青森愛犬美容専門学院

みなさま、こんにちは
青森愛犬では、通常の学科の授業の他に、
生徒さん達に幅広い視野を持って欲しいと考え
動物に関わる特別講義を実施しております
少し前のお話になりますが、
２月上旬岩本先生の特別講義を実施しました。
本日はその様子をご紹介したいと思います



何度か学校で特別講義の授業をしてくださっている岩本先生は、
NPO法人北東北捜索犬チーム様の理事長として
捜索犬の育成などさまざまな活動をされていらっしゃいます
今回は、北東北捜索犬チーム様の活動の様子についてお話しいただきました



まず、最初に災害救助犬と嘱託警察犬の違いについて教えていただきました。
この２頭には大きな違いがあります。
みなさん分かりますか
名前から想像は出来そうですが・・・
その違いをパワーポイントを用いて、分かりやすく教えていただきました

ご覧ください
分かりやすいですよね



どちらも捜索をする犬であることに変わりはないのですが、
捜索の対象や方法が違っています

ちなみに、ご覧の３頭のワンちゃん
北東北捜索犬チーム様に所属している文太くんとイチゴちゃんと大ちゃんは、
青森県警嘱託犬でありながら災害救助犬でもあります。
すごいワンちゃんたちなのですよ



リザーブ犬（災害救助候補犬）として、
カシスちゃんとひらりちゃんも控えているそうです
・・・といっても、岩本先生曰く、
まだまだ青森県には災害救助犬は少ないそうです。
そこで、岩本先生はより多くの災害救助犬と嘱託警察犬を育成するため、
NPO法人を立ち上げ日々活動をされているそうです
先生の情熱が感じられますよね。



パワーポイントでは、約６年前の東日本大震災での捜索活動の様子や
昨年起こった熊本地震での捜索活動の様子も教えてくださいました。



青森県から熊本県まで、災害救助犬と共に車で１９００キロ。
実際の捜索現場でとった写真はやはり衝撃的でした。
山が崩れ、足場も悪い中での捜索活動です。



捜索活動は、災害救助犬のワンちゃんにとっても、
一緒に捜索をするハンドラーさんにとっても、
心身ともに消耗するそうです。



こちらは、東日本大震災での捜索活動の様子です。
足場がとても悪いですよね
こんな中で捜索を続けたそうです。



がれきの山での捜索は本当に大変だったと先生はおっしゃっていました



そして、トリマーを目指している生徒さんに向けて、
先生はこんな話をしてくださいました。
現在北東北捜索犬チーム様では、
所属するワンちゃん達のお手入れにも力を入れているそうです。
もちろん、
このお手入れはワンちゃんたちをかわいらしくするのが目的ではありません
ワンちゃん達の捜索活動に支障をきたさないようにすることが目的だそうです。
ワンちゃん達が、余計なことに気をとられることがなく、
いつでも万全の状態で捜索が出来るよう、
体のケアにも努めているそうです

トリミングを学んでいる生徒さんにとっては、
なるほど・・・というお話だったのではないでしょうか



このたびの授業では、
捜索犬と災害現場での実際の捜索に関するお話をたくさん聞かせていただきました
岩本先生貴重なお話をありがとうございました

実はこのとき、授業に災害救助犬のイチゴちゃんが一緒に来ていました。
イチゴちゃんが捜索の実演を見せてくれたり、
生徒さんがイチゴちゃんに指示を出してみたりなどもさせていただきました
その様子は、また次の機会にご紹介させていただきたいと思っております

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