分けられな~いでワクワクするこの本は、1/3が水の結晶の写真。色んな形のものが載っている。それは、驚きと同時に感動のアラシだった... 人間は、受精卵の時には99%が、生まれた時には90%が、成人すると70%が、命を閉じる時になって50%をきる、【水】でできている。 この大半を占める【水】が、すべての答えを知っていると著者は言うのである。 写真につけられた短いコメント。主役の【水の結晶】。 この二つが私の心にもたらしたものは、神の存在への確信...そういって誤解を受けるなら、大いなる意志の存在への確信だ。 まさに、大いなる意志が姿を現わした。それが【水の結晶】なんだ。 【水】に、音楽を聴かせてみる。ベートーヴェンの「田園」などクラシック音楽を聴かせたものは、個性を発揮しながら美しい結晶を見せてくれている。怒りと反抗の言葉に満ちたヘビーメタルの曲を聴かせたものは、バラバラにくずれて結晶になっていない。 【水】に言葉を見せてみる。 「ありがとう」を見せたものは、すばらしい六角形の、実にきれいな結晶だ。どこの国の言葉でも「ありがとう」を意味する言葉では、みな美しい結晶を見せている。もう一つは「ばかやろう」を見せた。結晶になんて程遠い、醜い姿が現れる。 この実験の結果を知って、みなさんはどう感じるだろうか? さっきも書いたように、人間の体は大半が【水】でできている。汚い言葉、怒りに満ちた言葉、怒声などを浴びせていると、【水】でできている私たちの体は、いったいどうなってしまうのだろうか... 反対に、愛と感謝に満ちた言葉、心が温かくなるような言葉、優しい言葉を、頻繁にかけてもらって育った子は、どんなすばらしい大人になっていくのだろう♪ 最後に、著者の言葉を少し書いておきます。 ★水は私たちに、どう生きればいいのかということを、明確に教えてくれます。 そして、水をめぐるドラマは、細胞の一つから宇宙までつながる果てしない物語です。 ★すべては人間の意識がつくっている。イメージが世界をつくっている。 【水は答えを知っている】 江本勝著 サンマーク出版 |