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■邯鄲の夢
意味:人生の栄枯盛衰のはかないこと。 類語・関連語:邯鄲の枕。黄粱一炊の夢。盧生の夢。一炊の夢。an ephemeral dream of prospertity 解説:一生の短くはかないことの喩え話。過ぎてしまえばみな夢の如し。もとは昔の中国の話。戦国時代,科挙に落第した盧生という書生が,趙の邯鄲で道士の呂翁から栄華が意のままになるという枕を借りて宿で寝た。次第に立身出世して富貴を極めた。しかし目覚めると盧生は書生のままで宿の主人が炊く黄粱がまだ出来上がってないほどの短い時間だったという故事。邯鄲は中国河北省南部の都市。戦国時代,趙の都。交通の要地で商業が栄えた。邯は邑+甘の形声文字。音符の甘(カン)は口中に一線を引いて食物を口にはさむさまの指事文字。舌にのせてうまさ・あまさを味わうの意。鄲は邑+單の形声文字。音符の單ははじき弓の象形文字。借用してひとつの意。夢は夕+上の部分の文字(ボウ)の形声文字。夕は夜の意。ボウは目がはっきりしない,暗いの意。この意が時代と共に廃れ,夢をゆめの意で用いるようになった。 出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 12, 2015 11:49:38 PM
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