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幸運なことにチケットが手に入った。
咳は小ぶりになりマスクをすればほとんど出ないまでに。 40~50分ごとに休憩が入るのも助かった。 長い幕だと喉が乾燥してきて、咳が出そうになる。 【アイーダ】ノルマ・ファンティーニ 【ラダメス】マルコ・ベルティ 【アムネリス】マリアンナ・タラソワ 【アモナズロ】堀内 康雄 【ランフィス】アルチュン・コチニアン 【エジプト国王】斉木 健詞 【伝令】布施 雅也 【巫女】渡辺 玲美 【合唱指揮】三澤 洋史 【合 唱】新国立劇場合唱団 【バレエ】東京シティ・バレエ団 【児童バレエ】ティアラこうとう・ジュニアバレエ団 【管弦楽】東京交響楽団 以前に2回観ているのに、新鮮な気持ちで豪華なセットをながめる。 そういえば、いつも端の席だった。 1階正面後方からだと壮観。 上演すればするほど赤字だとか、今や世界で一番豪華だとか、そんな話も本当だろうと思える。やっぱり目を奪われる。 オーソドックスな演出が好きというのでもないのだけど、国や時代の設定が変えられていると共感できないことも多い。「アイーダ」はやはりこうあってほしい。 終始紗幕がかかっているのは、空気の乾燥している感じがよく出ていて悪くなかった。 主役2人には、久しぶりに満足。 4年前のモネ劇場DVDを見て昨日はぶつぶつ言っていたが、今日は生で観たせいもあるだろうし、歌手の精進もあると思うけど、声そのものへの感動は今回のアイーダの方がダントツに大きい。 なんといってもファンティーニの安定した歌唱がよかった。 マルコ・ベルティも大いに見直した。 高音が通るとスカッとする。 最近、そういうことが減ったからか(笑)。 多少力任せでも、ラダメスだったらまあいいか、と思えるし。 アムネリスは声量がなくて、主役2人とからむと聞こえない一瞬も。 それでも執拗にヴラヴァを叫ぶ男性が周りにいて、あれは絶対彼女がキレイだったからだと確信している。 堀内さんも劇的な歌唱で心が揺さぶられた。 合唱指揮の三澤さんのHPで、指揮者のフリッツァとの確執が書かれていたせいもあってかなり注目していたが、合唱こそは感動的だった。 イタ・オペのホープのように言われているフリッツァだが、ちょっと飛ばしすぎて歌手が歌い切れないところが最初の方にはあった。それでも客席はフリッツァに対して一番拍手と声援を送っていたが。 平日の公演に行くのは、遅刻するかも(最悪は行けないかも)というリスクもあるがやはり昼間は仕事で喧々諤々と議論したり、交渉事に勝ったり負けたり、抱えるスタッフの問題なんかにどっぷりつかっているので、夕方に気持ちが切り替えられないことが多い。 そのまま仕事のことを考えてしまったり、仕事中の感情の起伏をそのまま持っていたりするけど、公演の最後までそうなるときと、すぐに舞台に引き込まれるときがある。 今回はまさしく後者で、つい仕事のことを考えるけど、すぐに舞台上の出来ごとにハッとする。 劇場に出かけてきてよかったな、と思える一瞬が今日は手に入った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.28 01:28:18
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