒だけはスイッチの中を通らず平端子になっています。良く分かりませんが無視しましたwあとは対応する線を繋げていけばいいのですが問題はウィンカーポジションです。スカイウェイブはウィンカースイッチ接点が6個もあるおかげでポジション機能を作動できますが、YZFは接点が3個しかありません。ポジション機能を作動させるにはウィンカーOFF時に導通があり、且つウィンカー出した時だけ電気を遮断する接点が必要になります。ここで思いつくのはB接点リレーです。ウィンカー信号線にB接点リレーを挟みウインカー出した時だけ電気をカットするしかしそれだけではキッチリ作動しません。ウィンカー信号線はウィンカーリレーを経由していますので「点滅信号」しか送れませんウインカーが光った時(点)はB接点リレーが作動し、ポジション電源をカットしますが消えた時(滅)は当然…ポジション電源も入り、実際にウィンカーは消えずポジションと同じ明るさで点いてしまいます。要するにウィンカーは点滅せず、点・暗になるという事ですそこで!ウインカーが点滅する、「滅」時のみ(時間にして1秒程度でしょうか)リレーコイルに電気を流すことが出来るコンデンサーを接続します。コンデンサとは一時的に電気を蓄え、放出してくれる便利なヤツです。電気詳しくない人はもう訳わかんねぇよって感じですかね…まぁ自分もそうでしたが自分でやってみないと覚えないモンですねコイツをリレーコイルの配線へ並列に接続します。左と右で1個づつ、計2個使用します。ここまでやって、やっと変換ハーネスの作成が終了ですハンドルに装着する際、周り止めのポッチの位置が純正と全く違う為新たに穴を開けるか、ポッチを削り取る必要があります。私はハンドルに穴開けましたが、穴位置が真下になるので非常にやりにくかったですヽ(;´Д`)ノまぁまぁ、違和感無く納まってるんじゃないでしょうか慣れないとハザード押しにくいですw