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映画(「帝国オーケストラ」)の試写会に行くはずだったが、チケットを譲ってもらったので、かねがね興味があったこのコンサートに向かう。
[出演]エルヴェ・ニケ(Cond)、ル・コンセール・スピリテュエル ・ダンドリュー:戦争の描写 ・ヘンデル:組曲《水上の音楽》第1組曲 HWV348/第2組曲 HWV349 ・ヘンデル:《合奏協奏曲》第4番op.3-4、第5番op.3-5からの抜粋 ・ヘンデル:組曲《水上の音楽》第3組曲 HWV350 ・ヘンデル:組曲《王宮の花火の音楽》HWV351 [アンコール] ・ヘンデル:組曲《王宮の花火の音楽》HWV351より「歓喜:アレグロ」 大人数&大音量のフランス・バロック音楽ということで(身もふたもない?)前評判の高かったコンサート。 《水上の音楽》も《王宮の花火の音楽》も豪奢に演奏するのが似合うと思うので、楽しみだった。 演奏直前に楽器を持ってオケのメンバーが現れると、んん?見たことない楽器がある・・・。 あまりバロック音楽のコンサートには行かないので、古楽器はほとんど知らない。 あの薙刀みたいな大きな管楽器は何??? パンフによると2人配置されてたのはコントラバスーン。 でも・・・よく見かけるのはああいう形状ぢゃなかったと思ふ。 トランペットもホルンもオーボエも、今使われている楽器と違ったけど、パンフに説明があったので納得。古楽器そのままかと思ったけど、そこは妥協的措置をほどこしての復刻版の楽器なのだとか。 管楽器はすべて立って演奏される。トランペットとホルンは右手で楽器を保持し、左手を腰に添える‘オーセンィック’なポーズでかっこいい。 1つ納得したことがあって、以前CDで《水上の音楽》を聴いたとき、金管のあまりの音程にあきれてしまったのだけど、今回もまさしくなかなかの音程(!)で聴かせてくれた。 そしたら、パンフに「バロック時代には演奏家も聴衆も金管楽器の音程に関してコンセンサスを持っていたのではないか」という意見が載っていた。 なるほどねー。 自分で音程を作り出す楽器だし、時代を遡れば、こういうものだったのかもねーと妙に納得した次第。 あまりに大らかで、ある意味イケイケな演奏で楽しかった。 ただ、いつものコンサートと違ってイベント的に自分でとらえていたと思うし、そういう祝祭的な演目でもあったと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.30 00:31:14
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